前回に続きまして戸建てのバルコニーウッドデッキの紹介です。
今回は、前回の2階バルコニーの上階で3階のバルコニー。2階のお部屋の屋根にあたりますので、正確にはルーフバルコニーです。
屋上とルーフバルコニーの違いは、その階に居住空間があるかどうかですが、こちらは浴室がありますのでルーフバルコニー。

浴室前のルーフバルコニーにウッドデッキと目隠しウッドフェンスが施工されていましたが、こちらも2階のウッドデッキと同様に腐っていました。
フェンスは斜めルーバーで支柱に斜めの切込みをつけて差し込んでいましたが、その部分に水が溜まりそこから腐り始めています。
・・・・屋外で木組みをする時は、絶対にやっちゃいけない方法なんですが。

ルーフバルコニーへの部分施工です。

新たに施工しましたウッドデッキと目隠しウッドフェンス。目隠しフェンスの高さは1.8m。

目隠し&風通し良くとのお客様のご要望に対し、4cm幅のイペ材を裏表からりゃんこ張りで仕上げました。


置いてあった鉢植えも元に戻して完了です。
これで戸建てのルーフバルコニーウッドデッキ&ウッドフェンスの紹介は終了。次回は戸建ての庭ウッドデッキを。
渋谷区の戸建て住宅へお住いのお客様から、ベランダウッドデッキの資料・写真集を請求いただきました。
「既存のデッキが12年となり腐ってきたため張り替えを希望しています。
2ヶ所で希望箇所の広さが1階3.6m×3.6m 3階2.7m×3.0mとなります。」
資料と戸建て既設ベランダへのウッドデッキ施工写真集とご連絡いただいたサイズからの見積書を郵送しましたところ、
「送付いただいたサンプルのイペで是非、張替をお願いしたいので現調査をお願いします。」
と、お電話をいただいて、


2階のバルコニーです。2階とは思えないほど”庭”になっていました。

植栽もされていてウッドデッキは土と接しています。木材はレッドシダーでしたので腐るのも無理はありません。

床板の木口は、ほとんどが腐ってきています。
これを全て撤去しイペ製のバルコニーウッドデッキへ。

完成後の2階バルコニーウッドデッキ。

室内から見たウッドデッキ。

上階のルーフバルコニーから見たウッドデッキ。
というところで、2階のバルコニーウッドデッキの紹介は終了し、3階のルーフバルコニーウッドデッキは次回で。
国分寺市へお住いのお客様kら庭用ウッドデッキの資料請求をいただきました。
「 ウッドデッキを検討してます。幅3.6メートル×奥行き2メートル前後、下は砂利 高さは標準で大丈夫だと思います。
他社からは人工木で見積もり出してもらってます。価格も大事ですが、良い品質の商品があれば提案下さい。」
最近人工木で提案を受けたお客様から、このように天然木と品質と価格の比較検討をされたいとのご要望が多いですね。
——-価格的には、人工木材よりイペのほうが少々高くなりがちですが、耐久性もイペのほうが高いです。—–
いただきましたサイズからの概算見積書とイペのサンプル・資料・写真集を送付させていただきました。
それが届きましてから、
「現物(ウッドデッキとして)を見れるところはないですか?
あと、他の木のウッドデッキは白っぽくなったり、色が変色しますが、イペ材はどうですか?
手入れはどのような事が必要ですか。」
と、ご質問のメールをいただき回答とともに10年以上前に施工した誰でも見ることができる公共事業と商業施設(デパートの屋上デッキ)を数か所紹介させていただきました。
それから現物を見られた後に、
「いろいろ検討しましたが、御社にてイペ材のウッドデッキをお願いしようと思います。
サイズも少し相談したいと思いますので、下見お願いします。」

こちらの掃き出し窓前にご連絡いただいたサイズのウッドデッキを施工します。

一部はコンクリートの沓石、一部は砂利、残りは土の上へとなりますが、施工上は全く問題ありません。
1段ステップの追加注文を受けて施工へ。


1段ステップも付けて施工完了と思いきや、お客様から「幕板を下まで付けてもらいたいと採寸時に調査担当者へ伝えていたはずだったんですが。」
調査担当者へ聞いてみると、「すっかり忘れていた!」
・・・・・・お客様に平謝りして、後日幕板の追加取り付けへ。


下まで取り付けた幕板。

通常は初めの写真のように幕板は1枚が標準です。幕板の目的は下部の構造部分を隠す化粧板で別名「鼻隠し」とも云われています。
たまにデザイン上の好みや猫侵入防止の目的でこうして幕板を下まで希望されるお客様がいらっしゃいます。
今回のお客様は近隣に多いノラ猫対策だったそうです。・・・・・申し訳ありませんでした。
これで庭ウッドデッキの失敗談は終了。次回は戸建てのベランダとルーフバルコニーへのウッドデッキを。