神奈川でガレージデッキの取り換え工事(施工完了編)

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投稿者:technogreen | カテゴリ:腐朽ウッドデッキの取り換え工事, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2011年2月11日

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さて今日は、前回報告しました神奈川ガレージデッキ取り換え工事の施工完了編です。

前回お伝えしましたとおり、この腐ったガレージデッキで使用されていました梁断面は十分に構造計算上、たわみ量も問題ないサイズが使用されていました。

1月に紹介しましたガレージデッキは構造計算上、必要なサイズより小さい断面を使用することにより、腐ってきていたのですが今回は違う理由からの腐朽です。

それでは、もう一度前回の写真をごらんください。

裏からみると。 アチャー。梁が腐ってます!

フェンスの支柱付け根部分の腐朽が多く見受けられます

 

これら2枚の写真を見ればおわかりのとおり、ウッドデッキの端部から腐ってきています。

1月のガレージデッキは中央部から腐ってきていました。

この違いが何を意味するかといいますと、ウッドデッキは構造計算がしっかりできていないと、たわみ量が大きく中央部に出て、そこに水が溜まり腐ってきます。

端部が腐るのは、柱と梁の木組み(この場合はホゾ継ぎ)が外部使用での木材継ぎ手を知らない人間が、おこなったときに起こります。

このウッドデッキも大工さんが、防腐処理材を使って施工したものだそうです。

高耐久性木材(イペやウリン)でさえも、設計、施工方法(木組み)を間違えますと、腐ります。

当社では実証実験と今までの解体してきたウッドデッキの実例から割り出した、腐朽に関与する比率は、木材(5割):施工方法(3割):設計(2割)と推察しています。

つまりイペやウリンを使用してウッドデッキを製作しても、施工・設計を間違えると本来の耐久性の5割しか発揮できないという事になります。・・・・ん~考えてしまいますネ。

とういうところで、設計も施工も十二分に考慮した10年保証のイペ製ガレージデッキの施工完了写真をどうぞ・・・。

オールイペ製ガレージデッキの入り口と階段

 

お客様のご要望で物干し金物を付けました

横板フェンス。目隠しの必要がないところなのですき間も広く。

 

腐朽・シロアリに対しましては10年保証していますので、これで安心して使用してもらえます。

他のウッドデッキ施工例はこtちらをごらんください。

10年保証のウッドデッキ資料・イペ サンプルの請求はこちらから

神奈川でガレージデッキの取り換え工事(調査編)

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投稿者:technogreen | カテゴリ:腐朽ウッドデッキの取り換え工事, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2011年2月8日

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1月にお伝えしました柏のガレージデッキ取り換え工事に引き続き、今度は神奈川県での施工例です。

前回、駐車場上デッキも車庫デッキも同じと書きましたが、数年前に東京の世田谷区で施工させていただきましたお客様から、このブログを見て、メールをいただきました。

そのお客様のデッキは三方をコンクリートの擁壁に囲まれていて、その上にデッキを製作させていただいたのですが、「こういう形状のときは車庫で、平地で周りが囲まれていないのは駐車場ではないですか?」という内容でした。

ご指摘の通り!  S様するどい! 参りました! ありがとうございました!

ということで、私はこれからこういう状況で施工したのを「車庫上ウッドデッキ」=「ガレージデッキ」、周りが囲まれていない平地の駐車場に施工するのを「駐車場上ウッドデッキ」=「カーポートデッキ」と呼称するようにいたします。・・・「他は皆、以前からそう呼んでいる」という声が聞こえてきそうですが、この際、無視。

それでは本題の今日の「車庫上ウッドデッキ」(ガレージデッキ)の取り換え工事の紹介です。

一見すると大丈夫そう?

 

床板は数枚に腐朽が見られます

 

フェンスの支柱付け根部分の腐朽が多く見受けられます

 

裏からみると。 アチャー。梁が腐ってます!

 

ご覧のように、車庫上ウッドデッキでよく見られる”梁”部分の腐り、今にも崩壊しそうです。

前回は構造計算をしていない梁の為に、たわみ量が大きく腐朽していましたが、今回はご覧のように太い梁材を使用していますし、本数もそれなりにあります。

それではナゼ?

この理由とイペで取り換え施工しました(完了編)は次回へ続きます・・・・・・。

他のガレージデッキ等の施工例はホームページへ。

イペ材・資料請求はこちら。・・・・・もちろん無料です。

柏市の駐車場上ウッドデッキの取り換え工事(完了篇)

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投稿者:technogreen | カテゴリ:腐朽ウッドデッキの取り換え工事, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2011年1月20日

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・・・・ところが、こういう駐車場上ウッドデッキや2階建て木製バルコニーによくある理由で、今回のウッドデッキも使用不可能なところまでになっていました。・・・・・というところで昨日は終了しました。

柏のN様からご注文をいただき、さぁ~解体となり、床板を外しながら根太に乗ったところ、”職人もウッドデッキから落ちる?” イヤ、落ちませんでした。ウチの職人は「猿」よりズゥ~っと優れているので落ちませんでしたが、根太を踏み抜きました。ヒェ~危ない!

「猿と比較して誉められてもウレシクナイ!!」  by職人一同

そこで、根太・梁の間隔と断面サイズを測り会社へ持ち帰って、構造計算してみると。

ヤッパリ!案の定!思った通り、たわみ量が大きい構造となっていました。

たぶん、たわみ量まで考慮した構造計算をしないで施工したと思われます。

確かに、この構造で人が載っても壊れる事はありませんし、新品のときは撓みも、あまり気づきません。

ただ、長年使用していると、たわみ量が大きいとヘタレを起こしてきて、真ん中部分が下がってきます。

そうです。

下がった部分で上部材が留められていると、雨水が溜まり、この部分から腐り始めます。

腐りますと、その部分の断面欠損(強度が小さくなります)がおこり、なお一層撓み、加速度的に腐朽してしまいます。

このようになるとイペやウリンといった高耐久性のハードウッドでも腐朽速度が早まります。

今回のような、駐車場上ウッドデッキや2階建てウッドデッキはどうしても、柱間隔に制限があるため(今回の駐車場間口は3m)、梁の断面・間隔は撓み量を含めた構造計算をしてやらなければなりません。

といって、梁や根太を過剰なサイズや短い間隔で施工しますと、バカ高いものになってしまいます。

そこで、いくつかの組み合わせパーターンでシュミレーションをし、最少コストでかつ安全な構造に設計するのが、私、プランナーの仕事となります。

・・・制約条件が重なり、ひとつづつクリアにして安全・低コストの構造計算を導きだすのは結構シンドイですが、又、「これしかナイ」という自信作ができると楽しいモンです。・・・・・

それでは、「自信作」の施工完了写真をどうぞ。

完成後の上から見たところです。(洗濯ロープ?はついていません)

階段ももちろんイペ。シロアリにも今度は大丈夫。

ラチスフェンスを横ボーダーフェンスに変えました。

ポリカ波板屋根を今回も付けました

今回は構造部がシッカリしているのでベンチ・テーブルも安心して置けます。これらも全部イペ製で総重量150Kg

おまけで、ウッドデッキ竣工パーティーに呼ばれまして・・・・

ご近所の方も集まりましてウッドデッキでBBQ

いやぁ~。ウッドデッキでのバーベキューは何時やっても最高ですね。

近いうちにまた神奈川県での駐車場ウッドデッキの取り換え工事を報告します。