動物愛護団体のワンコウッドデッキ~葛飾区

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投稿者:technogreen | カテゴリ:その他, ワンコ・ニャンコとウッドデッキ | 投稿日:2013年9月5日

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今回の紹介は個人邸の庭ウッドデッキではなく、非営利の動物愛護団体「一般社団法人アルマ」様が運営する東京都葛飾区にあります「アルマ東京ティアハイム」という動物シェルターでのウッドデッキです。

実はこのブログで以前紹介しました、習志野市の駐車場上ウッドデッキのお客様が、こちらでワンコの里親になりました縁が始まりです。
同団体の代表がこちらの「里親」様へお伺いした時、このウッドデッキを見て気に入り、お電話をいただきました。「すぐにでも見積もりにきてくださ~い」・・・・代表は決断も行動も早いようです。

他のお客様との打ち合わせ後、直行で行ってみますと、

広い庭

ひろ~い庭です。奥の方は横にも十分な広さ。

掃出し窓前

このように掃出し窓前は、コンクリートテラスと沓石が置かれている状態ですので、部屋から出入りさせるには何匹もの大型犬や小型犬といろいろいますので大変なようです、とういうより出来ないでいるようです。・・・・・ハイ、当社にもヤンチャなワンコ社員が二匹いますが、二匹でも手に余ってるので・・・・・・こちらの団体の皆様の活動は本当に大変です。(是非、こちららもご覧になりご協力を)

奥川から見た庭

この広い庭をワンコの為に有効利用したい!一部ドッグランを考えた芝生にし、残りをウッドデッキにしてワンコの遊び場兼、里親希望の方とここで触れ合える場所にしたい!というご希望を叶えるべく大きさや設置位置、フェンス高さ・デザインを打ち合わせの後、何度かの電話・FAXでの打ち合わせ後にいよいよ施工。

ワンコ用ウッドデッキ画像

完成したワンコ用ウッドデッキ

この広さは42㎡となります。横幅10m強、奥行きは4.2m。
4.2mの長尺板を床板に使っていますので継ぎ目無し。ワンコの爪が引っかからない為の配慮から、板と板とのすき間も開けずに施工しています。これは水に浸けた時の膨張試験から、導き出されたイペ材だけが可能な施工方法です。これはワンコ用ウッドデッキには必須の工法と考えています。

ウッドデッキと縦格子フェンスの画像

ウッドデッキと縦格子フェンス

扉付ウッドデッキ画像

扉付です

上の写真は扉が閉まっている写真。下が扉が開いている写真となります。室内からは玄関を通らずウッドデッキから散歩にも出られるようにしています。

奥側のフェンスと扉

奥の方はウッドデッキにせず、これから芝生なんかにして、ドッグランも楽しめるのかな?

今回は小型犬の逃走防止も考え、縦格子フェンスのすき間は通常より狭くしています。

と、ウッドデッキは完了したのですが、代表から「ウッドデッキと反対側の通路にも逃走防止用の扉が必要」

通路の扉画像

通路の扉

はい、こちらは当社からの寄付という事で無償で施工。

ウッドデッキが出来上がってからの利用状況はアルマ様のブログで! ワンコ達の嬉しそうな写真がたくさん見れますよ!

戸建の2階ベランダは台形でした~葛飾区

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投稿者:technogreen | カテゴリ:戸建てベランダウッドデッキ | 投稿日:2013年7月16日

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戸建のベランダをウッドデッキにしたいのですが・・・・・と、家の図面を送付いただきました。台形でした。

東京都葛飾区にある新築の家へ調査担当者がさっそくお伺いして。

台形のベランダ画像

台形のベランダ

地形に合わせて建てられた新築の家で、ベランダ部分も斜めに切り取られたように台形となっています。

こちらは広い奥行き側

こちらはもう一端側で奥行きもあり、室外機が置かれています。この室外機部分をくりぬいて施工しますと広がりが感じられないので、ホースカバーを外してウッドデッキの上に設置する事に。

掃出し窓サッシ枠の下端

サッシ枠の下端からベランダまでは約130mm。一般的な高さです。施工も非常にしやすい高さです。

斜め部分のウッドデッキ画像

斜め部分のウッドデッキ

台形の斜めの部分の仕上がりです。工場でほぼ、この形に近いところまで製作していきますので、現場の施工時間は半日もかからず終了しました。

もう一端側の完成写真

室外機側の施工完了写真です。室外機がウッドデッキ上に設置し直されました。

上から見たベランダウッドデッキ画像

上から見たベランダウッドデッキ

完成後を上から見るとこんな感じです!全然違うベランダとなりました。
これで単なる室外機置き場ではなく生活空間の一部として活躍するベランダとなりましたとさ!・・・・・・メデタシ、メデタシ。

