前回の続き、茨城県小美玉市でのウッドデッキ施工完了編です。
この前のお話のとおり、ホームセンターからの人工木材での提案は、規格サイズキットの単純な組合わせと、これまた規格のフェンス取り付けだけでした。
こんな事を言っては何ですが、「ウッドデッキが売れればそれでいい」みたいな、お客様がウッドデッキを作ることにより、どんな使い方ができて、どんな楽しみをもたらすかを全く考えていない提案図でした。×です。
確かに、人工木材は規格サイズだけで施工すれば安く上がりますのでそういう提案になったのでしょう。ただ家の形やお客様の使い方は千差万別です。
そこで、それに合わせたサイズ、気に入ったデザインのフェンスや取り付け位置にしますと、人工木材のウッドデッキはとんでもない価格になってしまいます。
今回、お客様のご要望に合わせた当社のイペ製ウッドデッキと、使い勝手が悪い規格サイズの人工木材と同じくらいの見積もりだったそうです。これなら、どちらに注文されるかはいうまでもありません。
ついでに、お客様が気に入りました縦格子フェンスのデザインは人工木材にはありませんし、フェンス支柱を留めるためのベースプレートなる金物も無粋で、私はどうも好きになれません(これは好みの問題ですが・・・)。これをなくしたフェンスのタイプをどこかのメーカーが開発すればいいのに!と、思ってます。
それでは、お客様に気に入っていただけました「縦格子フェンス付きウッドデッキ」の施工写真をどうぞご覧ください。
ご覧の防草シートはお客様がDIYで!
デッキ完成後に残りの部分に防草シート、そしてその上は思案中。お好きな色の玉砂利でしょうか?
一番出幅がある部分は3.3mあり横幅も3.6mありますので、大きなビニールプールを置いても余裕です。
家の出っ張りに関係なく、出幅は揃えました。全長9.5mの一直線です。お子さん達が思いっきり走りまわれます。こうして3部屋が外で繋がることにより、使い勝手が一段と良くなります。
これがホームセンターの人工木材での提案は家の出っ張りに合わせ、プールも置けないほどの狭い出幅で回廊のようなクネクネした平面でした。
やっぱりウッドデッキは見た目だけではなく、「使える物」でなくては。・・・・デザイナーと違う、ウッドデッキプランナーとしての信条です。
それでは最後の正面からの写真
縦格子フェンス付きのウッドデッキ資料と今回使用のイペ材サンプル請求はこちら。