前回予告しました通り、今回はウッドデッキとタープのお話です。
3年前に縦格子フェンス&扉付のウッドデッキを施工させていただきました柏市のお客様から、「暑いのでウッドデッキにパーゴラを付けたい!」と電話あり。
3年前の施工写真から。
この写真が3年前に施工完了したときのの写真です。このときは夏をこれから迎える時期で、ちいさなお子様がここでプール遊びが出来るようにと。
玄関側からのウッドデッキへ出入りには扉を付けて。
と、こんな感じで使われていたのですが、今年の夏の猛暑で。
こんな風にタープを付けられていました。お伺いした日も猛暑日。前に施工させていただいたお客様なので図面も残っていますし、写真もありますので採寸はポイントだけで済んだんですが、それでも汗ビッショリ。お客様からは「こんなに暑いんですぐ施工してもらえますか?」「何とかします」と思わず答えてしまいましたが、ギッシリ詰まった施工スケジュールを思い出して、今度は冷や汗ビッショリ。・・・・・そのうち職人たちから殺されるんじゃないかとマジ思ってます。・・・・後で聞いた話では、この日も職人の一人が熱射病でダウン!
家の張り出しベランダへフックを付けて、ウッドデッキの手摺へとタープを取り付け。よく見かけるやり方ですが、前方の高さがなくなりウッドデッキが使いにくい、プール遊びをするにも邪魔。という事でパーゴラをウッドデッキに増設したいというご要望でした。
これをもっと便利に簡単に引っかけられるようにもしたい!
今まではパーゴラを施工して上のルーバーに「よしず」などを置くだけパターンが多かったのですが、最近は周りのフレーム(桁)だけで施工して、専用の金物を取り付け、タープやシェードを引っかける方法を提案させていただいています。
もちろん今回も。・・・・・・高い所でルーバーを取り付けるのが面倒だし、・・・・じゃなく、ルーバー不要の分、お安く提供できますので、本当に!
ルーバーがないのでパーゴラとは呼べませんが、なんと名づけていいのかも判らないので、テクノグリーンでは勝手に「フレーム」と名付けています。
今回は道路側の柱は敷地ぎりぎりまで出したため、ウッドデッキよりはみ出して独立した柱を建てています。家側の柱はウッドデッキと一体化するように、組み込んで建立。この方が柱はぐらつきません。また、この方法は大引き・根太・床板の3層構造だから容易に追加工事ができますが、簡易な根太・床板の2層構造ではなかなか難しく、場合によっては後付けが出来ないこともあります。
最近、既存のウッドデッキにフェンスや手摺を後付できないかどうかのご相談がありますが、簡易2層構造になっている場合は、構造上、強度が弱い為、最初からお断りさせていただいています。
道路側に建てた柱と基礎。
正面のフレームは表裏の2重張りとしました。表側にはシェード用のフック。裏側はタープ用のフック。
ところで、写真を見ると同じように見えるんですが、シェードとタープのどこが違うの?と問い合わせがきそうなので、答えておきますと「同じです!」
だいたい、水平あるいは斜めに張ると「タープ」上から下へ垂らすと「シェード」といわれていますが、厳密な区分けはなさそうです。他には「キャノピー」なんて呼び方もありますが、要は「天幕」ですし、総称すればみんな「日除け」・・・・・ん~。これが一番しっくりくる呼び名かな?
このクソ暑い猛暑日に合わせた「日除け」の紹介はこれくらいにして、次回は久々?にマンションのウッドデッキです。