鉄骨下地の駐車場上ウッドデッキ~松戸市~設計編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2011年12月17日

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今回も松戸市です。今月初めに紹介させていただきました松戸市のウッドデッキも駐車場上への施工でした。今回も同じ駐車場上へのウッドデッキで、現況写真と家の敷地図面、ご希望のデッキサイズを入れたポンチ絵をメールでいただきました。

が、写真と図面を見ますと、縦列駐車の形状!

「縦列駐車」という言葉で、学生時代に車の免許を取りに自動車学校へ通ったときの事を思い出しました。・・・・・・苦手だったのです。

この「縦列駐車」と「坂道発進」、合格点をもらえず再履修。・・・・今まで誰にも話した事はないのですが、どちらも2回づつ落ちてマス。

今はオートマがあるので、問題ないかもしれませんが昔はマニュアルのみ!

坂道発進ではエンスト。縦列駐車ではポールにぶつけ。今日のように話は脱線、車は脱輪と。

その頃から、車は脱輪話は脱線の才能があったのかもしれません。(才能と呼ぶかどうかは別として)

ここで不合格とならないように車線(本題)に素早く戻ります。

正面から見た駐車場

あらら、お隣さんでも駐車場でなにか工事をしているみたい。

お客様のところは正真正銘の「縦列駐車場」。横幅が7m近くです。奥行きは2.5m弱、一部は斜めっていて2m強。

縦列駐車が不得手な私は決して近寄らない代物です!・・・・いまでも縦列駐車場には停めません。(えらそうに!)

気になるところへ扉があります

この扉が開閉できる位置に柱を建てないとならないので、詳細の墨だしが必要となりました。

家側の方から見た駐車場

家の勝手口からもウッドデッキに行けれるように、既存のアルミフェンスも取り外します。

駐車場の擁壁高さ

駐車場デッキの内部高さは最低、この擁壁高さが必要となりますが、家の窓サッシ下端よりはウッドデッキ高さを低くしなければならず、これももう一度、レーザー墨出器で正確に測らなければ図面作成するには難しい微妙な高さ関係でした。

今日も脱線しすぎて時間がきましたので、施工完了編は次回で!

またまた腐った駐車場上のウッドデッキ取り換え工事~松戸市~施工完了編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:腐朽ウッドデッキの取り換え工事, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2011年12月8日

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前回の松戸市の駐車場上ウッドデッキの「解体編」では、ついつい脱線してしまいました。

あまりに早期での腐朽を目の当たりにし、それも設計・施工ミスからなので、チョット熱くなりすぎてしまいました。・・・反省しています。

今回は施工完了の投稿なので、いつものように穏やかに?淡々と紹介していきます。

まずは写真から。

施工中です

仮設足場と飛散防止ネットを掛けて、構造部分から手摺支柱へと施工しています。

仮設足場なしで施工できる会社もあるそうですが、テクノグリーンの職人にはそんなスーパーマンはいませんので、よほどではない限り足場を仮設します。それに安定した足場があるほうが、確実な施工ができるのも、おおきな理由です。

完成したウッドデッキ(道路側から)

大きさ、高さは既設のウッドデッキと変えずに、ウッドフェンスのデザインだけを横板に変更。

同じく後ろ側から

裏庭へと続く階段もそのまま同じ大きさで。

雨の日は家と階段との隙間から雨が入り、自転車が濡れるとのことで、施工途中、追加で雨除けフェンスを追加しました。どこだかわかるかな?

完成後、正面から

これから、手前の物置を以前と同じ場所の奥へ再設置します。

デッキ下のフェンスも以前と同じように、外・内、交互のやまと張?(縦に張るときだけが、やまと張で横の場合もそう呼称するのかは?)

ウッドデッキフェンス部分の右側をご覧ください。扉付きで、下に金属のバーが見えます。

これも施工途中でお客様から、前面に扉と階段も!というご希望がありましたが、固定の階段は駐車場を狭くしてしまうので断念。残念。

結局、これまたデッキ直下の右側につるしてある、アルミハシゴで昇降する事に決め、扉を付けました。そのハシゴを引っ掛け、安定させるためのバーがこれです!

正面に付けた扉とハシゴです

こんな感じでハシゴを使用します。

デッキ裏のポリカ屋根

最後に、これも以前のデッキと同じように、ポリカ波板のつり屋根。

今回は、充分に水勾配もとり、排水性を考慮しています。もちろん吊部材の木もイペで耐久性にも考慮。

屋根も取り付けて、これで完了引き渡しとなりました。

駐車場上ウッドデッキにつきましてはホームページで!

