ウッドデッキがシロアリに~松伏町

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2017年5月27日

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埼玉県松伏町にお住まいのお客様から、庭の今あるウッドデッキの図面と写真を送付いただきました。

「10年ほど前、新築の家を購入したときに一緒に作ってもらったウッドデッキがシロアリにやられています・・・・・・・」

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こちらがお客様から送付いただいた写真。確かに幕板に接している床板のほとんどがシロアリにやられていますね。

いただきました図面から、既存ウッドデッキの撤去費と新設のウッドデッキの見積をさせていただきました。
その後、どうせ作り直すならもっと使い勝手の良いウッドデッキに作り直したいとの事で、ご希望の案の手書き図面を作成しご来社いただきました。

今のウッドデッキがシロアリにやられているので、木材の選択は10年保証付きのイペで直ぐに決まりましたが、平面の大きさ、形状とフェンスデザインを打ち合わせし、2案で見積もり検討いただくことに。

 

その見積もりを基に現地調査へ。

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窓から出る部分のみ高く、あとは低床のウッドデッキでした。室外機カバーは市販の物が置かれてましたが、これもベンチ兼用になるタイプに作り替える事に。

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こちらが変更しましたウッドデッキ。本体の高さはすべて高床にし、ステップを介して庭に。この方が使い易いし安全です。
元のデッキにもありました床下収納が便利だったとの事で今回も。・・・・以前より大きく使えるようになりました。

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室外機カバーもご覧のようにベンチの高さへ、またベンチとして使用できる強度も有しています。

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昔流行ったラチスフェンス。10年くらい前はこのデザインが主流でしたね。
これもデザイン変更。ただしハンギングバスケットをしたいとの事で、それが可能な横ボーダーのデザインフェンスに。

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こちらがデザインボーダーフェンス。細い方のボーダーにハンギングされても大丈夫なように強度計算の上、施工しています。
今まで前面にはフェンスが付いていなかったのですが、今回はこちらの面にも増設。

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以前のウッドデッキは、家を建てた工務店(大工さん)にお任せで、凝った階段を作ってくれたそうですが、使いにくかったそうです・・・・・・

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階段はシンプルにウッドデッキ本体に外付けで2段に。

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木材の内部はほとんどシロアリに喰われていました。

解体前のウッドデッキ。樹種はレッドシーダーでした。
10年くらい前は、ウッドデッキに使用されている木材の大半がレッドシーダーという時代でしたが、当社ではその前からこの木材が腐朽やシロアリに対する耐久性が低い事が判っていましたので、ウッドデッキでは使用した事はありません。

今や天然木でのウッドデッキといえばハードウッドの時代となっていますが、ハードウッドでも樹種によりましてはこのレッドシーダーと同じくらい、場合によってはそれ以下の耐久性しかないハードウッドもあります。
現在テクノグリーンでは、腐朽試験を行うとともに実際に経年変化を確かめてから10年保証できる木材イペをお勧めしています。

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最後にそのイペで施工しましたウッドデッキ写真で今回の紹介は終了。次回はマンションベランダのウッドデッキです。

 

ウッドフェンスにシロアリが~市川市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, ウッドフェンス, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2017年3月24日

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昨年の暮れに千葉県市川市のお客様から「ウッドデッキとウッドフェンスがシロアリにやられているので一度見て欲しい。」と電話をいただきました。

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12~13年前に外構工事屋さんに、ウッドデッキとウッドフェンスを作ってもらったそうですが、今回シロアリの蟻道を発見し家の外壁塗装に合わせて交換工事を考えているとの事でした。

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ウッドデッキ床材はウリンを使用していると外構工事屋さんから説明を受けていたそうですが、デッキに付いてるウッドフェンスと庭の外周ウッドフェンスは、防腐注入木材です。
いろいろと調査をしてみると、さすがにウリンは大丈夫でしたが、ウッドフェンスの根元はシロアリにやられ強度上も問題ありの状況。

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タイルテラスの上に後付施工したウッドデッキでしたが、シロアリはタイル側面に蟻道を作りフェンス支柱に潜り込んでいます。

