閉ざされた庭をウッドデッキで~横浜市

0

投稿者:technogreen | カテゴリ:ガレージデッキ(車庫上ウッドデッキ), 最近の施工事例, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2015年11月13日

タグ: , , , , , , ,

今回の紹介は横浜市の駐車場上のウッドデッキ。

同じ駐車場の上にウッドデッキでも、大きく分けますと駐車場と家の敷地が同じ高さの場合と、家の建っている敷地が1段高くなっている場合があります。

今回は後者の家の敷地が一段高くなっているケースです。
この2つのケース、何が違うかといいますと前者は普通は家の2階から出入りし、後者は1階の部屋あるいは庭からの出入りする仕様となります。
また多くは1~3面が擁壁で囲まれている駐車場となっています。

ちなみにテクノグリーンでは、このような場合ウッドデッキを出来上がった形がいかにも車庫の上にウッドデッキが載っているような感じから「車庫上ウッドデッキ(ガレージデッキ)」と呼んでいます。

お客様は、このブログで紹介した事がある柏市の車庫上ウッドデッキの写真をご覧になり「同じような駐車場上ウッドッキを考えています」としたの図面をお送りいただきました。

 

柏市の車庫上デッキ

柏市の車庫上デッキ

どうです。車庫のように見えませんか?

image (5)

お客様からの図面

 

このいただきました図面から概算見積もりをさせていただきました。
こうして寸法が大体わかる図面を送っていただくと、見積もりもしやすいです。

一緒に写真も送っていただいたので、なおさらイメージしやすい!

 

お客様からの写真その1

お客様からの写真その1

 

お客様からの写真その2

お客様からの写真その2

 

後は現地を見ながら相談という事で。

 

006

 

004

このように、駐車場で玄関側と庭が分断されて使いずらい状況です。
そこで駐車場の上にウッドデッキを作り、玄関側からも庭へ行き来できるようにすることが、お客様の御希望でした。

~庭の利便性を考えると至極まっとうなアイデアですし、庭の面積が増大するので一石二鳥ですね。

以前からそのように考え、地元の外構工事屋さんへ問い合わせしていたそうですが、出てきた案が樹脂人工木材のデッキ。しかも高かったそうです。
元々庭用に開発された人工木で駐車場上のウッドデッキを作ろうとすると構造部分で無理が生じ、高コストになりがちです。

それ以上に小さなお子様がいらっしゃる家庭では、「あの素材で作って子供に、これが木材と勘違いして育つのも・・・・・・」という理由で敬遠される方が増えています。
最近も、その理由で人工木材をやめて天然木材に変更しましたお客様がいますので近々紹介させていただきます。

話がそれましたので元に戻して、
お客様のところへお伺いしました時は、ご主人が不在でした。
ご主人も色々と話を聞きたいとのことで、今度はご家族でご来社いただきました。~遠方からありがとうございます。
調査・採寸した図面と写真を基に最終仕様の打ち合わせもありましたが、ご主人は主に構造部分と柱、基礎へのご質問。

打ち合わせルームにも実物の柱金物を置いてありますので、直接触ってご納得いただきました。

 

 
**********駐車場上ウッドデッキや2階建てウッドバルコニーは、この柱とその基礎が命です。
先日調査させていただいた2階建てウッドデッキをご希望のお客様の敷地では、この柱基礎を充分強度を持たせて打設する状況になかったので、お断りする事になりました。・・・・・・他の会社では基礎を打たないので、出来るそうですが*********

柱の基礎工事が終了して1週間後に本体工事へ着手。

 

IMG_1461

完成直後の正面からの写真。高さは2mちょっと。
ちょっと見えにくいかもしれませんが、写真右下に写っているのが、ご主人も気にしていた新たに打設された基礎と埋め込まれた柱金物。柱は100角のイペ材です。
正面のフェンスは立て板。このデザインは奥様の強いご希望でした。

IMG_1469

隣家側のフェンスは横ボーダー。

 

IMG_1468

IMG_1464

こちらはウッドデッキとは別に独立型の目隠しフェンス。
丁度、リビング前にお隣の玄関があるのでお互い気にならないように目隠しで。

 

IMG_1465

駐車場上から家の掃出し窓へと繋がるようにウッドデッキを施工。
これでウッドデッキを通じて、念願の玄関側から庭への行き来が可能になりました。

 

