投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 戸建てベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2017年5月6日
タグ: すき間無し, イペ, ウッドデッキ, バルコニー, ベランダ, 一戸建て, 人工木材, 大田区
大田区の一戸建住宅へお住まいのお客様から、2階バルコニーへのウッドデッキ見積もりご依頼をいただきました。
戸建バルコニーのウッドデッキもマンションと同様にイペのすき間無しタイプと他のハードウッド製のすき間ありタイプとの2種類の施工があります。
安いハードウッドを使ってすき間あり施工(一般的に施工されている工法)ですと、木材によってはイペより2~3割安くなります。
今回は両方の比較検討しているとの事で、イペと他の木材で見積もりさせていただきましたが、お客様は”すき間無し”が良いという事でイペのウッドデッキをお選びになりました。
最近は9割以上のお客様が、高くはなりますがイペのすき間無し施工を選択されています。・・・・・・・すき間から落ちるゴミ問題を認識されている方が増えているんでしょうね。
このすき間無し施工は当社が17年前に、お客様からウッドデッキのすき間からゴミが落ちるのを何とかならないの?と指摘を受けて開発したものですが、ゴミが気にならなければすき間無し施工でもいいかと思います。価格的にも2~3割安く提供できますので・・・・・・
奥行き2.5mのバルコニーです。2階にリビングがある家では奥行きたっぷりのバルコニーが多いですね。
バルコニーへの出口はこちらの開き戸と、
リビングの掃出し窓の2ヵ所があり、両方の下をごらんのようにエアコンホースが這っている状況です。ウッドデッキを設置すると、これが隠れて見えなくなります。
開き戸の高さはバルコニー床から13cm。現在、戸建の場合はバルコニーの防水基準から最低でも防水層の高さは12cm以上はとるようになっています。
水下側の排水口あたりで18cm。これもしっかり水勾配が付いています。この傾斜があるバルコニーを使い易いように水平なウッドデッキに仕上げていきます。
壁に蛇口が付いているので、お客様はウッドデッキに水受けパン設置をされるとの事で、ウッドデッキに穴をあけ下に配管する事に。
これが水受けパンをデッキに設置したところ。
色が濃く見えますが、塗装ではありません。施工完了後に降った小雨で撮影時はこんな風に。
そう、このように雨に濡れた時に他の木材は膨張してしまうので、すき間を開けて施工しないとならないのですが、イペだけはこの湿潤時膨張率がなんと他の木材の1/10くらいなので、このようにすき間無し施工が可能です。
ちなみに人工木も濡れても膨張はしません。が、熱でももって膨張します。つまり夏の暑い時期には膨張しますので、これも5mm開けての施工となります。
掃出し窓前の完成写真。お客様ご希望の”すき間無し”。これでデッキ下にゴミが溜る心配もなし。
壁側に見える切れ目。ここの下は排水口になっているので点検用の蓋になっています。
それでは、”戸建2階バルコニーウッドデッキもすき間無し”の紹介はこれで終了。
次回は同じくタイルのすき間のゴミが気になって、マンションベランダをすき間無し施工のウッドデッキに換えられた紹介です。