投稿者:technogreen | カテゴリ:戸建てベランダウッドデッキ | 投稿日:2012年6月11日
前回の続きで、戸建の2階ベランダへのウッドデッキ施工が終了しました。
8年前の庭へ施工したウッドデッキ&パーゴラと同様に、お客様には満足していただけました。
施工完了のベランダデッキ
外側はお客様のご希望で30cmほど開けて施工しています。鉢物を置かれる予定かな?
逆サイドから
エアコンのホースを動かすことができませんでしたので、その幅分を欠きこんで、ピッタリとすき間なく敷設しています。
リブ無し、すき間無しの施工です
前回のウッドパネルの写真と見比べていただくと一目瞭然。リブ無し、隙間無しは掃除をし易いのが、おわかりと思います。
これで、「板間すき間」「パネル間すき間」「樹脂プレートの凸部脚」「リブ付き」の四重奏による、「掃除の大変さ」から解放されます。・・・テクノグリーンは奥様方の味方です。・・・・・えっ、旦那さんが掃除をするから構わないって?・・・いずこも同じですかね。
それより、一昨日投稿しましたこのブログの前編を見て、現在ウッドデッキを検討されている方から、本日電話をいただきました。
「リブ付きはメリットとして滑り止めにもなるし、ささくれも出にくいという説を読んだ事があるんですが?」
「確かにリブに対し直角方向では滑りにくいので、一定方向にしか歩かない公共工事等のボードウォーク(木道)ではリブ付きを使用しています。しかし平行方向には逆に摩擦抵抗が減り、滑りやすいですのでテラスや広場といわれる所では使われなくなっています。また雨上がり後、溝に溜まった雨水によりデッキ全体の乾きが遅くなるというデメリットも家庭向けでは生じます。」
ささくれに関しましては、All About プロファイル「専門家に聞く」で弊社代表が詳しく説明していますので、参照してください。
リブ無し、隙間なしのベランダウッドデッキの資料請求はこちらから。戸建ベランダのデッキと一言。(申し訳ありませんが、関東地区にお住まいの方、限定です)
8年前にパーゴラ付きウッドデッキを施工させていただきました、杉並区のお客様から電話がありました。
「8年前にウッドデッキを作ってもらった杉並のKですが、今度は2階のベランダへウッドデッキを敷いてもらいたいのですが・・・。実はパーゴラデッキの数年後に、自分でウッドパネルを購入して敷いていたんですが腐ってきてるので、撤去と廃棄処理もお願いしたいのですが・・」
了解。ということで早速、ベランダ専門の採寸・調査担当者がお伺いして。まずは8年前施工のパーゴラ付きウッドデッキをパチリ。
施工後8年経ったパーゴラ付きウッドデッキ
8年経っているので当然、退色はしていますが、腐朽やシロアリは全く問題無しです。
公共の公園では何度か設計・施工しましたが、ルーバーのデザインは個人邸では珍しい井桁格子タイプです。・・・写真のように「よしず」を設置する目的でこのデザインとしましたが、しっかりと「よしず」を利用されていました。
お客様からも「8年前にイペで作ってもらいましたが、何の問題もなく感謝しています。」と、おっしゃっていただき、気を良くして2階ベランダの採寸へ向かったそうです。
ところどころ張替え交換しています
腐ってきたウッドパネルを少しづつ、交換してきたようですが、もう限界。
バラバラになってるウッドパネル
下が樹脂製のプレートになっているウッドパネルは、隣り合う樹脂プレートの凹凸をはめ込むだけの為、夏に熱くなってくると伸長変形して外れる上に、そのまま変形して元に戻らないようです。今まで何度かこのタイプの取り換え工事を行ったところは皆同じ現象でした。
ボロボロのウッドパネル
腐っているだけではなく、割れ、反り、またこの現象により裏側の樹脂プレートから外れるはで大変なことになっています。
おまけに「すのこ状に」作られているので、すき間からゴミは落ちるわ、下の樹脂プレートの脚によりゴミは取りにくいわで、困っていました。ついでに木材にはリブ(溝)加工までしているので表面の掃除だけでも大変です。溝にこびりついた泥汚れは、なかなかとれません。
今回のように庭デッキとベランダデッキでリブ付き、リブ無しの2通り使用していると、その差がはっきりとわかります。
販売者側の勝手な思い込み?や、自社の都合でこのリブ付きを販売しているのが現状ですが、もう少しお客様の使いやすさを考えて売って欲しいもんですネ!・・・・17年間の施工経験からすると、家庭用のウッドデッキにリブ付きを使用するメリットは、ほとんどありません。
・・・・ん~。あえてメリットを上げれば、発生する干割れを目立たなくすることかな?ハイ、干割れを防ぐわけではありません。
ということで、2階のベランダデッキは当然、リブ無しで施工。・・・・・次回、後編で施工完了したウッドデッキを紹介させていただきます。