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庭を囲うように設置されている縦板フェンス。これらの縦板にはまだシロアリは入っていませんが、支柱にシロアリが。

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庭通用口の扉。アルミ鋳物門扉に同じく板材を張り付けています。こちらは問題はなかったのですが、門扉の親柱に使用している枕木にはシロアリが入っています。

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こちらは家の裏側のブロック上のフェンス。既製のアルミフェンスにやはり防腐注入木材を横板として貼り付けています。これも腐ってはいませんが、ただ単に張り付けただけでデザイン的にどうも気に入っていないようです。

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こちらは庭の内部に張り出したコンクリートブロックの控えに板を張り付けて隠していますが、お客様はこちらも気に入らないご様子。

そこで、シロアリに食われている木材のみならず、全て木部分は交換し庭のプチリフォームをすることに。
家の外壁塗装を先行して行いますので、その間に新しいウッドデッキとウッドフェンスやその他の変更工事プランの打ち合わせを。

それでは外壁塗装も終り、既存のを撤去し新設しましたウッドデッキとフェンスをご覧ください。

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先ずはウッドデッキ。床部分はシロアリにやられていませんでしたが、ネズミ等の小動物がこの近辺には多いのにウッドデッキの施工精度が悪くすき間があったり、それをパンチングメタルで塞いでたりと、けっして満足しているウッドデッキではなかったようです。

またウリンの為、すき間ありの板張りでした。(ウリンは水に濡れると膨張しますので、すき間を開けて張らなければなりません。)
お客様はイペではすき間無し施工が可能と判り、このさいシロアリにやられてなくでも一緒にイペのウッドデッキに交換する事に決められました。
元のウリンのすき間ありデッキとイペのすき間無しデッキを写真で比較して見てください。

ウッドデッキ付随のフェンスは隣家側はコンクリートブロックが隠れるように横板。上部にはタープ用のフレームを新たに付け加えました。

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タイルで作られていた花壇とブロックの控えは撤去して庭を広く使えるようにリフォーム。庭の隣家側のウッドフェンスは横張りで今までと同じですが、少しでも庭が広く使いたいとの事で横板は外張としています。

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敷地全面を囲う外構ウッドフェンス。こちのフェンスは今までの縦板デザインが気に入っていたとの事で、高さだけ変更して。もちろん使用木材はシロアリにも強く10年保証のイペ。

今までのウッドフェンスは基礎にも問題がありましたので、当社のウッドフェンス基準に変更してがっちりと作りました。・・・・・ウッドフェンスは基礎が命です。

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敷地内から見たウッドフェンス。こちらの基礎は周りの立地条件の関係から連続基礎としています。

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元々の”な~んちゃって”ウッドフェンスではなく、アルミの格子部分をを全部撤去して作り替えた”本物”のウッドフェンス。これは当社の施工写真集をご覧になり、「同じ物を」とご注文いただきました。

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写真は敷地内から見たコンクリートブロック上のウッドフェンスとアルミ鋳物門扉に取り付けましたイペの縦板です。

施工完了後、お客様からアンケートで
「お世話になりました。デッキの土台部分が水につかる事だけが心配ですが(土台はつかっても心配ないと言われましたが)全体的にとても綺麗で満足しています。
10年保証も安心です。親方にもお世話になりました。今後ともよろしくお願いします。」

これでシロアリに食害されたウッドフェンスの交換工事の紹介は終了。次回は新築マンションのベランダウッドデッキです。

 

傷んだウッドデッキ、ちょっと見てもらえますか?~葛飾区~調査編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:一戸建て庭ウッドデッキ, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2012年11月15日

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お電話で。

「傷んだウッドデッキちょっと見てもらえますか?又、交換や修理はお願いできますか?」

ということで、東京都葛飾区のお客様のところへ。

お伺いしてお話を聞きますと、家を新築されたときに大工さんに作ってもらった物で、10年ちょっと経つとの事でした。最近、奥様が床板を一枚踏み抜いたので、危険かも?と言う事でのご依頼。