テクノグリーンでは数多くの戸建ベランダウッドデッキを施工していて、専用の写真集も用意しております。ご検討中の方は問い合わせフォームから「戸建2階ベランダウッドデッキ写真集希望」とお書きになりましてお申込みください。

傷んだウッドデッキ、ちょっと見てもらえますか?~葛飾区~調査編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:一戸建て庭ウッドデッキ, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2012年11月15日

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お電話で。

「傷んだウッドデッキちょっと見てもらえますか?又、交換や修理はお願いできますか?」

ということで、東京都葛飾区のお客様のところへ。

お伺いしてお話を聞きますと、家を新築されたときに大工さんに作ってもらった物で、10年ちょっと経つとの事でした。最近、奥様が床板を一枚踏み抜いたので、危険かも?と言う事でのご依頼。

それでは調査時の写真から。

一見すると大丈夫そうなウッドデッキ

一見すると大丈夫そうなウッドデッキ

クロスフェンスのウッドデッキ。一見すると大丈夫そうです。

床板の一部に腐れ発見

床板の一部に腐れ発見

床板でよく見られる針葉樹の節廻りの割れからくる腐れ。針葉樹で節が多い材では、ほとんどこのパターンが見られます。特に床板は。

どうしても節とその周辺とでは乾燥収縮の度合いが違うので、割れが大きくなり内部へ水が滲み込み易くなるからでしょう。今回も防腐剤注入木材を使用していましたが、中までの注入は難しいので内部腐れが起こっていました。

防腐剤注入木材は、この現象が一番危険です。表面は防腐剤が効いているので腐っていません。内部から腐ってくるので大丈夫そうなので、ついつい乗ってしまい踏み抜いてしまいます。

クロスフェンス

クロスフェンス

フェンスのデザインで一番シンプルに見えますクロスフェンスが、実は木材同士の取り付けを間違えると一番腐りやすいデザインです。昔流行ったデザインのせいか、当社で腐朽診断を行って腐ったり、シロアリにやられていた半分以上がこのクロスフェンスです。

床板でこの腐れ現象が数枚で起きているということは?・・・・・構造部分は相当やられてると想像できます。ましてクロスフェンスで、この水が溜まる組み方をしていると・・・・・・。シロアリもけっこうきてそうです。

これからの写真は注文をいただいた後の解体中の写真です。解体して調査した訳ではありません。念の為に。

腐朽現象とシロアリ被害

解体していると出てくるのはナント黒蟻。シロアリの姿かたちは見えません。初めにシロアリが食害し、それを食べるという黒蟻の王国に変わっていたのかもしれません。食害痕は間違いなくシロアリのものですので。

腐朽・シロアリ・黒蟻の三重攻撃で、このウッドデッキほぼ壊滅状態となっていました。フェンス支柱を建てるにあたり、写真に見える欠込み加工して組んだのが致命的だったように思います。・・・・・大工さんがやりがちです。

シロアリに食害された根太

この部分もクロスフェンス支柱と根太が仕口加工で繋がっていたところです。欠込んだ切断口から支柱と根太に雨水が廻り、シロアリを呼び込んだと思われます。

写真のように内部は空洞になり、外周は残っています。たぶん、この残った部分は薬剤が充分注入されたところで、内部は薬剤が入りきらなかったところと思われます。

このように薬剤が充分注入された部分は、腐朽にもシロアリにも効果はあります。従って使用する木材の選定、工場での注入管理と現場での加工・施工を十分な知識と技を持って使用すると防腐木材も捨てたもんじゃないと思うんですが・・・・これが又、難しいんですよね。特に現場での施工管理が・・・・

シロアリに食害された束

シロアリに食害された束

これだけ食害されてしまうと元の形や何だったのか判りませんね。束でした。やはり欠込みをして根太を取り付けていたのですが・・・・。こうなると残存強度は0です。これらの状況からしますと数年前から腐朽・シロアリ被害で危ない状態だったと思います。たまたま今年、床板を踏み割るまでもっていただけで。

冒頭、説明したように防腐剤注入木材は薬剤効果がある表面は腐っていないので、一見大丈夫に見えますが、構造材が腐っているか、シロアリにやられていないかをたまにチェックする必要があります。・・・・・なかなか素人の方には判断が難しいですが・・・・。

今回も解体前に、使用されている木材の種類、材寸法、構造、木組み方法でおよそこのくらいの腐朽・シロアリ被害は予測していました。お客様は予想以上でビックリしたかもしれませんが。

ちょっと家のウッドデッキも!と気になる方は、お問合わせフォームから。または、お電話(04-7171-2181)で。

ここまでシロアリにやられ、腐ったウッドデッキは床板交換・修理は不可能な事をお客様にも理解していただき解体しました。新たに施工完了しましたウッドデッキの紹介は次回で。