軽井沢でウッドデッキ?

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投稿者:technogreen | カテゴリ:別荘地ウッドデッキ | 投稿日:2010年9月30日

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軽井沢 別荘ウッドデッキ 施工前

軽井沢 別荘ウッドデッキ 施工前(芝も張っていません)

軽井沢でウッドデッキ?と、なぜ?がつくのかといいますと当社ホームページでご案内の通り、軽井沢は施工地域内に入っておりません。

それを承知でわざわざ会社までご来訪いただきましたお客様のご要望に負けまして、遠地での施工に掛る諸費用をご負担いただく条件で、施工をお請けさせていただく事になりました。

元々、当社は工場である程度製作し、現場での施工期間を短くするシステムを採っていますが、今回はより一層、現地測量、製作図面・施工図面も正確に作成することにより、現場施工期間を短くして遠地出張費用の圧縮に努めました。

新築別荘の引き渡し日の7月末に現地調査へお伺いし、調査・採寸後に、天候の話をしているときに、冬の寒さの話となり、ハッツと気がつきました。

以前に北海道での工事案件を設計したときに、寒冷地域は「凍上」の問題を考慮した基礎設計をしなければならない事でした。

なんせ10年以上の前の事ですので、あやうく忘れてしまうところでした。

さっそく引き渡しできていたハウスメーカーの工事責任者から軽井沢の「凍結深度」を聞いて、帰ってから設計し直しとなりました。

次に寒冷地での材料の凍結融解の問題ですが、幸いにもお客様がイペ材をご指定でしたので、当社では「凍結融解試験」も行っており、この点、イペ材は問題をクリアしていて安心して使用できます。  あ~良かった。

と、思う間もなく次の難題がでてきました。

それは軽井沢町の条例で8月中は工事が一切できない事が決められているとういう情報です。

当初8月の夏季休暇前に施工完了する予定となっていましたが、9月1日からの施工開始とあいなりました。

軽井沢 別荘 ウッドデッキ 施工例 1

通常使用する束石ではなく凍上防止用の現場打設基礎です

(今回の教訓)

 

1)少しくらい遠方でも、できるだけ工場製作比率を高めれば、一定以上の数量がある場合はそんなにコストアップはしない!

2)寒冷地で施工する場合は「凍上」「材料の凍結融解」を常に頭に入れて設計する!

3)その地域性(あんまりないと思うけど工事禁止期間)を考慮する。

軽井沢別荘ウッドデッキ施工例2

芝張り終了後にデッキ施工(芝にマッチしてきれいですね!)

軽井沢町ウッドデッキ施工例3

広々としたフラットデッキ(約60㎡あります)

というこで、今回の経験からこれまで施工サービス地域に入っていなかったり、お断りしていました長野県、栃木県、群馬県、静岡県で高速のインターに近くて、一定規模以上のウッドデッキの条件であれば施工を承りますので、ご相談ください。

あとがき

「このクソ暑いときに避暑地で仕事をできるなんて、うらやまし~ね。」と職人ズを送りだしたのですが、帰ってきてから一言、「今年は軽井沢も今まで経験のない暑さだ~」と地元の人も言ってたくらい、東京・千葉と変わらない非常の暑さだったそうで、「非暑地施工」、お疲れさんでした。

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