今回は、最近お問い合わせが多い、屋根付きウッドデッキを紹介させていただきます。千葉県市原市のお客様です。
当社へ資料・屋根付きウッドデッキ写真集とイペ材のサンプル請求いただき、その後現地調査・採寸へお伺いさせていただきました。
それでは、採寸時の施工前写真から。
DIYの枕木ウッドデッキ
ご自分で作られた枕木製のウッドデッキがありました。
ラチスフェンスは既製品
枕木ってかなり重いのですが、ご主人一人でこのウッドデッキを作られたそうです。なかなかやりますね。枕木同士を「かすがい」を使って留めていました。
2つ目の枕木ウッドデッキ
隣の部屋前にもフェンス無しのウッドデッキがあります。
ご希望はこれら2ヶ所を撤去して、ひとつに繋げた大きなウッドデッキにしたい!
家壁の出が違います
このように家壁の出が違うところにウッドデッキを作りたいとのご要望ですが、いつも施工していることなので全然問題はありません。うん。
が、「屋根も付けたい」
・・・・・「や、屋根ですか~!!!」
実は家壁の出がそれぞれ違う上に、一部2階部分の一部が張り出しベランダになっています。
高さ関係やら、出幅寸法をもう一度、採り直してお持ち帰りの宿題とし、設計案と見積もりをすることになりました・・・・。
屋根のの始まりが3ヶ所とも違う為、3段腹ならぬ3段屋根で設計案。・・・・3段の為、3日かかりました。お金の算段はお客様で・・・。
その案ができた翌週の休日に、ご家族でご来社いただき、当社事務所前のウッドデッキ見学を兼ねての最終打ち合わせ。
施工完了編は次回で。
今日は屋根付きウッドデッキの施工例の紹介です。
最近、この屋根付きウッドデッキの問い合わせとご注文が多くなっています。
屋根付きウッドデッキ、同じ屋根付きでも屋根が透明な素材、だいたいがポリカ平板ですが、このタイプを別名「サンテラスデッキ」と勝手に私は呼んでいます。・・・これが正式名称なのかどうかは責任を持ちません・・・・
このポリカ平板が、またやっかいな性質を持っています。
強度や耐候性には非常に優れたエンジニアリングプラスチックなのですが、他の樹脂と同様に熱可塑性の為、温度により膨張・収縮が大きく、施工時には大変悩まされるシロモノです。
以前、テレビ東京の「チャンピオンズ」に出演?してボードウォークを施工した時に一部の床に使用しましたが、設計で苦労させられました。
特に屋根材として使用する場合は伸びたときの「逃げ」と収縮した時点の水漏れをどう防ぐかを考慮して、設計・施工しなければならない上に、取り付け現場条件は毎回違うため、頭を悩まします。
ハッキリいうと2件連続しては考えたくないウッドデッキです!・・・実は今、2件連続しているのでこんなグチがでるのですが・・・。
グチはこのくらいにして、練馬区のF様の施工完成の写真をご覧ください。
屋根材はポリカ平板
木材は全てイペ材です。
木材は温度ではなく湿度により膨張・収縮が起こるため、膨張が非常に小さいイペを使用しています。
というか、湿潤時の膨張率が大きい木材を使用すると、後々とんでもないことになってしまいます。
このように性質が違う素材を組み合わせて設計するときは、本当に苦労します。・・・・・またグチが出てしまいました。
結論として屋根の骨組みに使用する木材は膨張試験を行って確認してから使用するのが安全です。
正面から。フェンスは縦格子です。
他の屋根付きウッドデッキの施工例
これからも2月中?に他の屋根付きウッドデッキ(サンテラスデッキ)を1~2例ご紹介させていただきます。
資料・イペ材のサンプルの請求は無料です。