投稿者:technogreen | カテゴリ:その他, ウッドデッキ用木材について, 最近の施工事例 | 投稿日:2016年8月8日
タグ: イペ, ハードウッド, 亜鉛メッキ, 公共施設, 木橋, 東京
今回の紹介は公共施設での木橋の施工です。
1年前、東京都内の某公共事業での木橋工事の見積もり依頼を受けていました。
1年経ち、元請の造園工事会社から、いよいよ木橋部の施工時期になったとの事で施工詳細を検討。
元の図面から木材ははイペで設計になっています。
一時期、他のハードウッドデを使う現場もありましたが、やはり耐久性の評価からか価格が一番高いイペですが公共事業では増えています。・・・・・・特に当社への依頼では。
公共施設では20年以上前からイペは使用され、これ以上実績年数が長く使用量も多いハードウッドはありません。
そんなイペの木橋の完成写真から。
ビオトープの景観というコンセプトの池に架かる橋ですので、人工木は?・・・・・・・無理か。
こちらは観察デッキ。
と、完成後の写真を紹介してきましたが、今回は施工途中の写真はこれから。
これが上の観察デッキの施工中。構造部は鋼材です。この前面には幕板を付けて鋼材を覆い隠す事をカバリーングと呼んでいます。
こちらは木橋の橋げた。溶融亜鉛(ドブ)メッキの鋼材です。
これの床部材が木材ですから一種のカバーリング。ですから木橋と呼んでいいのかどうかは別として公共事業では多く設計される手法です。
ちなみに、この鋼製の橋げた施工からテクノグリーンで行いました。
個人様の縦列駐車場上のウッドデッキで柱や梁に、このドブメッキ製を使用している理由は昔から公共事業の仕事を多くしてきて、その耐久性を実感できているからでもあります。
※この写真に写っているメンバーは、当社の職人ではありません。
このように、公共事業の現場では多くの職種の会社の職人が数十人と入り乱れて?作業をしているので、お互いの仕事の段取りや作業スペース確保、はては材料の搬入タイミングやらの調整がひと仕事です。
そういう理由から、今回の施工は現場作業をいかに短くするかが勝負となりますので、工場でほぼ製作し現場での作業はボルトとビス締めのみ。
鉄骨の取り付け半日、木材の取付けに半日と予定時間ぴったりで完了。
まぁその分、施工前に元請の担当者さんとは、いやになるくらい(相手さんが)打ち合わせをさせていただきましたが。
・・・・・・図面を見ながらの電話とメールだけですけど。
これで公共施設の木橋の紹介は終了。
次回は直接お客様のところで打ち合わせ・調査をしまして設計・施工しました庭のウッドデッキの紹介です。