戸建ベランダのウッドデッキ、人工木か天然木か~狛江市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 戸建てベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2017年2月26日

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資料と見積書を送付させていただいていました東京都狛江市のお客様からメールでお問い合わせいただきました。

「お世話になっております。
見積書ありがとうございます。
主人は天然木ではなく、人工物の方がいいのでは?と言うのですが、私はすっかりイペ材のデッキに魅了されてしまいました。
なんとか採用したいと思ってます。
腐食、シロアリに対して10年保証とありますが、これまで保証対象になったその他の理由ってありますか?
ハードウッドなのでひび割れたりなんかはないのでしょうか?
痛む原因って何になるのでしょう?湿度とかですかね?

強度は人工物に比べても遜色ないと思うのですが、手入れはどのように行う必要がありますか?

このあたりがクリアになれば主人を説得できそうです。
もしかしたらホームページに記載されているのかもしれませんが、ご回答いただければ幸いです。」

当社からの回答は、

「当社ではイペ製のウッドデッキのみ10年保証しています。
その理由は、20年前の創業時から1200ケ所以上施工しましたイペのウッドデッキで、ただの1ヵ所も腐ったのはありません。

また送付しました資料の中にある腐朽試験結果で、質量減少率(腐ったパーセンテージ)が1%以下となっており、
同時に試験したブナが20%以上と比較しますと驚異的な数字となっています。

当社で人工木を扱わなくなったのは、 それに比較して腐朽試験の結果値が悪いのか大手メーカーは”2年しか材料保証していない”という理由からです。
天然木の経年劣化は湿度の影響もありますが、イペは多少の湿度では劣化することなく、他の木材と同様に紫外線による劣化の方が大きいです。

これにより表面が干割れしたり毛羽立ってきますが、この手入れ方法としては紙やすり(サンダー)掛けしてやりますと、新品に近い状態に戻ります。
日常の手入れ法は掃除機をかける、水拭きをする等で十分です。

ただ、これらの手入れも腐朽対策のものではありませんので、行わなくても10年保証をしています。」

———人工木の施工通販会社のW保証10年保証の内容は、たいてい商品そのものは”メーカーの2年保証”で、施工に問題があり壊れて怪我をした場合にその損害に対する工事会社が損保会社と契約している工事補償・生産物賠償責任保険のことなんです。つまり2年目以降で腐ったら保証はなし?
もちろん当社も施工会社ですから、この保険には入っていますが、”保証”と”補償”、まぎわらしいですよね。
ちなみに当社の10年保証は10年以内にイペのウッドデッキが腐ったら無償で交換させていただく”保証”です————

以上の回答でご納得いただきましたお客様から注文をいただきまして、新築中の家へ採寸へ。

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ベランダはウレタン防水です。通常よりベランダの床が低くサッシから20cmほど下がっています。

 

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お客様のご希望は、サッシ下枠に合わせてのことでした。

で、家の引き渡しが終了しお引っ越し前に施工を。

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サッシ下ぴったりに施工完了。

 

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今回も工場で製作したサイズがぴったりで、現場でのカットが全くなかったので製品の搬入も含めて3時間で完了。

紹介もこれで終了。次回は戸建庭のウッドデッキです。

 

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