1年半ほど前に松戸市でウッドデッキを施工させていただいたのですが、そのお客様から「フェンスを増設したい」と、お電話いただきました。
1年に2~3件、既設の人工木のウッドデッキに手摺フェンスを増設したい、という相談を受けます。
前回のブログでも書きましたが、特に人工木の場合は金物を床板に取り付けて支柱を建てる工法となりますので、後々ぐらつきが出やすく当社ではお断りしています。
メーカーのカタログにも”転落防止柵としては使用しないでください”と書いてあるように水平荷重には弱い構造です。
今回のように自社で施工したウッドデッキの場合、通常行っている下部構造と一体化した増設が簡単にできます。
ということで後は増設する部分の打ち合わせの為にお伺い。
こちらは駐車場の上部分になるウッドデッキのフェンス。床板はフェンス横板に比較すると退色も進み落ち着いた色合いになっていました。
ウッドフェンスを増設するのはこちらの庭上の部分。お子様がよちよち歩きをされるようになってきたので、低いフェンスをご所望。
取り付け位置と高さを決めて施工へ。
増設フェンスの完成。
新品と1年半後の色の違いはこれくらいです。1~2年もすると差は判らなくなりますが。
昨年の施工時にはいなかった赤ちゃんの為に、ウッドデッキの幕板に合わせ階段側のフェンス下にも横板を増し張り。
年月を経るとともに、家族構成やウッドデッキの活用法が変わってきます。
こんなとき天然木のウッドデッキ・ウッドフェンスは増やしたり減らしたり、又は改造が簡単にできます。というか、それができるような構造で施工しています。
それでは、ウッドフェンスの増設こうじの紹介は終了。次回はウッドフェンス繋がりでマンションベランダのウッドフェンスだけの施工を紹介。
投稿者:technogreen | カテゴリ:その他, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2018年8月14日
葛飾区内の新築分譲住宅を購入されたお客様から、「引き渡しは先になりますが」と家の敷地図面にご希望のウッドデッキサイズを書き加えて図面をお送りいただきました。
図面からの見積書と資料・写真集・サンプルを送付していましたが、数か月後に入居からしばらく経ち落ち着いた頃に現地調査依頼を受けお伺い。
図面ではなかなか判らなかったのが隣家の壁。住まわれてから初めて気づき元は1m位のフェンスで計画していたのを1.8mの目隠しフェンスへ変更。
こちらの立水栓も図面にも画かれていましたが、思っていた以上に大きく庭の使い勝手を悪くしています。
この部分もウッドデッキにするので、お客様のご希望でこれを壊し新たに木製の立水栓と水受けをウッドデッキ上に製作する事に。
手前が裏庭から続く駐車場の後方部分。こちらがメインのウッドデッキとなりますので、車の駐車スペースを考慮しながら最大でできるウッドデッキのサイズを決めていきます。
ウッドデッキの大きさとウッドデフェンスデザイン等々の打ち合わせを終了し、最終見積もり後に施工へ。
駐車場後方に施工したウッドデッキの一部。ステップは邪魔にならないように内部へ作っています。
またフェンスは目隠し用ではないので横板を間引いて少なく。
こちら側はお隣の通路となっていますので、横板の数は通常のパターンで。
リビングの掃出し窓前にはお隣の浴室窓が丁度ありましたので、この部分は同じデザインで高さ1.8mのフェンスとしました。
コンクリートの立水栓とレンガの水受けも木製と埋め込みの水受けパンへと小ぶりになりました。
写真の上に付いているのは物干し金物。これは打ち合わせ時の最後に奥様からのリクエストで。
施工完了した数日後、お客様からメールで
「先日は丁寧なウッドデッキの施工、ありがとうございました。素敵に出来上がり喜んでおります。
ただ、
隙間から見える隣家の小窓が気になります。
2cm隙間を4箇所、イペ木材を埋め込み、隣家から見えなくしたいです。
その分のイペ木材をいただけませんでしょうか。
2cm隙間に80cmを4本です。
何卒よろしくお願いいたします。」
今回の横板デザインのすき間は20mmです。20mmのすき間は圧迫感はないのですが、近いところにありますと目隠し効果は小さくなります。
そこで窓の部分だけすき間無しにしたいという要望でしたので、20mmのすき間を埋める材を作成して後日取り付けへお伺いしました。(残念ながら、すき間を埋めた写真はありません)
これでお互い目線が合う事がなくなりますので気まずい思いをすることもなくなります。
人工木材と違い天然木の横板フェンスは板幅やその組み合わせ、すき間を目的や設置場所により自由自在に変えられます。・・・・・この設計の自由度が高いのも当社が天然木しか扱わない理由の一つですが。
それではこれで庭ウッドデッキの紹介を終了し、次回はルーフバルコニーのウッドデッキを。
投稿者:technogreen | カテゴリ:その他, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2018年7月31日
埼玉県志木市へ戸建住宅を建てられたお客様から、手つかずの庭へウッドデッキを検討しているとの事でお伺いさせていただきました。
L字の家壁と、
道路側のコンクリート製の高い塀で囲まれた中庭風のお庭でした。
こちらの掃出し窓サッシはフラットサッシですので、室内と同じ高さのウッドデッキに仕上げます。
これからこの庭をどういう風に作るか思案されていて、一部を花壇にするか等を造園屋さんへも相談されているようでした。
それからしばらくしまして、最終的には今ある庭木を数本残して全部ウッドデッキとする事に決定との連絡を受けまして施工へ。
株立ちの庭木2ヵ所はくり抜き施工。
隣家側のアルミフェンス前にはコンクリート塀と同じ高さのウッドフェンスを施工。
元々家壁に外水栓は付いていましたが、水受けや排水設備がありませんでしたのでウッドデッキ上に陶器製の水受けをつけウッドデッキ下へは排水管を敷設。
正面の窓から見た時の視覚に隣家の壁が入らないように、横板を3cmほど跳ねだして取り付け。
上から見たウッドデッキ完成後の写真。カメラに収まりきらない広さです。床板は4m以上の長尺の1枚板です。
施工完了後お客様からアンケートで、
「手早く作業して下さり、仕上がりにも満足しております。
ブログの施工例がたくさんあって、信頼できると思いお願いしました。10年保証もありますので安心です。
どうもありがとうございました。」
これで戸建庭ウッドデッキの紹介は終了。次回はマンション1階テラスのウッドデッキを。