葛飾区の日本庭園(個人のお宅)へのウッドデッキが完成しました。
調査編で書いたとおり、下には庭石や石階段があり、それを避けるように束や大引きを設置しています。
調査時にこれらの位置と大きさを正確に測っています。
この面だけ、細巾ボーダーフェンス。したの幕板は猫侵入防止柵を兼ねたデザインで。
この柱位置の近くにも石があったんですが、なんとか!
以前、同じように水受けパンを嵩上げした当社の施工例写真をご覧になり、同じように高い位置へ。
動かせない大きな庭石はこんな風にウッドデッキの中に呑み込んで施工。
大きな庭園の中に作ったウッドデッキなので、一見、小さく見えますが、これでも17㎡以上あります。
出来上がりの上だけ見ると、どうってことないようですが、デッキ下構造の束位置は、均等割り付けの位置にはなっていません。石を避けながら強度上問題がない位置を選び、その上の大引・根太も1本1本サイズ・間隔を計算して設計施工しています。もちろん最良のコストパフォーマンスで。・・・・強度計算に、いつもの倍の時間を費やしましたが。
さすがにこの庭石の細かい凹凸部分の詳細図面は書いていません。ここは職人の腕におまかせ。
ん~。良い感じに仕上がりました。庭石がウッドデッキに齧り付いているようにも見えますネ!
施工完了数日後、「雨が降った中、どうもありがとうございました。また何かありましたら、よろしくお願いします」というアンケート用紙と一緒にこんな日記が。
(原文のまま)
「おとうさんの、うっどでっきを、きょうつくっています。
いろいろなものをつかい、あなをあけたり、せんをひいたり、くっつけて、みんなで、きょうりょくしたりして、おとうさんの、うっどでっきをつくっていました。そしてメジャーをつかってはかったりしていました。あと、たてたりしていました。そしてのこぎりもつかっていました。
もじは、これでおわりだよ。つぎはえだよ。」・・・と、のこぎりとウッドデッキに線を引いてる絵が書かれています。
という、お子様のウッドデッキ施工中の絵日記をお送りいただきました。・・・・本当にありがとうございました。私なんかが書く施工中の実況中継より、ず~っと臨場感があり、作業が目に浮かぶようです。・・・・見習わせていただきます・・・・
家を新築してから構想一年。お父さんの念願であったウッドデッキ。やはりお子さんからすると今までは「おとうさんのうっどでっき」なんですね。
でも出来上がると、家族みんなのウッドデッキですよ!
このように和風(日本)庭園にもウッドデッキは違和感なく溶け込みます。庭石までにも溶け込みます。 な~んちゃって。
「和風の庭なので」とウッドデッキを作るのにお迷いの方、参考にしてみてください。
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