メンテナンス等を考えて御社のウ ッドデッキの検討~江戸川区

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投稿者:technogreen | カテゴリ:マンションベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2019年4月26日

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資料・サンプルを送付していましたお客様から図面を添付しましたメールをいただきました。

「先日資料請求をした○○です。
マンションベランダのウッドデッキの見積もり作成をお願いします。
簡単ですが購入時のチラシの図面を添付します。

「1 概算の見積もり
2 大体の発注してから施工までの期間
3 大規模修繕のさいの保管・再設置等の費用を教えてください。」

最近は大規模修繕時のウッドデッキの取り扱いがあちこちで問題となっているようで、この件に対する問い合わせが増えています。

続いて、

「マンションの情報です。
築20年のマンションです。
大規模修繕は既に1度されていて、5年程度で2回目の修繕があると考えています。
ウッドデッキ設置の目的は、1 物干しの位置が私の身長だとすこし高いので調
整のため、2 真夏のベランダからの照り返し軽減です。

今まではベランダにお風呂スノコを塗装して敷いてありましたが、昨年内装をリ
フォームしたのに併せて一度廃棄しました。
もう一度お風呂スノコをとも考えたのですが、メンテナンス等を考えて御社のウ
ッドデッキの検討をしているところです。」

いただきました図面から新規施工のウッドデッキ価格と大規模修繕時サービスの見積書を作成してメールさせていただきました。

その後しばらくしまして、

「先日送っていただいた見積もりですと、予算を少しオーバーしてしまうので、少
し減額をしたくメールを差し上げました。

少し考えてみましたが、次の1・2で予算内もしくは近い金額になればと思って
います。
1 施工範囲を窓の前だけにして、避難はしご用のカバーもなしにする。
2 バリアフリー(水平)は求めないので、規格高さタイプを使用する。

実際に採寸の上、ご相談に乗っていただけないでしょうか。」

お客様は送付しましたバルコニーウッドデッキ資料を良くご覧いただいているようで、高さ調整&水平仕上げタイプと比較しますと規格高さタイプ(避難ハッチは付けれませんが)は安くなります。
こちらのタイプですと施工範囲を減らさなくてもご予算内に充分納まりますので、日時を調整しましてお伺いする事に。

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いただいてました図面の通り長方形ではなく台形のベランダです。
この形状に合わせて工場で製作してきますので測量はシビアに。・・・・・・・最終の仕上がり具合はこの測量で決まります。

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高さも現場合わせではありませんので正確に。

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エアコンのドレンホースもウッドデッキ下へ通しますので要チェック項目です。

 

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最後に避難ハッチ。蓋は製作しませんが、この部分もくり抜いた形で製作してきますので採寸を。

この採寸からも、ご予算を充分下回る価格となりましたのでご注文いただき施工へ。

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台形の斜め部分も形状とおりに出来上がり。

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高さも窓サッシ水切りの高さに。

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避難ハッチ部のくり抜き施工。
・・・・・・ごらんのように避難ハッチが飛び出てるのでウッドデッキを一定以上の高さに設定しないと厚みのある蓋と喧嘩になりデッキ材の蓋はできません。

 

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室内からみたベランダウッドデッキ写真2枚。すきま無し施工の為、室内のフローリングと同じ感じです。

実は今回のイペ施工よりイタウバのすき間あり施工の方が、高さ調整式で避難ハッチを付けても安くなったのですが、 以前のすのこ状ウッドデッキですき間から下へゴミが落ちる事に悩んでいましたお客様は、イペのすき間施工をお選びになりました。

これでマンションベランダウッドデッキの紹介は終了。次回は傾斜地のウッドデッキを。

パーゴラ付ウッドデッキとエントランスデッキ~長生村

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2019年3月5日

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昨年、これから千葉県長生村で新築の一戸建て住宅を設計依頼されている設計事務所様から、パーゴラ付ウッドデッキの見積もりご依頼をいただきました。

図面からの見積もりをやりとりしている中、総予算の中で庭のウッドデッキに加えエントランス部も天然木で作りたいとのご希望があり、設計の練り直しへ。

ハードウッドは、どれも耐久性や品質は皆同じと思っているお客様が多いのですが、木材単価に品質・耐久性はだいたい比例しています。
腐朽試験の結果と実際20年以上施工してきた経験からでは、安い単価のハードウッドはそれなりの耐久性と品質しかないと当社では結論づけています。

