投稿者:technogreen | カテゴリ:ガレージデッキ(車庫上ウッドデッキ), 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2013年6月17日
タグ: イペ, ウッドデッキ, レッドシーダー, 中野区, 縦格子フェンス, 腐朽, 車庫上
前回の続きで中野区の車庫上のウッドデッキ施工完了編です。
今までのウッドフェンスは前の持ち主がデザインされたものでしたが、今回取り替えにあたり、基本は同じでデザインを少々変更しました。
隣家側のボーダーフェンスは高さ1.8m、上部はすき間10mm下部は30mmと少し広めに。これで目隠しフェンスとしては完璧です。
道路側のフェンスは既存のは高さ1mしかありませんでしたので、転落防止の基準の1.1mで縦バーを横板にぶつけて留めているだけのものでしたが、このデザインはカントリー風の感じで、都会の雰囲気ではちょっと気になるので、縦格子フェンスへ。
標準では格子幅を60mmで設計することがおおいのですが、今回はお客様のご希望で50mmと少しスマートにデザインしました。
それでは、比較の為に以前の写真から。
内側から見た縦バーフェンス。ご覧のように横桟に表側からぶつけて留めただけです。これはこれで周辺の環境や建物によってはいいデザインなのですが、今回は縦の格子パネルフェンスへ変更へ。
ただこの格子パネルは普通に作ってしまうと水が抜けにくい構造となるので、フェンスデザインのなかではクロスフェンスと同様に腐朽の観点からは、ひと工夫が必要となります。
それでは施工完了後の写真から。
縦格子フェンスは道路と庭に面した側へ取り付け。フェンス支柱は鉄骨の車庫に溶接している既存の金具を使用。
隣家側と一部道路から見られる方向は、高さ1.8mのボーダー目隠しフェンスへと変身。
上から撮ってみました。それぞれのフェンスの配置がお判りと思います。
家側から撮るとこんな感じ。
ウッドデッキの先端から撮りますと、このようになっています。
そうそう今回は、床板間隔は5mm開けています。通常イペ材で車庫上に施工するときは、すき間無しにするのですが、下に鋼材で出来たしっかりとした屋根がある上、夏場にプール遊びをするので、流した水が周りから落ちないようにするため、すき間を開けました。
下の桟に水が溜まらない構造になっている縦格子フェンス。これを現場で施工すると、時間がとんでもなく掛かるので、テクノグリーンでは1枚づつ図面から起こし、工場でパネル製作して現場では取り付けるだけにしています。ハイ、私が一枚ごとの図面を書きました。私の仕事は今回これだけ。・・・・いや、ボーダーフェンスのすき間の感じを理解していただくために、お客様向けのデザイン画も描いて喜んでいただけました。
ということで、今回のレッドシーダーデッキの取替え工事を紹介しましたが、レッドシーダーのウッドデッキは全部が全部このように5~6年で腐ってしまう訳ではありません。環境や施工の仕方によっては10年でも大丈夫なのもありますが、イペと比べると耐久性は、かな~り落ちます。
数年前まで「耐久性は抜群」とバンバン販売していた大手のエクステリア資材メーカーは現在、ほとんど販売をやめているようですが、その代わりに今度は同じ謳い文句で人工木材のウッドデッキをバンバン販売しているみたいですが・・・。
で、次回もまた庭のウッドデッキですが、レッドシーダー製ウッドデッキ取替え工事の紹介となります。