施工完了後まもなくお客様からアンケート用紙で、

ブログの施工例を見て、仕事の誠実さと10年保証に安心感を覚え依頼しました。
夫に「いい会社みつけたよ~」と言ったものの、柏は遠いとあまりいい顔しなかったのですが、
実際に社長にお会いして「ここなら間違いないね」と決断してくれました。
完成したウッドデッキには家族全員大満足で、休みの日には大活躍しています。
悩んだ物干し金物も付けて良かったです。

職人さん皆さんが良い方で、私の意見にも耳を傾けてくださりとても感謝しています。
植木も移動していただきました。ありがとうございました。

今日デッキでビニールプールをやりました。
pM10:30 夫はひとりデッキでワインを飲んでます♡

 

アンケートのご返送、ありがとうござました。ウッドデッキがいろんな場面で活躍していますようで良かったです。
お嬢様のプールの場面やら、ワインを飲んでるご主人の姿が目に浮かぶようです。

※ちなみに、この施工は9月のまだ暖かい時期に終了しています。・・・・私のブログ投稿が遅くなっただけです。
と、いうことで溜った施工例紹介を次回はなるべく早めに?

 

 

 

 

 

まるでガレージのような車庫場上ウッドデッキ~柏市

0

投稿者:technogreen | カテゴリ:ガレージデッキ(車庫上ウッドデッキ), 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2013年11月25日

タグ: , , , , , , ,

今回の紹介は柏市の家の敷地が車庫(駐車場)から2m近く上がっている所へのウッドデッキです。

当然、駐車場の3面は擁壁に囲まれています。台地形状の宅地開発では、こういう立地条件になりますが、これって上をウッドデッキにするのには最適なんですよね。
では、どんな状況かは調査時の写真から。

駐車場と建物

駐車場と建物

 

このくらい擁壁の高さがあると、車がゆうゆう入る高さにウッドデッキを作っても、家の掃出し窓から出入りできるウッドデッキ高さに納まります。

庭から見た駐車場の上

庭から見た駐車場の上

駐車場の分だけ庭が狭くなっていますので、この駐車場の上をなんとか利用できないものか?と考えた結論が「駐車場上のウッドデッキ」
この面積分、土地が増えるようなもんですからネ!

駐車場側フェンスと家壁の画像

駐車場側フェンスと家壁

玄関側から庭へ廻るにはこの狭い通路しかありません。これじゃ庭の使い勝手が悪すぎ。これも今回お客様が駐車場の上をウッドデッキにしたい!と思った理由のひとつかも。

駐車場と隣家境界画像

駐車場と隣家境界

 

こちら側はお隣さんとの境界で、やはり階段部が擁壁となっています。
お客様は今回の工事を計画するにあたり、お隣さんへ了解を得るべくお話して、強度の問題が重要という事で当社から直接、隣家のご主人へ説明してほしいというご要望。

もちろんお客様自身もこういうハイデッキは、構造の特に「柱」とその「基礎」の造りが一番安心できる会社という基準でテクノグリーンを選ばれたというお話でしたので、その日は実際使用する部材のサンプルや特注の柱金物と図面をお持ちして説明させていただきました。

お隣さんにも、「これなら」とご納得いただき施工へ。

 

柱と基礎の画像

柱と基礎

 

これが柱と金物&基礎です。
駐車場の土間コンを斫って、その下に強固な基礎を改めて打設しています。柱はもちろん100角。90角と100角では10mmしか違わないだろう?とご質問を受けますが、強度は断面積に比例しますので100×100=10000と90×90=8100では約2割も違います。価格も2割違いますが、テクノグリーンでは「コスト」より「安全重視」の設計としています。・・・・今回のお客様も値段より安全をお選びいただきました。

木製ガレージ?

木製ガレージ?

