ウッドデッキの塗装は?~葛飾区

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2015年8月26日

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戸建、マンションを問わず「ウッドデッキに塗装は必要ですか?」という質問が一番多いかもしれません。

今回は、そんなご質問へ実際の例を紹介しながら答えたいと思います。

葛飾区のお客様から「10年くらい経ったウッドデッキが腐ったので、解体と新設を考えています。」と、お電話をいただきました。

 

現調時の写真を連続で。

 

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横幅7.3m、出幅1.8mのフラットデッキです。
広い日本庭園に落ち着いた風情でマッチしています。

 

塗装は雨もはじいていますし、近寄ってみても腐った部分は見当たりません。・・・・・・・表面は。

 

家を新築されたときに、同時に施工されたウッドデッキ。
施工した外構工事屋さんからは、「毎年塗装してやれば長持ちしますよ。」と言われ実行していたそうですが・・・・・

ちなみに、木材はレッドシーダー。10年前頃は大手エクステリアメーカーが、こぞって販売してました。

塗料が”塗らさった部分”は、腐らず長持ちしていました。防腐剤入りの塗料はどのメーカーにもかかわらず、防腐効果は確かにあります。

しかしよくよく考えると、隠れてる構造部分(束・大引き・根太)を塗るのは大変じゃない?
下へ潜って塗るとか、いちど全部ばらして塗るのは・・・・・

 

それ以上に大変なのは、天然の木材は大小、多少は別として割れます。
その割れた内部を塗るのは———これは無理!

内部へ雨水が浸み込んだところから腐り始め、そこから横へ上下へと腐朽していきます。
これが始まるとその部分は空洞化し、なおさら水が溜りやすくなり、もう腐朽菌の天国状態です。腐朽速度も早まります。

腐朽で所定の強度がなくなった木材はある日、乗った瞬間にバキッ!

 

お客様は、バキッ!の前に気づかれ作り替えを決められたようです。

今回、解体時に私は立ち会えず残念ながら腐った部分の写真はありません。
画像は今までこのブログで紹介しました”腐ったウッドデッキの取り替え工事”を参照してください。

 

それでは、サイズは全く同じで腐朽に対して10年保証付きのイペウッドデッキ(無塗装)の完成写真を。
※一度ウッドデッキを腐られたお客様は、いろいろと調べ、比較検討の上イペを指定されました。

 

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これで毎年の塗装から、解放されます。

気ままなときに楽しんで塗る分には良いんですけど、”塗らなきゃいけない”と強迫観念にかられて塗るんではずいぶんと違いますからね。

 

それでは、最後に質問への答え。

「塗れるところへは効果があるが、塗れない部分には効果が無い」・・・・・・当たり前なんですが、なかなか気づかない。
そこで、防腐剤に頼らなくても元々耐腐朽性のある木材。これを使えば、大丈夫。

といって、塗装そのものを否定する訳ではなく、色を保つには塗装が一番。・・・・これはお好みで。

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