先日は、「ウッドデッキとサンルーム」で4回にわたり、新設のウッドデッキとその上へサンルーム施工例をブログで紹介させていただきましたが、今回は千葉県市川市T様邸のおよそ十数年前にサンルーム廻りを施工したウッドデッキの取り換え工事の紹介です。
もちろん、前の工事は当社が施工したものではありません!
お客様のお話ですと、数年に一度、塗装をし続けていたけれども数年前から、腐ってきた床板が何枚もでてきて、都度交換してきたが、それも腐ってきたので、今回は全面取り換え工事を決めたとの事でした。
木材はヒノキです。写真のようにソフトウッド(針葉樹)は腐りやすい部分としては、このように節の周辺からが多く見受けられます。
その理由としましては施工後、節とその周りの収縮率が違うためと、節のワレ、カケですき間が大きくできるので水を溜めやすい構造となるので、どうしてもその部分から腐朽が始まります。
節部が全てこういう状態になるわけではありませんが、死に節ではかなりの割合で腐朽が起こります。
ソフトウッドの中では腐りにくいといわれているサイプレス(オーストラリアひのき)を使用したウッドデッキを当社では10年保証できない理由が、実はここにあります。
お客様の中で、サイプレスをハードウッドと勘違いして質問される方が多いですが、ハードウッド=広葉樹の事で、サイプレスはソフトウッド=針葉樹です。
ハードウッドのデッキ材は全く、節が無いわけではありませんが、非常に少ないです。
ここがハードウッドとソフトウッドの大きな違いで、全てのハードウッドの木質が全て腐りにくい性質をもっている訳ではありません。
これらの木材の比較した資料等はホームページから資料請求するか、お問い合わせください。
いっその事、節が抜けてしまう抜け節になれば、腐朽は起こりにくいのですが、それはそれで穴があき、また問題かもしれませんが・・。
この施工は大工さんにお願いしたそうですが、使用した木材だけでなく、設計上の問題も見受けられます。
このようにデッキを使用するのは、かなり危険水域となっていました。
これを解体・撤去して新たに、イペ製のウッドデッキに年内に施工しますので、完了しましたらこのブログで報告させていただきます。