投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, ウッドフェンス, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2016年2月22日
タグ: 10年保証, イペ, ウッドデッキ, ウッドフェンス, 世田谷区, 腐朽
今回の紹介は世田谷区での隣家ブロック塀を隠す目的のウッドフェンスと2ケ所のウッドデッキです。
「こんにちは!
ご無沙汰しております。
東京都世田谷区のTです。
今回は下記の内容でお見積して頂きたいと思います。
材料はイペで(前回と同じ)お願いします。
一. フェンス サイズ:1.8m(縦)×5m(幅) 計:9m²
二. ウッドデッキ二箇所 1.サイズ:2.8m 2.サイズ:5.9m² 計:約9m²
以上よろしくお願いいたします」
とメールをいただきました。
今回のお客様は5年前に新築マンションのルーフバルコニーとベランダへウッドデッキを施工させていただきました。そのときの様子は、このブログでも紹介しています。
今回は同じ世田谷区内で注文住宅を建築中との事。外構工事はこの住宅会社の子会社に依頼しているそうですが、ウッドデッキとウッドフェンスだけは外すのでテクノグリーンで施工してほしいとの事。
外構工事会社からの提案もイペだったそうですが、前回のバルコニーデッキ施工をご覧になり施工の丁寧さに感動いただいていましたので、今回も当社へご依頼いただきました。
同じ木材を使っても設計・施工手法によっては、耐久性に差が出てくるのは当然。外構工事会社はイペでも7年の保証、テクノグリーンは10年の保証の違いでした。
一般にされてる施工方法ですとイペで7年保証というのは、今までの経験からしますと妥当なところかな・・・・・と思います。
「10年保証」を付ける事は、そう簡単な事ではありません。データと経験から確信を持てないとできません。
耐腐朽試験を行うとNo.1の結果になるイペ材をもってしても、構造部の強度計算をしなかったり、腐朽を考慮しない施工をしてしまうと10年保証するのは大変難しいんです。
こちらは隣家所有のブロック塀。
最近、人の目線を隠す目隠しウッドフェンスと同じくらい、この隣家境界のブロック塀を隠す為のウッドフェンスのお問い合わせがあります。
現地調査をしてみると必ずひっかるのが、下に埋まっている管類。
今回は量水器と上水道管。・・・・・・・・ウッドフェンスを建てるためには基礎が必要なのでこの管類と喧嘩になってしまいます。あと10cmずらして埋設してもらっていたら問題なかったのですが・・・・・
ここにウッドフェンスが建つのが事前に判っていたはずなのに・・・・・
まぁ、愚痴っていてもしょうがありません。管は動かせませんから。
またスペースの関係上、控え柱も建てれないので現状に合わせた基礎工事を考えます。
外構工事会社の担当者も立ち会っていましたので、絡みのある外構工事との段取りを打ち合わせスケジュールを決めていきます。
こちらはリビング前のウッドデッキ予定地。実はこちらにもステップ予定場所に配管の桝が4か所も設置されています。
仕方がないので、ステップ位置をずらしてのウッドデッキとなります。
そしてこちらが、2ケ所めのウッドデッキ予定地。
和室前ですので和風のウッドデッキ?が、ご希望。
すき間5mm、高さ1.8mのウッドフェンス。ブロック塀を隠す事により画然と雰囲気が変わりました。
イペならではの、いろんな色や木目があり高級感も抜群です。・・・・・お客様がイペを指定した理由のひとつでもあります。
裏側から電線を通して穴を開けておきましたので、ここにインターホーンと郵便ポストを外構工事屋さんが取り付けて完成となります。
リビング前のウドデッキ。右手前に見えるのが位置を切り替えて施工しましたステップ。
こちらは別角度からみたリビング前ウッドデッキともう一つのステップ。ここで動線が90度切り替わるので踊り場風に広く作っています。
こちらが和室前のL字型ウッドデッキ。
縁台の床は、細い角材ですきまを大きく開けて作りますが、お客様の御希望はあくまで”和風のウッドデッキ”と云う事で、床板を短手張りとしています。あとの構造は全くウッドデッキと同じです。・・・・・これで少しは和風っぽいかな?
ウッドデッキの完成時には、お客様も立ち会っていましたが予想の通りのイペウッドデッキ・フェンスにご満足いただけたようです。
「目隠し・ブロック塀隠しフェンスは基礎部分の配管敷設を要チェック」をまとめとして、今回の紹介は終了とします。