新しいうちは、同じように見えるのですが5年以上経つとその差が、はっきりとでてきます。ただ経験の無いお客様にはなかなか判ってもらうのが難しいのが現状です。

ともあれ、以上の事を設計事務所様に説明、了承の元に新しい提案を。

それは、ウッドデッキの場合、構造部分が早くに腐りやすいのでその部分は耐久性が一番あるイペで、表面の床板・幕板には安いイタウバを使用する案でした。

・・・・・・・・たまに、この方法とは逆に表面の材に耐久性があるイペを使用し、構造部分には安い木材を使用している施工例がありますが、構造部分が腐った場合改修工事は大掛かりな工事になってしまいます。近々その例をこのブログでも紹介させていただこうと思います。

新築中の足場が取れたご連絡をいただいて現地へ。

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こちらの掃出し窓前にはパーゴラ付のウッドデッキを。

 

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こちらの玄関前にはコンクリートのエントランス予定だったのを木製に変更してエントランスデッキへ。

建物の竣工とウッドデッキしたのコンクリート打設が完了しましたとのご連絡いただいて施工へ。

 

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パーゴラ付ウッドデッキの完成。床板・幕板はイタウバ。それ以外の構造部分はイペで施工しています。
これで床板や幕板が先に腐っても簡単に取り替え可能です。

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フェンスはお客様のご希望で縦格子フェンスです。

 

 

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1段ステップ付のエントランスデッキ。
こちらも床板・幕板すべてイタウバで覆われて構造分は全く見えないですが、束・大引き・根太はすべてイペを使用しています。

 

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室内から見た庭ウッドデッキ。
イタウバは他のハードウッド(ウリン・マサランドゥーバ・セランガンバツ)と比べると色合いは一番イペに似ているかもしれませんね。

 

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イペの床板とは違い、すき間を5mm開けての施工です。以前にもこのブログで説明しました通り、イペ以外は雨に濡れ水を含むと膨潤しますので、すき間を開ける必要があります。
(この点も設計事務所様へ事前に説明、了承いただいていました)

これでイタウバ&イペのパーゴラ付ウッドデッキの紹介は終了。次回はマンションの大規模修繕工事時のウッドデッキサービスの紹介です。

 

ルーフバルコニーウッドデッキの交換工事~世田谷区

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, ルーフバルコニーウッドデッキ, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2019年1月13日

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世田谷区のマンションへお住まいのお客様から、写真と間取り図面を送付いただきました。

「すでにウッドデッキがございますが、カビなどがあるため、取り替えるか、もしくはメインテナンスをと思っています。
御社ではメインテナンスにも対応されているでしょうか?かなり大きなルーフバルコニーです。」

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送付いただきました写真。黒ずんでいるところがカビ?

カビだけであれば、メンテナンスの方法がありますので取り替えた場合とメンテナンスの費用両方を見積もり後、調査へお伺い。

 

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調査した日は、あいにくの雨でしたが、例の黒ずんでいたところは腐朽からくる物でした。
表面の床板よりしたの根太の方が腐っているようで、歩くとふかふかの状況。木材はやっぱり杉の防腐加圧注入材でした。

このテーブルとベンチも同素材で作られていましたが、やっぱり腐り使えない状態です。

腐っている事が判ったお客様は交換を決意しましたが、お話では5~6年後にこちらのマンションは売却されて転居される予定との事。
そこで新しいウッドデッキは床板はイタウバ、根太をイペで提案させていただきました。・・・・・価格を安くできますので。

腐りやすい部位の根太にイペを使用し、イペと比較すると耐腐朽性に劣るイタウバでも床板なら5~6年は大丈夫です。
——逆に床板をイペで根太に耐久性が低いイタウバやセランガンバツを使用している施工例がありますが、あんまり感心する施工方法とはいえません——-

※ただ床材にイタウバを使用するので、すき間あり施工になる事を、お客様に説明し了解を得ています。

 

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イタウバのルーフバルコニーウッドデッキが完成。すき間は5mm目地にて施工しています。

 

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元々あったプランダーを前面フェンス側に並べ、ウッドデッキの奥行きは材料の規格サイズに施工。これにより材料ロスを無くしました。これもコストダウンのひとつになっています。

 

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元々あった花壇等は取り払い、すべてウッドデッキに。横幅が11mありましたので広いウッドデッキになりました。

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室内からみたルーフバルコニー。

これでルーフバルコニーウッドデッキ交換工事の紹介は終了。次回は戸建の庭ウッドデッキを。