8年前に世田谷区のマンション1Fテラスに施工させていただきましたウッドデッキのお客様から、
大規模修繕時の取り外し・保管・再設置のご注文をいただきました。

大きなタイルテラスへ部分施工していたウッドデッキ。マリンライト2個も取り付けていましたので、これも取り外し保管させていただきます。

室外機横の壁側に立っているのは、ライトのスイッチを取り付けた同素材のイペで作った柱です。

ウッドデッキの取り外し完了。
取り外したウッドデッキはトラックへ積み込み工場へ持ち帰ようとしていたところ、同じマンションへお住いの方から声が・・・・・
他社で施工した人工木デッキだが、取り外し保管してもらえないだろうか?との事で、お話を聞いたところ施工した会社は、保管・再設置のサービスはしていないとの事でした。
人工木は根太から外してしまうと、夏場は暑さにより保管中に下の写真のように曲がってしまい再設置ができなくなる旨を伝えてお断りさせていただきました。


取り外して1時間でこれだけ反ってしまい、もう元には戻りませんので再設置はできません。
これが当社で人工木デッキの施工をしない理由のひとつです。・・・・まだまだ他にも理由はありますが。

5か月後に大規模修繕工事終了のご連絡をいただきまして再設置完了したウッドデッキ。マリンライトも元通りに取り付けて。

お客様から保管中に行うオプションの高圧洗浄、サンダー掛け、塗装をご注文いただいていましたのでこのように変身したウッドデッキに。

室内から見た再設置後のウッドデッキ。上の写真の人工木と反りの違いを見比べてみてください。
これで大規模修繕時サービスの紹介は終了。次回は庭のウッドデッキを。
前回紹介させていただきました江戸川区のお客様の戸建て2階ベランダウッドデッキの続きで、今回は1階のテラス部分へのウッドデッキです。


1階の掃き出し窓から出た部分がテラスとなっていてその前が1段下がった庭となる形状でした。

テラスの半分は下が土で、防腐注入木材でウッドデッキを施工されていましたが腐ってきていますのでこれを交換します。

残り半分は、下地がコンクリートでタイルパネルが敷かれていましたが、これも撤去し一連となるウッドデッキに作り替えがお客様の計画でした。

既存のウッドデッキとタイルには、このように大きな段差があります。
またタイル側は下地から窓枠までの高さが小さいので、ウッドデッキの下部構造は全く違う工法で設計することに。


ウッドデッキの施工完了。

フェンスがなかった部分には新たにウッドフェンスも付けて。そして庭へ降りる階段も。
幕板部分へは、お客様支給のマリンライトを取り付け。夜下の庭へ降りるときに足元を照らすようになっています。

こちらへは追加でご注文いただきました、イペ製のミニテーブルとスツール。元あった金属製のサイズに合わせて製作。

最後は物干し用の柱。ただ単に柱を建てるだけだとイマイチのデザインなので、アーチ状に造っています。
またお客様のご希望で竿掛け金物は高さを変えて裏表にダブルで取り付けています。・・・・・かなり実用的な物干し場になりました。
これで戸建て1階テラスウッドデッキの紹介は終了。次回はマンション大規模修繕時サービスを。
投稿者:technogreen | カテゴリ:戸建てベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2020年3月28日
東京都江戸川区の戸建て住宅へお住いのお客様から資料請求と見積もりご依頼をいただきました。
「ルーフバルコニー、1Fテラス概算費用の見積もりをお願いします。
詳細はPDFファイル参照ねがいます。」
添付いただきました図面からバルコニーウッドデッキと1Fの庭ウッドデッキの見積書を作成し、写真集・サンプルと共に送付。
届きました頃に、だいたい予算内なのでと調査依頼を受けお伺い。

こちらの家は築十数年経っていて、このバルコニーの再防水工事の時期がきていたようで、お客様から事前に防水工事も依頼されていました。
当社はウッドデッキの専門施工会社ですので、当社の職人はもちろん防水工事はできません。
以前にも同じご要望を受けて、防水工事を頼んでいるいつもの防水工事会社の担当者も一緒に調査へ同行し打ち合わせをさせていただきました。
先に防水工事をするわけですが、工事スケジュールを建てたり段取りするには、知り合いの工事会社のほうがやりやすので助かっています。

掃き出し窓枠の両袖が飛び出している、ちょっと変わったサッシでした。
ウッドデッキの設計にあたり結構重要なポイントになりますので詳細に採寸を。

壁の仕上がりも単純でなく凹凸もあちこちにあります。

最後はシンクの排水管。この径や位置もしっかりと採寸し設計図面に落としこんで工場で製作します。
工場で製作していく理由のひとつには、現場での施工時間を短くすることにあります。
マンションのベランダと同じく戸建てのバルコニーも施工時に室内に入る必要があり、出来るだけお客様の時間ストレスを小さくしたいというのが理由です。
今回のバルコニーの広さは戸建てとしては大きいほうで20㎡弱ありましたが、これを1日で終わらせる施工計画としました。
既存の防水層の清掃・ケレンで1日、FRP防水工事で1日の施工寛容の報告を工事会社から受けて、1日の養生期間を設けていよいよウッドデッキ施工へ。

ウッドデッキが予定通り1日で完了しました。

シンクの排水管廻りも設計通りばっちりと仕上がりました。仕上がり高さはバルコニーにある物置の扉が開く高さに設定しています。

壁の凹凸に対してもぴったりと仕上がりました。

掃き出し窓前はこんな感じの仕上がりです。これで段差が解消されバルコニーの使い勝手が良くなりました。
と、バルコニーのウッドデッキの紹介はこれで終了し、次回は続いてこちらのお客様の1階のテラス部分のウッドデッキを。