両サイドには上から下まで横板を張って囲いましたので、まるで木製ガレージです。

 

逆側の斜め正面から

逆側の斜め正面から

 

庭から見たウッドデッキ

庭から見たウッドデッキ

 

庭の敷地から見ると、ご覧のように庭ウッドデッキと同じです。これで1階のリビングから段差なしで広々としたウッドデッキへ出られます。

部屋から見たウッドデッキ

部屋から見た車庫上ウッドデッキ

 

広~いウッドデッキ。私もこの写真を見てバーベキューを巣の二も充分な広さだなぁ~と思っていたら、お客様から「今度の休日に近所の方達と家族合わせて10人以上でバーベキューの予定をしているんですが大丈夫?」と。
「倍の人数でも大丈夫ですよ~!」

最後にお客様から。
「丁寧な対応の上、出来上がりもきれいで満足しています。雨が降ってもすぐ乾くので、それも良かったです。ありがとうございました」

バーベーキューをされたら、是非写真をと頼んでいたのですが、「すみません、泥酔して撮り忘れました」・・・・・いやいや楽しまれたようで、またべつの機会にでもお願いします。

これで、今回の紹介は終わりです。
値段より安全重視で車庫上や駐車場上へウッドデッキを作りたい方はこちらからお問い合わせを。

 

車庫上デッキの木部交換工事~中野区~施工編

0

投稿者:technogreen | カテゴリ:ガレージデッキ(車庫上ウッドデッキ), 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2013年6月17日

タグ: , , , , , ,

前回の続きで中野区の車庫上のウッドデッキ施工完了編です。
今までのウッドフェンスは前の持ち主がデザインされたものでしたが、今回取り替えにあたり、基本は同じでデザインを少々変更しました。

隣家側のボーダーフェンスは高さ1.8m、上部はすき間10mm下部は30mmと少し広めに。これで目隠しフェンスとしては完璧です。
道路側のフェンスは既存のは高さ1mしかありませんでしたので、転落防止の基準の1.1mで縦バーを横板にぶつけて留めているだけのものでしたが、このデザインはカントリー風の感じで、都会の雰囲気ではちょっと気になるので、縦格子フェンスへ。

標準では格子幅を60mmで設計することがおおいのですが、今回はお客様のご希望で50mmと少しスマートにデザインしました。

それでは、比較の為に以前の写真から。

既存の縦バーフェンス

内側から見た縦バーフェンス。ご覧のように横桟に表側からぶつけて留めただけです。これはこれで周辺の環境や建物によってはいいデザインなのですが、今回は縦の格子パネルフェンスへ変更へ。

ただこの格子パネルは普通に作ってしまうと水が抜けにくい構造となるので、フェンスデザインのなかではクロスフェンスと同様に腐朽の観点からは、ひと工夫が必要となります。

それでは施工完了後の写真から。

縦格子フェンス画像

縦格子フェンス

縦格子フェンスは道路と庭に面した側へ取り付け。フェンス支柱は鉄骨の車庫に溶接している既存の金具を使用。

隣家側フェンス

隣家側と一部道路から見られる方向は、高さ1.8mのボーダー目隠しフェンスへと変身。

上から見たウッドデッキとフェンス

上から撮ってみました。それぞれのフェンスの配置がお判りと思います。

家の出入り口から

家側から撮るとこんな感じ。

逆側から

ウッドデッキの先端から撮りますと、このようになっています。

そうそう今回は、床板間隔は5mm開けています。通常イペ材で車庫上に施工するときは、すき間無しにするのですが、下に鋼材で出来たしっかりとした屋根がある上、夏場にプール遊びをするので、流した水が周りから落ちないようにするため、すき間を開けました。

道路から見上げたフェンス

下の桟に水が溜まらない構造になっている縦格子フェンス。これを現場で施工すると、時間がとんでもなく掛かるので、テクノグリーンでは1枚づつ図面から起こし、工場でパネル製作して現場では取り付けるだけにしています。ハイ、私が一枚ごとの図面を書きました。私の仕事は今回これだけ。・・・・いや、ボーダーフェンスのすき間の感じを理解していただくために、お客様向けのデザイン画も描いて喜んでいただけました。

ということで、今回のレッドシーダーデッキの取替え工事を紹介しましたが、レッドシーダーのウッドデッキは全部が全部このように5~6年で腐ってしまう訳ではありません。環境や施工の仕方によっては10年でも大丈夫なのもありますが、イペと比べると耐久性は、かな~り落ちます。

数年前まで「耐久性は抜群」とバンバン販売していた大手のエクステリア資材メーカーは現在、ほとんど販売をやめているようですが、その代わりに今度は同じ謳い文句で人工木材のウッドデッキをバンバン販売しているみたいですが・・・。

で、次回もまた庭のウッドデッキですが、レッドシーダー製ウッドデッキ取替え工事の紹介となります。