強度不足の駐車場上ウッドデッキ~世田谷区

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, ウッドフェンス, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2022年2月21日

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3年前に世田谷区のお客様から駐車場上のウッドデッキが腐り始めているので、一度調査と取り換え工事をした場合の見積もりをいただきたいと依頼され調査にお伺いしていました。

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下部構造部の柱と梁が鉄骨でした。

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床板の一部が腐りベニヤ板で補修されています。

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そのベニヤ板を剥がしてみると現れた根太の断面がみるからに小さく明らかに強度不足の根太が使われていました。
このブログで何度も書いていますように、ウッドデッキの腐る原因は使われる木材が5割、施工法が3割、設計(強度不足)が2割というのが、今まで腐ったウッドデッキの解体を通じて判った経験則です。

今回は使用されている木材と強度不足の設計が合わさった原因で腐っていました。
庭へのウッドデッキと立地条件が違うのにも関わらず、同じような根太サイズで造るられている駐車場上ウッドデッキや2階建てウッドバルコニーが多いのには驚かされます。・・・・多分構造計算をしないで造られているのではないかと思います。

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同様にフェンス支柱も強度不足の上に固定の方法もまずく、ぐらぐらとしていました。こちらは新設時からこんな状態だったとのことでした。

それから3年が経ち、この間に他社からも見積もり依頼されたそうですが、安い見積もりのところは構造計算をしない設計での見積もりだったそうでお断りさせていただいたそうです。
そして既存のウッドデッキの撤去と鉄骨の錆止め塗装をご自分でされた上で当社へご注文いただきました。

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お客様からいただきましたウッドデッキ撤去し錆止め塗装した写真。・・・・・時間はかかったそうですが、ここまでの作業をされたのは凄いです!

この状態を一度チェックし、打ち合わせをして施工へ。

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4面へタープ用のフレームを廻した駐車場上ウッドデッキが完成。

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床板はもちろん、構造部分の根太も強度計算をしたサイズのイペを使用しています。

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家側も、

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外側のタープフレームもフェンスも全てイペ。
・・・・送付していました腐朽試験の結果表をご覧になられていたお客様は、迷うことなく10年保証の付く耐久性一番のイペをお選びでした。

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3年越しでご検討いただいていましたお客様から施工後に、メールをいただきました。

「このたびの工事で素敵なベランダが完成し、家族みんなで喜んでおります。
できるまでどんな感じかドキドキでしたが、想像を超えた出来栄えでした。

3年越しは長かったですが、当初の高い柵で目隠しをバッチリするコンセプトを見直した開放感あふれたベランダは、意外なくらい気持ちいいです。
ベランダができるまで、あれも置きたい、これも置きたいと考えていましたが、あまりの床の美しさに、ものを置くのがもったいなくなってしまいました。

子どもたちは真っ暗な寒空の下、わざわざベランダにキャンプ用の椅子を並べてお茶を飲んでいます。そんな後ろ姿を見て私どもも本当によかったと心が満たされます。

どうか職人さんたちにもよろしくお伝えください。」

またその後アンケートでも、

「以前の柵は弱いので登るのはおろか寄りかからないようにと気をつけていましたが、施工時に柵に乗ってもびくともしない様子に喜びがふくらみました。
床板を切り欠いて柱が立っていたり、こだわりといいものを作ろうという熱意が感じられ満足です。

本当に素敵なベランダを有難うございました。」

と、いただきました。・・・・3年かけてもご満足いただけるウッドデッキを手に入れられてよかったですね!

これで駐車場上ウッドデッキの紹介は終了。次回はマンションベランダウッドデッキを。

避難ハッチと開き戸があるベランダ~世田谷区

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投稿者:technogreen | カテゴリ:マンションベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2021年9月30日

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図面から概算見積もりしていた世田谷区のマンションにお住いのお客様から現地調査のご依頼をいただきました。

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ベランダには避難はしごが付いていて、ウッドデッキに蓋加工をするのがお客様のご希望。
避難はしごの上に蓋を付けるには、蓋の厚みも含めウッドデッキはそれ相応の高さになります。

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ところが開き戸が1ヵ所あります。
当然ながらこの開き戸が開けられるようにするには高さの制限がでてきます。
これらの高さを慎重に測り、今回はなんとかぎりぎりで両方をクリアし施工できることが判りました。・・・・今までで出来ない事もありました。

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その代わり、こちらの室外機はホースが壁に固定されていて蓋加工する高さにすると上に載せられないので、この部分はくり抜き施工することをお客様にご了解いただきました。・・・・マンションベランダウッドデッキでは、常にこの”仕上がり高さ”に関しては「あちらを立てれば、こちらが立たず」の状況が発生します。

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開き戸がぎりぎり開く高さに仕上がってウッドデッキ。

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開き戸の内側から見たウッドデッキ。

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引き戸の内側から。

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室外機部分はくり抜き施工になった為、お客様は室外機カバーを注文され、くり抜きによるすき間を隠すことになりました。

これでマンションベランダウッドデッキの紹介は終了。次回は戸建て庭ウッドデッキを。

 

リビングとの段差を埋めたい~世田谷区

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投稿者:technogreen | カテゴリ:マンションベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2021年1月10日

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世田谷区のマンションへお住いのお客様から資料請求いただきました。
「資料、並びにお見積もりを頂くにはどのような流れになるかご教授頂きたく、何卒よろしくお願い致します。
また、依頼~施工までのプロセス及び期間もご教授頂けたらと思います。」

資料・サンプルの郵送と同時にメールで図面を送付いただければ、見積もりさせていただきますとメールさせていただきました。

「早速のお返事誠にありがとうございます。
資料送付ありがとうございます、届き次第拝見させて頂けたらと思いますが最優先事項は虫が来ない、という点になるかと思います。
またリビングとの段差を埋めたい、修繕時のサポートも必要事項です。

 間取り図面もお送りさせて頂きます。」

その図面から見積書を作成してメールで。今までの経験からしますと図面からでもかなり正確な見積もりが可能です。
その後、お客様から

「ウッドデッキを御社にて進めさせて頂けたらと思いますので契約進めたく、何卒よろしくお願い致します。」
と、メールをいただき調査日を打ち合わせしてお伺い。

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リビングから見て正Lの字ベランダとなっています。

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小さなお子様がいらっしゃるのですが、室内からの段差大きくお子様が出られません。
使わないうちに自然と物置状態になってしまったので、ウッドデッキで”使えるベランダ”に!

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この室外機の下もウッドデッキにしたい!というご希望。ホースカバーで固定されていたのですが、

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室外機の裏側とホースの納まり状況を確認して、なんとかウッドデッキ上へ室外機を載せることができそうです。

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どちらも無事にウッドデッキ上へ設置できた室外機。・・・・・ギリギリでしたけど。

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サッシ水切り天端へ高さを合わせて設置しましたウッドデッキ。

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段差が解消され”使えるベランダ”となりました。

これでマンションベランダウッドデッキの紹介は終了。次回は庭ウッドデッキを。