資料・写真集・イペ材サンプルのご請求はこちら。(無料です)

またまた腐った駐車場上のウッドデッキ取り換え工事~松戸市~解体編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:腐朽ウッドデッキの取り換え工事, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2011年12月5日

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松戸市の駐車場上の腐ってきたウッドデッキ、調査へお伺いして「もう一度降りて、デッキの裏側も見てみると・・・・・。」で前回は終了しましたが。

裏側の構造部分に腐朽しているのが、たくさん見受けられました。ポリカ屋根も裏側に取り付けられているのですが、勾配も小さく雨水が抜け切れない状態で、水もあちこちに溜まっている状況です。

これらの状況を総合的に判断し、梁・手摺支柱の内部は相当腐朽していると思われますので、安全を考慮して新しいウッドデッキができるまで、使用禁止をお願いして帰ってきました。

これからご覧いただく解体中の写真で、その意味も納得していただけれると思います。

駐車場上ウッドデッキの解体

せっかくチェーンソーまで用意しましたが必要なく、簡単に手だけで折れてしまいます。

解体作業中

一見ニコニコして作業しているように見えますが、実はひきつった?顔です。・・・・んなわけないか。やっぱりニコニコしている。解体が楽しいんだナァ~。

腐った柱部分

メインの柱の腐朽部分ですが、よく今までデッキが崩れなかったのか不思議なくらいです。

解体まで「ウッドデッキの使用禁止」を進言してきて良かったです。

腐朽した梁

同じく腐朽した梁で、原型を留めません。これも表面から見ただけではわかりません。

梁中央部の腐朽

ウッドデッキ外側の大梁の「中央部の撓み」

使用されている木材のヤング係数(弾性係数)が低い割には梁の断面積が小さく、撓み量が大き良いため、そこに水が溜まりやすい構造となり腐朽が促進された状況です。腐朽が始まりますと断面が欠損しますます撓み、加速度的に腐朽は進みます。・・・腐り始めると早いです。

この現象が「撓み量を考慮した構造計算」なしに施工した場合におこります。

床板の切断面

写真奥の方に白く見えますが、床板の切断面です。柱・梁と比較してみるために、わざわざ切断し写真を撮りました。腐朽は全くしていません。

これらの事から判るのは、「今回のウッドデッキはもちろん木材の耐久性も関係ありますが、やってはいけない施工方法(木組み)腐朽に対し考慮をしていない設計(構造計算)が、早期の腐朽をもたらした。」ということです。

テクノグリーンでは今まで数多くのウッドデッキの解体を通じて、ウッドデッキの腐朽は、木材の耐久性・施工方法・設計の3要素が5:3:2の比率で決まると推測しています。今回の例も全くこれに当てはまります。

ウッドデッキの材料屋さんや、施工店の中には「世界最強の木材」とか「一生モノ」とか「100年はもちます」、はては「腐らない木材」と宣伝しているところがあります.

テクノグリーンは天然木材を主に使用してウッドデッキを製作・施工する会社ですが、あえて言わせていただきますと、「天然の木材では、ハードウッドだろうが、どんな耐腐朽処理をしようが腐らない木材ありません。腐朽試験をしてみたら、すぐわかります。」

腐りにくい木材を使用し、腐りにくい設計・施工して、初めて10年保証できるのです。

当社は木材の販売会社ではなく、施工会社ですので、いろいろな輸入会社・販売会社から上述した宣伝文句を書いたパンフとともに木材を持ち込まれますが、腐朽試験を行っている会社なんかはめったにありません。

「世界最強」「一生モノ」「腐らない」のであれば、10年は材料として保証してくれますよネ!と聞きますと、全て「ノー!」

突っ込んで聞くと「・・・といわれている」、「・・・海外では、もってるらしい」、はては、「他社のホームページに書いてありました」・・・・笑っちゃいましたが、これが今のウッドデッキ業界の現実です。・・・・・残念ながら・・・・。

上のような誇大広告に近い宣伝をしていながら、10年保証もしていない会社って・・・・・・。

話がそれて長くなってしまいました。

ということで、「解体編」を終了し、「施工完了編」は次回で。

10年保証のウッドデッキはホームページをご覧ください。

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