前回、書きましたように朝霞市の崖地へウッドデッキを施工させていただきましたお客様から写真を、お送りいただきました。
写真をお送りいただいたメールには、こんなコメントを。
「8月に入ってからは雨の日が多く、なかなか手が付けられなかったウッドデッキの塗装を、ようやく完了しました。薦めていただいたシッケンズセトールHLSのナチュラルを使用しました。デッキが大きいため、2度の週末、
4日間に渡り2名で各日3-4時間かかりましたが、ブラウンで深見のあるシットリとした色に塗りあがりとても満足しています。塗装後の写真を2枚送ります。
タープも取り付け、ガーデンテーブルを置き、近隣の皆さんからも「素敵なデッキになりましたね」、と声をかけていただいています。大切にメンテナンスしながら、今後のデッキとは永くつきあっていくつもりです。ありがとうございました。」
いただきました写真2枚。
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時間を掛けられて上手に塗られましたね!
施工完了時に、担当した当社の職人へ「色を保つにはどうすれば?」と尋ねられ、塗装の方法を伝えてあったそうです。
後日、塗料についてメールをいただいて、当社で標準の塗料として使用しているシッケンズをお奨めしていました。
後日、塗料についてメールをいただいて、当社で標準の塗料として使用しているシッケンズをお奨めしていました。
イペ製のウッドデッキには、耐腐朽を高めるためには塗りません。あくまでも色を付ける又は色を保持するために塗装します。塗装する事で耐久性が何割もアップするかは疑問ですが、プラスになる事は確かです。
でも、それは浸透性の塗料に限った事で、造膜タイプの塗料(ペンキ等)を使う事は、逆に腐るのを促進するようなものです。
こんな事を書くと、よく「何を証拠に?」と聞かれるのですが、今までにそういう現物を何か所も見てきています。
下の写真は以前、ペンキを塗られたウッドデッキの腐朽診断させていただいた時ものです。
中央の板は、もう相当腐朽が進んでいます。
左側は小さな塗膜のヒビ割れ。実はここから雨が入り、周りが膜で覆われているため、なかなか乾燥しない状態となります。この時も触ってみるとグジュグジュ状態。
左側は小さな塗膜のヒビ割れ。実はここから雨が入り、周りが膜で覆われているため、なかなか乾燥しない状態となります。この時も触ってみるとグジュグジュ状態。
これが続くと間もなく中央の板と同じように腐って崩壊状態へ。それも内部から腐ってきて、表面のペンキが薄皮状態で残っている場合が多いのも特徴です。・・・・・ある日、グジュッと。
これを防ぐには、割れが出始めたら直ぐに、小まめに塗り直し、塗り直しを繰り返すしかありません。
アメリカ人が家にもウッドデッキにもよくペンキを塗っているがテレビ等で見られますが、マメに塗っているからでしょうね。私?真似できません。
アメリカ人が家にもウッドデッキにもよくペンキを塗っているがテレビ等で見られますが、マメに塗っているからでしょうね。私?真似できません。
特に、こういう木組みをした場所は、木が動きやすいので上の塗料がはがれやすく腐りやすい。。。。。。
そんな訳で、浸透性塗料での塗装はお勧めしても、造膜タイプで塗装したウッドデッキはイペでも保証対象外としています。
実際、イペにペンキを塗った事はないけど、こういう環境条件だとたぶん持たないと思う。。。。。。
今回は、「ウッドデッキと塗装」につきまして書かせていただきましたが、写真をお送りいただきましたM様、本当にありがとうございました。