斜面の庭でウッドデッキ作り直し~横浜市~調査編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:傾斜地ウッドデッキ, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2013年1月15日

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今回の施工例は、横浜市戸塚区。斜面(傾斜地・法面)でのウッドデッキです。

当社が、10年程前に横浜市で同じく斜面ウッドデッキを施工させていただいた他のお客様からの紹介です。今回のお客様も十数年前にウッドデッキ付きの分譲住宅を購入され、重宝にウッドデッキを利用していたそうですが、数年前から腐れがひどくなってきたのを、だましだまし使っていたのですが、さすがに最近は危険な状況になり当社へ。

紹介してくださったお客様のところは10年くらい経っていますが、もちろん腐りはゼロ。イペ製ですから。そこで今回のお客様も木材はイペで!

それでは。調査時の写真から。

腐った束柱

腐った束柱

庭が掃出窓からすぐにこのような斜面になっていて、斜面の一番外側、隣家との協会ブロックまでは1.5mくらい下がっています。そう、このウッドデッキがなければ、庭に出たとたん1.5m下まで転げ落ちてしまう庭だったんです。こうなれば、ウッドデッキは必需品です。

その必需品のウッドデッキ外側の束柱は完全に腐っていて用を足さないので、ご自分で隣にブロックを積んで束を後付けしていたのですが・・・・。

家側の束柱

家側の束柱

家側の束柱での腐朽はまり見られません。床の裏側をよく見てみると、やはり床板と根太だけの二層構造でした。この構造では荷重分散もしづらいし、全体が変形しやすくなり、それが原因で腐朽する事があります。

大引を入れた三層構造にすると、これらによる腐朽を防ぐ事ができるんですが。・・・・材料が少なく、手間も省けてローコストでできるので、まだまだこの二層工法(根太のみ)で施工するところもあるようです。・・・・同じ木材で作っても10%以上安くなりますから。ウッドデッキ付きで販売されている分譲住宅で、特にこの工法が見られます。

これって、住宅販売会社がウッドデッキを付ける事で販売しやすく、でも見えない所では少しでもコストを減らしてという風に見えちゃうんですが。・・・そう思うのは私だけ?

撤去前の既設ウッドデッキ

撤去前の既設ウッドデッキ

ぱっと目は、塗装していて綺麗なのでなんともなさそうですが、上を歩くのはチョット躊躇してしまいました。アルミ製のポリカのテラスが付いています。屋根がある部分の腐朽は少ないですが、それでも・・・・・・。さて、ウッドデッキ上に設置されたこのテラスはそのまま使用したいとのご希望ですので、解体時の方法を考えないと。

腐った床板

腐った床板

このように床板が腐った部分もあちこちに散見されます。根太はもっと多くのヶ所が腐っていました。

フェンスの腐れ

フェンスの腐れ

ラチスフェンスの枠材も腐っています。これは使用している木材に問題ありかな?よく「フェンス・手摺は腐りにくいから、耐久性のある木材でなくても・・・・」な~んて、おっしゃる方がいますが、そんな事はありませ~ん。

家奥サイドの物置前デッキ

家奥サイドの物置前デッキ

こちらは、掃出窓から出て家のサイドとなります。ちょうどL字型の一辺を成すところですが、お客様がご自分で作られたそうです。このウッドデッキがなければ、この物置にたどり着くことができないという貴重な存在です。

もちろん、この部分も撤去の上、全て新品のイペウッドデッキに生まれ変わります。サイズはそのままですが、それでもL型の2辺で総延長15mくらいのウッドデッキです。

フェンスだけは、今回ちょっとデザインを変えてみようという事で・・・・。次回をお楽しみに。