サイプレスのウッドデッキが腐ってきたので~柏市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2021年5月6日

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柏市の戸建て住宅へお住いのお客様から、
「今あるウッドデッキの張り替え見積もりをしてもらいたい。」

と、資料請求とともに今のウッドデッキの図面を送付され見積もりご依頼いただきました。

見積書が届いてから現地調査のご依頼を受けお伺い。

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図面にも書かれていましたサイプレスのウッドデッキ。塗装で手入れをさしていたそうですが・・・・・・
10年ほど前までは、盛んにこのサイプレスでウッドデッキを施工していた会社もありましたが、こうして腐ったウッドデッキがでてきたせいか最近はあまりみかけません。

昔は当社へもサイプレスでの施工見積もり依頼がありましたが、イペと比べると耐久性が低いのが判っていましたので断っていました。
——-サイプレス(オーストラリア桧)は針葉樹なのに、ハードウッドと称して売っていたところもあり、お客様が耐久性があると勘違いされていたケースもあったようです。

今回は耐久性の高い木材を探されイペへ。
・・・・・実際の経年変化を確認する為、だれでも見られる当社施工の10年以上たった公共施設や商業施設施工例を尋ねられ見に行かれたようです。

 

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この面の大引は全部腐っています。

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塗装で手入れされていた表面はなんとか保っていましたが、内部はこのとおり。

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特にひどいのは、束と大引の木組み部分でほぞ加工されたところ。・・・・木材が腐るメカニズムを知らない大工さんがよくやる失敗の典型例です。
—–耐久性を高めるにはいつも書いていますように、木材だけではなく施工方法も大事です。—-

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さて作り替えにあたり、お客様から今まで使っていて不便な点を解消する打ち合わせに。
まずは、バーベキューをウッドデッキでされるので使いやすいように周囲の樹木を伐採して大きく広げたい。・・・・この作業はお客様出入りの造園業者へ依頼。

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外水栓は低くて使いにくいのでウッドデッキ上へシンク台付にして使い勝手を良くして!
と、ご希望をお聞きして施工へ。

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元のL字型で欠けていた部分もウッドデッキになり広く使えるようになりました。

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前面は全て1段ステップとし、どこからでも庭へ降りられるように。

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こちらはバーベキュー時の下ごしらえと洗い物が簡単にできるように調理台付のシンクを製作。(下には扉を付けてますのでガーデニンググッズを収納できます)

これで腐ったウッドデッキの取り換えを機に、新たに生まれ変わりましたウッドデッキの紹介を終了。次回はマンションベランダウッドデッキを。

マンション1階庭のウッドフェンス~杉並区

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, ウッドフェンス, マンション専用庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2017年6月30日

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8年前にマンション1階の庭にウッドデッキを施工させていただきました杉並区にお住まいのお客様から、お電話をいただきました。

「前に作ったウッドデッキに繋げて、新たに増設を考えています。一緒に目隠しのウッドフェンスも。」

 

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お客様は賃貸マンションのオーナーで1階部分はすべてお客様のお部屋となっています。
8年前は庭に面した半分をウッドデッキにしたのですが、今回は残りの半分もこれに繋げてウッドデッキにする計画。
前のウッドデッキのイペが8年経っても”良い感じ”という事で、今回も使用木材はイペ指定です。

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マンションの庭デッキは戸建住宅と違い、このように土間部分から掃出し窓まであまり高さがないパターンが多いです。
そこで今回も庭用ウッドデッキとマンションベランダウッドデッキを合わせたような工法にて設計します。・・・・・8年前の図面を参考にすると、やはり同じ工法でした。

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さて、こちらは目隠しフェンスを計画している正面の隣地境。
現況はメッシュフェンスに蔓類を這わせて目隠しとしているのですが、年々手入れが大変になってきたので、この辺で手入れがいらないウッドフェンスへと考えられたようです。

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この庭の側面に数年前に造園屋さんにサイプレスで延長は短いですがウッドフェンスを作ってもらったそうですが、新しいうちは気にならなかった節が・・・・・・
ソフトウッド(針葉樹)は、古くなってくるとこの節が目立ってきたり抜けてきますので、みすぼらしく感じる方もいらっしゃいます。

そこでお客様は節の少ないというか、ほとんどないハードウッドでの見積もりをご希望。
ただ延長15m以上、高さも2m近くとなりますので結構な金額となってしまいます。

とりあえず、テクノグリーンで扱っている樹種の中で一番高級なイペと一番安いイタウバの2種類で見積もりを。

イタウバのサンプルも比較してご覧になったお客様から、見積もり後数日して「・・・・・・やっぱりフェンスもイペで」

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完成したウッドフェンス。ウッドデッキ材の王様イペ。やっぱり表情に高級感がありますね。

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延長が15m以上で高さも2m近くあるウッドフェンスなので、既製品の基礎ブロックではなく現場打ちの基礎を打設しています。
おまけに一直線のフェンスなので、途中に控え柱ではなく控壁にしておしゃれに。斜めのつっかえ棒の控え柱でも強度上は問題ないのですが、景観上はこちらの方がかっこいい!

