投稿者:technogreen | カテゴリ:腐朽ウッドデッキの取り換え工事, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2011年1月19日
タグ: ウッドデッキ, カーポートデッキ, ガレージデッキ, 柏市, 腐朽, 駐車場
前回に予告させていただきました駐車場上ウッドデッキの取り換え工事の前篇です。
今回は、5年前に建売分譲住宅を購入されたN様の駐車場上ウッドデッキの取り換え工事の施工例です。
ところで、当社では「駐車場上ウッドデッキ」か「車庫上デッキ」と味も素っ気もない呼び方をしていますが、「ガレージデッキ」「カーポートデッキ」はともかく、「空中庭園」「スカイデッキ」などという気宇壮大な名前が付けられている場合がありますが、・・・全く同じものです。
このノリで私も「古代・出雲大社デッキ」「天空のデッキ、ラピュタ」、最近の名所にあやかって「スカイタワーウッドデッキ」と命名しようかと思いましたが、商標権に抵触しそうなのと地上高さ50mくらいないと似合いそうにもないので・・・・。ヤ・メ・マ・シ・タ。
「天空のデッキ ラピュタ」は「天空の城ラピュタ」のもじりです。
ちなみに私はスタジオ ジブリのアニメが好きで、ほとんど観ていますが、この作品はもう24~5年も前の作品なんですネ。
すみません。話がそれました。
今回は何故、5年で腐って使用できなくなったのか?という解析です。
先ずは、解体前の写真を見てください。
解体前のウッドデッキですが、N様は毎年塗料の塗り替えをかかさず行っていましたので、5年たったわりには一見、床板はそんなに傷んでいるようには見えません。
ただ、フェンスは床板に金物で取り付けているだけなので、グラついてきていて、ロープで倒れないようにしています。洗濯用のロ-プではありません。
当社のウッドデッキホームページや資料で「この方法は絶対ダメ」と書いてているのですが、なかなか減りませんね。
もう一度書きますが、床板に金物でフェンスを固定するのはいけません。後々グラつきますし、危険です。また見た目もカッコ悪いです。
施工会社が施工手間を惜しんでいるだけです!
裏側から腐ってきています。
束の部分にはゴム製の基礎パッキンを使用して建ているのですが、ご覧のようにシロアリにやられて、幕板がはずれていました。
木材は米栂の防腐剤注入処理材のようです。
ラチスフェンスはホームセンターで販売されているのを取り付けただけのようで格子がはずれてきています。
施工は家を建てた大工さんが一緒に作ったようです。
ウッドデッキの裏側にはポリカ波板の吊るし屋根が付いています。
ここまでの写真から一見、フェンスの取り付け方以外は一部補修、取り換えで大丈夫そうにも見えます。
ところが、こういう駐車場上ウッドデッキや2階建て木製バルコニーによくある理由で、今回のウッドデッキも使用不可能なところまでになっていました。
というところでその理由と新しく取り替えたイペ製のウッドデッキ完了編は次回へ。