投稿者:technogreen | カテゴリ:腐朽ウッドデッキの取り換え工事, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2011年7月27日
タグ: イペ, ウッドデッキ, 千葉県, 市川市, 腐朽
さて今日は前回の続編で、市川市の「解体ウッドデッキと駐車場上ウッドデッキ」の解体の巻です。
腐ったウッドデッキの解体も、このブログでも何回か紹介していますが、1年に10か所以上、行っています。
この解体作業は、ウッドデッキの設計・施工するにあたり、非常に参考になります。
イヤ、参考になるというより、勉強になります。これなくして腐りにくいウッドデッキの設計・施工に進歩はありません!
ということで、私は施工中に立ち会うことはこのごろ減っているのですが、解体は別です。事前の調査も、解体時も極力立ち会い、写真を撮りまくります。
1か所で数十枚の写真を撮り、後で材別、部位別、施工方法別に分類・整理し、これからの設計に役立てようと考えています。・・・実際はほとんど整理できていないですが・・・・
そんな何十枚の中の写真から。
このように、腐朽は材、場所で均一に腐るわけではありません。
もちろん、同じ樹種でも腐りやすい材や部位が混在していますが、その理由で上の写真のようになっているわけではありません。
使用材の耐久性の問題だけではなく、設計・施工を間違えると、ある一定の場所だけに腐朽が促進する事が判ってきます。
耐久性の高い木材を使用するのはもちろんの事ですが、この設計・施工を間違えますと、高い耐久性をもつイペ・ウリンといえども10年くら経つと腐ってきます。
トラック1台満載分の解体量がでました。このまま産廃処理場へ直行です。
残りの職人で、駐車場の土間コンクリートへ柱を建てるための基礎部分の掘削とコンクリート打設で1日目は終了。
この基礎コンクリートの養生の間、翌日からは磯貝造園の芝生・植栽となります。
その仕上がりも含め、完成編は次回へ続く。