投稿者:technogreen | カテゴリ:パーゴラ付きウッドデッキ, 戸建てベランダウッドデッキ, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2012年6月9日
タグ: ウッドパネル, パーゴラ, リブ付き, 戸建ベランダ, 杉並区, 腐朽
8年前にパーゴラ付きウッドデッキを施工させていただきました、杉並区のお客様から電話がありました。
「8年前にウッドデッキを作ってもらった杉並のKですが、今度は2階のベランダへウッドデッキを敷いてもらいたいのですが・・・。実はパーゴラデッキの数年後に、自分でウッドパネルを購入して敷いていたんですが腐ってきてるので、撤去と廃棄処理もお願いしたいのですが・・」
了解。ということで早速、ベランダ専門の採寸・調査担当者がお伺いして。まずは8年前施工のパーゴラ付きウッドデッキをパチリ。
8年経っているので当然、退色はしていますが、腐朽やシロアリは全く問題無しです。
公共の公園では何度か設計・施工しましたが、ルーバーのデザインは個人邸では珍しい井桁格子タイプです。・・・写真のように「よしず」を設置する目的でこのデザインとしましたが、しっかりと「よしず」を利用されていました。
お客様からも「8年前にイペで作ってもらいましたが、何の問題もなく感謝しています。」と、おっしゃっていただき、気を良くして2階ベランダの採寸へ向かったそうです。
腐ってきたウッドパネルを少しづつ、交換してきたようですが、もう限界。
下が樹脂製のプレートになっているウッドパネルは、隣り合う樹脂プレートの凹凸をはめ込むだけの為、夏に熱くなってくると伸長変形して外れる上に、そのまま変形して元に戻らないようです。今まで何度かこのタイプの取り換え工事を行ったところは皆同じ現象でした。
腐っているだけではなく、割れ、反り、またこの現象により裏側の樹脂プレートから外れるはで大変なことになっています。
おまけに「すのこ状に」作られているので、すき間からゴミは落ちるわ、下の樹脂プレートの脚によりゴミは取りにくいわで、困っていました。ついでに木材にはリブ(溝)加工までしているので表面の掃除だけでも大変です。溝にこびりついた泥汚れは、なかなかとれません。
今回のように庭デッキとベランダデッキでリブ付き、リブ無しの2通り使用していると、その差がはっきりとわかります。
販売者側の勝手な思い込み?や、自社の都合でこのリブ付きを販売しているのが現状ですが、もう少しお客様の使いやすさを考えて売って欲しいもんですネ!・・・・17年間の施工経験からすると、家庭用のウッドデッキにリブ付きを使用するメリットは、ほとんどありません。
・・・・ん~。あえてメリットを上げれば、発生する干割れを目立たなくすることかな?ハイ、干割れを防ぐわけではありません。
ということで、2階のベランダデッキは当然、リブ無しで施工。・・・・・次回、後編で施工完了したウッドデッキを紹介させていただきます。