ウッドデッキに雪が積もれば凍結融解も?

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投稿者:technogreen | カテゴリ:その他 | 投稿日:2012年1月26日

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24日の雪はすごかったですね。

この日は流山市のマンションでバルコニーデッキの施工が入っていたのですが、普通は工場から近いので15分くらいで行けるところなのですが、雪道渋滞でなんと2.5時間以上もかかってしまいました。お客様もまだ住んでいなくて、当日立会で朝に待ち合わせだったのですが、お客様も2時間ほどの遅れ。施工場所がバルコニーなので当日さえ雪が降っていなければ大丈夫と、判断して予定通りで決行したのですが・・・・。

道路の事は全然考えていませんでした。・・・それでも、施工グループは当日夕方までには無事、施工を完了してくれましたが・・・・

この施工は別の日に改めて紹介させていただきます。今日はウッドデッキの「凍結融解」のお話です。

「ん!凍結融解って何だ?」とか「木材でも凍結融解があるのか?」という疑問を持たれる方がいると思います。

凍結融解とは普通、コンクリートに水が浸み込み、これが氷ると体積が約1.1倍になることによりコンクリートが割れる現象をいいます。

それが木材、それもウッドデッキのように板材を平置きしたような状況では、比較的、雪が降った”後”に発生する事がまれにあります。

特に割れ幅が大きくてやわらかい木材をウッドデッキ床板に使用すると起きる事があります。

次の写真はテクノグリーンの会社エントランスデッキの昨日の写真です。

階段部に残っている雪

前々日に降った雪がまだ一部残っています。・・・・・雪かきをしてないもんで・・・・

エントランスウッドデッキにも

一昨日の夜に降った雪が積もり、翌日の夜にまた相当冷え込みました。

こういう翌日の夜が凍結融解が起きやすいのです。

最初の雪は融けていないので、そう木材の割れ目に入っていくこともありません。ところが、翌日の昼間に融けだした雪が水となり常時、割れ目に供給されていて夜に凍結するという現象となります。

木材で凍結融解を起こすと、割れ目が大きくなり、次回はそこに入り込む水が多くなって、なおいっそう大きな割れ目になってしまうという事が考えられます。

除雪して割れ目を確認

当社のエントランスデッキはイペ材です。施工して5年経ったウッドデッキですが、ご覧のように凍結融解による割れは確認されませんでした。まぁ~いくら寒かったといえど、関東地区ではそんなに気温は下がりませんので、あまり参考にはならないかもしれませんが・・・

ただテクノグリーンでは10年以上前に、北海道の林産試験場でこの「耐凍結融解性試験」(-20℃と常温を6回繰り返す)を行って、イペ材は他の木材と比較すると非常に割れが小さい事を確認しています。

この試験から、比重が大きくて元々割れが小さいイペ材は凍結融解の被害は少ない。これは他の外的要因からも同じように割れが大きく出ないと推察されますので、そんなところからもウッドデッキ材にはイペ材をお薦めしています。

イペ製のウッドデッキはこちらのホームページで。

イペ材のサンプルとウッドデッキ資料請求はこちら。(地域限定となりますが無料です。)

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