ただ今回はマンションオーナーの庭でしたので、こうして本格的な基礎を打てましたが、分譲マンションの場合は管理組合の承認が必要となります。

次は増設したウッドデッキ。

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手前が新設のウッドデッキ、向こうに見えるのは8年前のウッドデッキ。

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出幅は既存の倍にして大きく作り、樹木部分は丸くくり抜いて完了。

これで以前のウッドデッキと繋り約12m長さのマンション1F庭ウッドデッキとなりました。広いです。

それではこれで、マンション1階のウッドフェンスとウッドデッキの紹介は終了。次回は戸建の庭ウッドデッキです。

 

中庭、玄関前、縁側と3か所のウッドデッキ~松戸市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例, 2階建てバルコニーデッキ | 投稿日:2015年6月2日

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今回紹介させていただきますウッドデッキのお客様は、10年前に2階建てウッドバルコニーを千葉県松戸市で施工させていただきましたお客様です。

10年前に横浜大桟橋のイペウッドデッキをご覧になり、「同じイペ製でウッドバルコニーを!」とのご要望で施工させていただきました。
従いまして本当は4ケ所のウッドデッキの施工をさせていただいた事になります。

10年前に新築された家に繋げて今回増築された部分へのウッドデッキです。

増築を担当された工務店から、サイプレスのウッドデッキ施工提案があったそうですが、ハードウッドの2階ウッドバルコニーを10年も使用されているお客様には、サイプレス(ソフトウッド)は、「どうも好みではない!」というう事で、今回もテクノグリーンへご依頼いただきました。

サイプレスを「ハードウッド」と称して販売している会社もあるようですが、針葉樹ですので間違いなく「ソフトウッド」です。
確かに針葉樹の中では硬めの木材ですが、ウッドデッキ用ハードウッドと比較すると硬さも比重も耐久性、強度も全て低い木材です。

以前、イペで施工していた時、お客様のお隣さんがサイプレスで施工されたウッドデッキをお持ちでイペ材と見比べられて「同じハードウッドでも全然違うんですね。」と話しかけられましたが、やはり節の有り無しが見た目で大きな違いとなります。
今回のお客様も節が気になっていたのかもしれません。・・・・・この辺のところは好みの問題ですけど。

それでは、採寸時の写真から。

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こちらは、増築された分と既設の家とにより出来ました中庭部分。

 

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こちらはリビングの掃出し窓前で、通路的な縁側デッキを施工予定。奥に見えます中庭のウッドデッキに繋げます。

 

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こちらは逆に中庭から見た写真です。

 

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こちら側は玄関前。

 

これら3ケ所のウッドデッキでは施工面積もかなり大きな面積となります。

10年経ったイペ製のウッドバルコニーが腐っていないばかりか、傷んだところも全くないのを実感しているお客様は、オールイペでのウッドデッキを施工希望でしたが、予算的にはちょっとキビシイ!

 

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10年前施工のイペ製ウッドバルコニー。色は変わっていますが、他は全く問題なく使用されています。お客様も感心されていました。

 

そこで、今回は腐朽が発生しやすい構造部分の束・大引き・根太をイペで作り、床板とフェンス横板をマサランドゥーバにて施工する方法を提案させていただきました。もちろんサンプルを持参して木材の確認をしていただきましたが。

この木材は色が赤っぽいので「アマゾンジャラ」とか「アマゾンウリン」と名付けて販売しているところもありますが、「マサランドゥーバ」あるいは「マニルカラ」が正式名称です。

このマサランもブラジルからの輸入木材で、耐久性はイペと比較して少々劣りますが強度や硬さは遜色ありません。
あと欠点は板材の割れ反りはそれほどでもないのですが、角材は「ちょっと・・・・」というのが今まで施工しての実感です。

それでもイペと比較すると値段は安いので、いいとこ取りのハイブリッド工法を考えてみました。

それでは完成写真から。

 

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中庭ウッドデッキ。光線の影響で写真の色は違って見えますが、実際は下の写真の色に近いかな?

 

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入口から眺めた中庭ウッドデッキ。

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中庭ウッドデッキに繋がっている「縁側ウッドッキ」というには出幅が広いかな?。約1.2mあります。庭からウッドデッキへは、この2段のステップで。
これで1階にある部屋は全部繋がったのかな?

 

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そしてこちらは、玄関前のアプローチデッキ。
駐車場からはスロープになっていて50cm上がっています。

 

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中央部の玄関前だけはフラットにし前後はスロープとなっています。これは将来、もし車椅子生活になっても楽に外出できるようにとの考えからです。

さて、これで今回のイペとマサランドゥーバのハイブリッド型?ウッドデッキの紹介は終了ですが、イペと違いマサランは他のハードウッド同様に水に濡れると湿潤膨張しますので、残念ながら5mmのすき間を開けて床板を張っていますが、お客様からは

「今回も、大変すばらしいデッキを作っていただきありがとうございました。
土足で上がるのがもったいないようなデッキで、またお願いして良かったと思っています。
また、職人さんがたのチームワークもみていて、すがすがしいものがありました。」

「10年間前にお願いしたウッドデッキに満足しているので、注文しました。」

との、お言葉もいただき、私も安心しましたのと同時に10年振りのウッドデッキに出会え嬉しかったです。

次回は10年振りではないですが、4~5年振りで出会った大規模修善時にお預かりしたウッドデッキの紹介です。