別荘の傾斜地ウッドデッキ~北杜市~打ち合わせ編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:傾斜地ウッドデッキ, 別荘地ウッドデッキ, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2012年7月11日

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今回のご紹介は、傾斜地でのウッドデッキです。

お客様から電話をいただきました。「施工地域に山梨県が入っていないようですが、ダメでしょうか?」

すぐに断れない私はつい理由を聞いてしまうと。「山梨県内にある別荘のウッドデッキが腐ってきているので換えたい。イペ材を良く知っていて、ウッドデッキならイペ!今回別荘のリフォームするので、一緒に地元の業者へ頼んだが、イペでのウッドデッキ施工はできないと断られ他の材を薦められた。」

要約すると、まぁ~、ざっとこんなお話でしたので、中央高速で八王子のちょっと先が山梨という感覚の私は「少々、出張経費が掛かりますが、それでもよろしければ」・・・・・この後、詳しいご住所を聞くと。

「八ヶ岳の麓の北杜市です」・・・・えっ!八ヶ岳って長野県じゃないの?ちょと先が長野県?八王子からは、ずぅ~と先!・・・後の祭りです。

まっ、仕事で空気の良い場所へのドライブも、たまには良いもんです。イッテキマシタ!日帰りで。

既存の傾斜地ウッドデッキ正面

よく山の別荘地で見られる傾斜地に建てられたウッドデッキです。

傾斜地ウッドデッキの既存基礎

傾斜地ウッドデッキの既存基礎

柱が載っている基礎は凍上による被害は起きていないようです。ちなみにこの地区の凍上深度は90cmとか。しかし基礎の大きさが少々小さく、安定性に欠けるので今回はテクノグリーンのオリジナル柱金物を使用の上、基礎の増し打ちをする事に。この提案には、お客様も基礎の大きさに不安を持っていたらしく了承していただけました。

腐ったウッドデッキ床板

腐ったウッドデッキ床板

お客様に聞きますと使用木材はヒバだそうです。

もう、あのヒバ独特の香りはしていませんでしたが、切断したら中からは良い香りがしてきそうです。国産の木材の中ではこのヒバの香りが私は一番好きです。昔むかし(何十年前じゃい?)、公共事業で、床板はイペ、手摺は青森ヒバという工事を行った事があり、思い出されました。

ちなみにこの香りはヒノキには殆ど含まれていないヒノキチオールという成分で、レッドシーダーの香りもこの成分とか。

腐ったクロスフェンス

腐ったクロスフェンス

床板より、いつものクロスフェンスの付け根部分。これが今回も腐っていました。せっかくヒバを使っているのに、もったいないですね。

お客様に聞くと、やはり一番最初に腐ってきていたそうです。別荘・山荘ではこのクロスフェンスが多く見られますが、施工方法を間違えると、ここからやられます。・・・・・フェンス形状の変更が決定。

採寸・調査・打ち合わせを終了し、帰りがけ近くの別荘地を数分だけ、散策して日帰り。・・・・・残念。どこかのコテージにでも泊まりたかった。というより、家に帰りたくなかった・・・・・。(これが本音か?)

でも、気持ちいい空気をたくさん吸えて、良い一日でした。また後の祭りをやってしまおうかな?

この施工完了編は次回で!