外階段の付ける場所で困ったまま終了した前回の調査編。
今回は困ったまま始まる施工編です。
普通は採寸した図面にウッドデッキの施工図を落とし込んでいけば、悩みながらも何とかいけるのですが今回は違います。平面上の3難題に加え、高さの問題も3難題。こちらを立てれば、あちらもどころか、そちらもどちらも立たず状況。
施工完了間際に、お客様曰く
「数年前にお向いさんが、アルミ製のカーポートデッキを作ったので、一度見積もりしてもらったんですが、階段を設置するにあたり駐車場の間口幅を狭くするか、家のキャンティデッキの一部を取り壊す案の上、今回のテクノグリーンさんの見積もりより数段と高かったので断念していたんです。だから階段はなんとか昇り降りできれば。」・・・・早く言ってよ!
とは云うものの、乗り掛かった船ですので、「少しでも昇降が楽にできる階段を」ということで、施工責任者と現場を見ながら、考えながら別な角度からも採寸。
これらをクリアする形状のアイデアは施工大将が全部出してくれたので、私は帰ってから構造上の強度チェックだけ。・・・楽チン。
内輪の話はこれくらいにして、施工完了後の写真を。
これが、その外階段。微妙な位置に微妙な角度で取り付けています。もうこれしかない!という感じです。
ワゴンタイプの自動車は入れないとのことで、極力高さを低くしています。
柱位置も出来るだけ間口を広くとれるように建ています。
1階の勝手口の扉がぶつかる為、この部分は敷設していないので、落ちないように柵を廻しています。
ガレージデッキといえ、高さは2m以上になっていますので、恒例のテクノグリーン特注の柱金物を使用。
これを取り付ける為に、既設の駐車場コンクリートを削って、下に強固な基礎を打っています。コストは上がりますが、2階建てウッドバルコニー、駐車場上のウッドデッキの施工の安全性は全てこの柱の建て方に掛かっていると言っても過言ではありません。
施工途中にお客様がガレージデッキができる頃に新車が納入されるので、屋根も欲しい。とのことで追加工事でデッキ下に屋根を取り付け。もちろん樋も付けています。
設計段階で悪戦苦闘しましたが、施工はこれで無事に完了となりました。
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