投稿者:technogreen | カテゴリ:屋根付きウッドデッキ(サンテラスデッキ) | 投稿日:2011年2月4日
タグ: イペ材, ウッドデッキ, 屋根付き, 練馬区
今日は屋根付きウッドデッキの施工例の紹介です。
最近、この屋根付きウッドデッキの問い合わせとご注文が多くなっています。
屋根付きウッドデッキ、同じ屋根付きでも屋根が透明な素材、だいたいがポリカ平板ですが、このタイプを別名「サンテラスデッキ」と勝手に私は呼んでいます。・・・これが正式名称なのかどうかは責任を持ちません・・・・
このポリカ平板が、またやっかいな性質を持っています。
強度や耐候性には非常に優れたエンジニアリングプラスチックなのですが、他の樹脂と同様に熱可塑性の為、温度により膨張・収縮が大きく、施工時には大変悩まされるシロモノです。
以前、テレビ東京の「チャンピオンズ」に出演?してボードウォークを施工した時に一部の床に使用しましたが、設計で苦労させられました。
特に屋根材として使用する場合は伸びたときの「逃げ」と収縮した時点の水漏れをどう防ぐかを考慮して、設計・施工しなければならない上に、取り付け現場条件は毎回違うため、頭を悩まします。
ハッキリいうと2件連続しては考えたくないウッドデッキです!・・・実は今、2件連続しているのでこんなグチがでるのですが・・・。
グチはこのくらいにして、練馬区のF様の施工完成の写真をご覧ください。
木材は温度ではなく湿度により膨張・収縮が起こるため、膨張が非常に小さいイペを使用しています。
というか、湿潤時の膨張率が大きい木材を使用すると、後々とんでもないことになってしまいます。
このように性質が違う素材を組み合わせて設計するときは、本当に苦労します。・・・・・またグチが出てしまいました。
結論として屋根の骨組みに使用する木材は膨張試験を行って確認してから使用するのが安全です。
これからも2月中?に他の屋根付きウッドデッキ(サンテラスデッキ)を1~2例ご紹介させていただきます。