安い買い物ではないからこそ、後悔しないウッドデッキを選びましょう
注目するべきポイント
ウッドデッキは欲しい、だけど種類も多いし、価格もばらばらで一体どれを選んでよいかわからない…という方に、ウッドデッキ選びのポイントをお教え致します。
自分の思った形に作れるか?
お客様それぞれの住宅事情やライフスタイルによって、作りたいウッドデッキの形は千差万別です。こんな形のウッドデッキが欲しい、こんな使い方をしたい 等、ウッドデッキの使用目的と設置する敷地のサイズ・形を考えてデザインするわけですが、しかし、思った通りの形にデッキが作れるかどうかとなると別問題 です。
もちろん、サイズや形が決まっている「規格品タイプ」では、自分の好み通りには仕上げられません。こうした規格品タイプを無理に設置しようとすると、様々な弊害が出てきてしまいます。
ウッドデッキ選びを真剣にお考えの皆さんはきっと自分の思った形に、こだわりを持って作りたいですよね。
使用する木材の耐久性は?
耐久性といっても、大きく分けると「耐腐朽・耐白蟻」と、紫外線・風雨等による「表面劣化」と2種類あります。
ウッドデッキは、木材にとって非常に過酷な条件のもとで使用されます。束・大引き・根太等、デッキ床板の下の部分は常に湿 気がある上、かつ白蟻に狙われています。又、床材は紫外線と風雨に常時さらされて、表面が劣化しボロボロになっていきます。ですからこの2つの耐久性を兼 ね備えた木材を選定する事が重要となってくるのです。
防腐木材では、表面劣化を防ぐ事は出来ません。また防腐注入木材といっても、実際には表面の「数ミリ」までしか防腐剤が 入っていませんので、現場で加工すると防腐剤が入っていない部分が表面にでてしまう上、大きく割れる木材の場合、防腐剤が入ってない部分に雨水が溜まり、 やがて腐朽の原因となってしまうのです。しかし何よりも、小さなお子様やペットのいる家庭では防腐剤の入った木材では安心して使用できませんよね。
このように、ウッドデッキに使用する木材の耐久性を考える時には、安易に防腐剤の使用に頼るべきではありません。
欲しいのはウッドデッキだけでしょうか?
皆さんは、デッキが完成した後の、ウッドデッキがある楽しい生活に様々な思いをめぐらしていらっしゃることでしょう。そんな想像をした時、ウッドデッキ以 外にも必要なものがありませんか?ウッドデッキを作ったら、フェンス、ステップ、ベンチ、テーブル…と、きっと欲しくなるものがあるはずです。
こんな時、同じ木材でそれらの関連商品を、お客様の要望の大きさ・形にあわせて作れるかどうか、ということも意外と大事な ポイントになってきます。せっかく素敵なデッキを作ったのに、ホームセンターで買って来た全く材質もデザインも違うテーブルやベンチを置いては、デッキ自 体の魅力も半減してしまいます。
ですから、デッキ完成後の用途に合わせて、同じ木材で作るべきものがないかあらかじめ考えておくと良いでしょう。
使われている金物は?
これはなかなか気が付かないところですが、重要なポイントです。デッキ自体は木材ですが、施工にあたっては当然たくさんの金物が使用されます。
例えば床板止めに使用されているのが「釘」であった場合、後々浮いてくる可能性があります。用途によってはデッキ上を裸足 で歩くこともありますから、思わぬケガをしてしまうことにもなりかねません。また、屋外に設置するケースがほとんどのウッドデッキですから、鉄製の金物は 当然錆びてきてしまう上に、そこから錆びが流れ出し、せっかくのウッドデッキを汚してしまいます。
こうしたことからも、「釘」よりも「ネジ」、そして材質は「鉄」よりも「ステンレス」となるわけです。このように、ウッドデッキを選ぶ際には、施工の際に使用される金物類も必ずチェックしましょう。
ウッドデッキ選びのポイントはおわかり頂けましたでしょうか?
ところで、せっかく素晴らしいウッドデッキに出会っても、そのデッキをあなたの望み通りに取り付けてもらえなければ、意味 がありませんよね。ですから、選ぶのはウッドデッキだけではありません。実力のあるウッドデッキ施工業者を選んでこそ、ウッドデッキで成功することができ るのです。
それでは、そんなウッドデッキ施工業者の選び方のポイントを、次にお教えしましょう。