いやぁ~一昨日と昨日の風はすごかったですね!
最近は季節に関係なく突風が吹く日が増えたような気がするんですが、気のせいですかね?今回は「春一番」の頃にお客様から電話連絡をいただきました。
昨年、千葉県内のエクステリア工事会社で玄関前の敷石工事と一緒に境界ブロック上にウッドフェンスを付けてもらったそうなんですが、大風がくるとガタガタと揺れ倒れそうなので補強して欲しいとのお話でした。
どうも工事をした会社が、倒産したそうで電話が繋がらず、困って当社へ連絡いただいたそうです。
状況が状況なだけに、さっそくお伺いしチェックしました写真から。
これは、お客様の家側から撮った写真です。向こう側はお隣さんの駐車場。
ご覧のようにブロック上に支柱を建てての立板の波加工のデザインです。目隠しも兼ねているので高さは1.3mくらいあります。木材はウリン。
私は、この留め金具は初めて実物を見たのですが、ブロックの穴にも差し込まれていないし、ビス4ヶ所だけでブロック上に打ち付けられているだけでした。それも使用されている鉄板も薄い!
お客様のお話では、この工事の見積もりをとった時に調べたら、他社も同じ金物を使用して柱を建てているとの事で、問題はないと思っていたそうです。
ウッドフェンスを施工するにあたり、このブロック上にフェンスを作るのが一番難しいのですが、これだといとも簡単に施工が出来ちゃいます。・・・・・「うちもコレを使って施工しちゃおうかな?」なんて絶対に思いません。
ウッドフェンス支柱用の金物のようですが、ハードウッドは重いのでこの金物で支えれるのは風圧を考えると、せいぜい横板3枚程度で高さも50cm以内くらいではないでしょうか?金物を作っている会社もそのくらいを想定して製作してると思うんだけど。
お客様は「内側へ倒れるのまだマシなんだけど、お隣へ倒れて駐車場の車を傷つけるのが心配で、風の強い夜はオチオチ眠れない!」こんなお話を聞かさせられたので、日程が調整できる他のお客様の工事は後回しにして補強工事を早急にさせていただきました。
なるべく大工事にしないでの補強工事としました。既存の支柱もそのままにして、樹液でブロック壁を汚さないように新しい柱はイペで。
ボルトでブロックに止めた上、2段積み部分の柱はコンクリート基礎で固めています。デザイン的にはイマイチのところがありますが、強度・耐久性・機能性の3つをメインに考えてプランニングすることをモットーにしている当社としては・・・・・。というか、プランナーなので、デザイナーとしての才能が無いのかも。
今回の大風は、施工後初めてでしたのでお客様に「どうでしたか?」と電話でお聞きしたら、「風の吹く中、夜中に確認しましたら、今までと違い全然ガタ付きも揺れもなかったので、安心して眠れました!」
最近、ウッドフェンスのお問い合わせが多いのですが、オシャレなデザインとはいきませんが、頑丈で耐久性のあるフェンスなら設計・施工していますので右の欄からお問い合わせを。