守谷市の戸建て住宅へお住いのお客様から、お電話をいただきました。
お話しによると7年前に新築された時に工務店から勧められて一緒にウッドデッキを造られたそうです。
それが数年前から腐り始め、いよいよ危なくなってきたので取り換えようとの見積もりご依頼でした。
大きさをお聞きして概算見積もり後に現地調査へお伺い。
大きさは電話でお聞きしていた通りのサイズ。
階段も1ヵ所とお聞きしていた通り。
フェンスデザインはお聞きしていなかったのですが、縦格子のフェンスでした。
工務店が作られたので使用されている木材は杉へインサイジング(薬液が中まで入るよう針で穴明けされた)もされた防腐注入木材でした。
床板は少々ですが、フェンスが一番腐っていました。
縦格子フェンスは施工を間違えると一番腐りやすいデザインなんです・・・・水が溜まりやすい構造に作ってしまう職人(大工?)が多いんです。
このブログで何度も書いてるように耐腐朽性の高い木材(イペ)、構造計算をした設計、水が溜まりにくい施工の3拍子が揃って初めて10年保証できるウッドデッキとなります。
お客様は今ある縦格子を気に入っているとの事でしたので、同じ縦格子でも腐りにくいデザインへ変更することを説明し、ご納得いただきました。
縦格子フェンス付きウッドデッキが完成しました。前のデザインとどこが違うかお判りですか?
階段も同じ大きさ、同じデザインに作っています。
いろいろな木目と色が混ざったイペの床。いかにも天然木らしいと、お客様が気に入られた理由でした。
これで10年保証の縦格子フェンス付きウッドデッキの紹介は終了。次回はマンションベランダウッドデッキを。
土浦市の戸建て住宅へお住いのお客様から、問い合わせフォームでご質問をいただきました。
「既存のウッドデッキが腐食してきたので、作り変えたいと思っています。ネットで見ましたが、カタログを見たいと思います。
場所的に施工は可能でしょうか?見積もりなどしていただけると良いのですが。宜しくお願いします。」
茨城県は当社施工地域に入っていますし、土浦市でも何か所も施工している旨をメールで連絡させていただきました。
返信のメールで
「早速のメール有難うございます。一階の部屋に続いたデッキです。明日採寸し写真も添付しますので宜しくお願いします。」
翌日の朝に
「おはようございます。デッキのサイズは、幅約4、1m 奥行き約3、1mほどです。ステップは入れていません。また、和室前の踏み込みは約2、7m奥行き0、5m程です。格子状の物は撤去して頂きたいです。なおデッキ下は笹だらけでそれも悩みの種です。よろしくお願いいたします。」
この写真とサイズから作成した見積書をメールで送付。
その後資料・サンプルも届いた日に、「是非このイペでウッドデッキを作りたいと思うので一度現場を見て頂いて見積もりをして下さいますか。」
笹があちこちから。
10年以上前に外構工事屋さんが、ホームセンターから防腐注入木材を購入して造られたようです。・・・さすがに今ではホームセンターでも防腐木材は売っていないようですが。
もう数年前から使える状態ではなく、ウッドデッキを活用していた頃を懐かしんでいました。
さて、今回のウッドデッキ作りでは、打ち合わせでお客様の日常の使い方もお聞きして大きくサイズと平面を変更することに。
奥行きは短くし、3部屋からウッドデッキへ出られるように横幅を長くしました。
また今まで1階で洗濯物を干せませんでしたが、竿掛け金物を取り付ける柱を2本。
今までのとの一番違うところは、懇意にしている造園土木屋さんから防草シートでは笹対策は難しいとの情報得て、今回は土間コンクリート仕様で。
手摺フェンスは、”見晴らしが良いほうが”とのことで80cm高さの細板で。
和室前は縁台風に作り、ウッドデッキとも繋げて今までとは違う作りとしています。・・・・こっちのほうが使い勝手いいので!
施工後のアンケートで、
「息子がすすめてくれたので決めました。
雰囲気も変わり、朝夕のベランダからの眺めに満足しています。
有難うございました。」
これで庭ウッドデッキの取り換え工事の紹介は終了。次回はマンションバルコニーウッドデッキ大規模修繕時サービスの紹介を。
小金井市の戸建住宅にお住まいのお客様から、
「現存ウッドデッキの劣化が激しいため、取替を検討しています。」
と、数か月前に資料請求いただきました。
一度でも所有しているウッドデッキが腐ってきた経験をしますと、ウッドデッキ用木材について真剣に調べますが、初めての時は大工さんや外構工事会社から勧められるままに作られ失敗する方が多いようです。
当社では庭ウッドデッキの5件に1件は、こういう腐ったウッドデッキの交換工事を請けていますが、昔は概ね外構工事会社はレッドシーダー(最近は人工木)、大工さんや工務店は防腐注入木材でウッドデッキを作っていたようです。
で、今回のお客様の腐ったウッドデッキは杉のACQ防腐注入木材。
では現地調査時の写真から、
床板の一部は抜け落ちています。
根太に留めているはずのビスが抜けてきて床板が浮いています。・・・・・・・こうなってきたら下の根太が腐ってずぶずぶになっているの想像できます。
施工時に「毎年塗装すれば長持ちしますよ」といわれて塗装していても、こんな状態になります。
何故このようになるかというと、塗装で効果のあるのは表面だけ防腐剤を注入しても表面から数ミリしか入っていないので割れ目から雨が侵入して内部から腐ります。
こちらは解体時の写真。
予想通り根太は腐ってずぶずぶ、これじゃビスが効かないどころかいつ折れてもおかしくない状態です。
ご覧のように床板と根太だけの2層構造。
これでは、低コストで作れるかもしれませんが耐久性は、ぐ~んと落ちてしまいます。
雨掛かりになるウッドデッキなのに、家の床下と同じ構造で木組みしているのが他にも見受けられました。・・・・・・・ウッドデッキの耐久性は使用する木材もさることながら、設計・施工方法に左右されます。
こちらは裏庭に続く通路に設けられた内門袖。門扉はすでに朽ち果てて無くなっていました。採寸時にこちらも追加ご依頼いただきました。
柱に使われる角材は特に内部まで薬液が入りにくく早くに腐りがちです。
それでは、お客様が耐久性を一番に考えいろいろと比較検討され選ばれましたイペ材を使用した10年保証付きウッドデッキの写真を。
元と同じサイズに造り替えましたウッドデッキ。
新たにウッドデッキを計画したのと違い予期せぬ交換工事での出費の為できるだけ予算を抑えたいお客様からご相談いただき、今回は飾りの化粧幕板を付けないデザインとしました。
こちらもイペで交換工事をしました門扉・門袖。門扉は軽くなるように以前のとはデザインを変えています。
柱の基礎は簡易タイプで作られていましたが、今回は現場打設の本格基礎としています。・・・・・・・・開け閉めで力が掛かる門扉・門袖は基礎が大事です。
施工完了後お客様から、
「デッキの出来栄えには大変満足しています。ありがとうございました。」
と、メールをいただきました。
これで庭ウッドデッキ交換工事の紹介は終了。次回は戸建2階ベランダウッドデッキの紹介を。