それでは調査時の写真から。

一見すると大丈夫そうなウッドデッキ

一見すると大丈夫そうなウッドデッキ

クロスフェンスのウッドデッキ。一見すると大丈夫そうです。

床板の一部に腐れ発見

床板の一部に腐れ発見

床板でよく見られる針葉樹の節廻りの割れからくる腐れ。針葉樹で節が多い材では、ほとんどこのパターンが見られます。特に床板は。

どうしても節とその周辺とでは乾燥収縮の度合いが違うので、割れが大きくなり内部へ水が滲み込み易くなるからでしょう。今回も防腐剤注入木材を使用していましたが、中までの注入は難しいので内部腐れが起こっていました。

防腐剤注入木材は、この現象が一番危険です。表面は防腐剤が効いているので腐っていません。内部から腐ってくるので大丈夫そうなので、ついつい乗ってしまい踏み抜いてしまいます。

クロスフェンス

クロスフェンス

フェンスのデザインで一番シンプルに見えますクロスフェンスが、実は木材同士の取り付けを間違えると一番腐りやすいデザインです。昔流行ったデザインのせいか、当社で腐朽診断を行って腐ったり、シロアリにやられていた半分以上がこのクロスフェンスです。

床板でこの腐れ現象が数枚で起きているということは?・・・・・構造部分は相当やられてると想像できます。ましてクロスフェンスで、この水が溜まる組み方をしていると・・・・・・。シロアリもけっこうきてそうです。

これからの写真は注文をいただいた後の解体中の写真です。解体して調査した訳ではありません。念の為に。

腐朽現象とシロアリ被害

解体していると出てくるのはナント黒蟻。シロアリの姿かたちは見えません。初めにシロアリが食害し、それを食べるという黒蟻の王国に変わっていたのかもしれません。食害痕は間違いなくシロアリのものですので。

腐朽・シロアリ・黒蟻の三重攻撃で、このウッドデッキほぼ壊滅状態となっていました。フェンス支柱を建てるにあたり、写真に見える欠込み加工して組んだのが致命的だったように思います。・・・・・大工さんがやりがちです。

シロアリに食害された根太

この部分もクロスフェンス支柱と根太が仕口加工で繋がっていたところです。欠込んだ切断口から支柱と根太に雨水が廻り、シロアリを呼び込んだと思われます。

写真のように内部は空洞になり、外周は残っています。たぶん、この残った部分は薬剤が充分注入されたところで、内部は薬剤が入りきらなかったところと思われます。

このように薬剤が充分注入された部分は、腐朽にもシロアリにも効果はあります。従って使用する木材の選定、工場での注入管理と現場での加工・施工を十分な知識と技を持って使用すると防腐木材も捨てたもんじゃないと思うんですが・・・・これが又、難しいんですよね。特に現場での施工管理が・・・・

シロアリに食害された束

シロアリに食害された束

これだけ食害されてしまうと元の形や何だったのか判りませんね。束でした。やはり欠込みをして根太を取り付けていたのですが・・・・。こうなると残存強度は0です。これらの状況からしますと数年前から腐朽・シロアリ被害で危ない状態だったと思います。たまたま今年、床板を踏み割るまでもっていただけで。

冒頭、説明したように防腐剤注入木材は薬剤効果がある表面は腐っていないので、一見大丈夫に見えますが、構造材が腐っているか、シロアリにやられていないかをたまにチェックする必要があります。・・・・・なかなか素人の方には判断が難しいですが・・・・。

今回も解体前に、使用されている木材の種類、材寸法、構造、木組み方法でおよそこのくらいの腐朽・シロアリ被害は予測していました。お客様は予想以上でビックリしたかもしれませんが。

ちょっと家のウッドデッキも!と気になる方は、お問合わせフォームから。または、お電話(04-7171-2181)で。

ここまでシロアリにやられ、腐ったウッドデッキは床板交換・修理は不可能な事をお客様にも理解していただき解体しました。新たに施工完了しましたウッドデッキの紹介は次回で。