投稿者:technogreen | カテゴリ:その他, 最近の施工事例 | 投稿日:2017年6月3日
台東区でパン屋さんを開業準備中のお客様からお問い合わせいただきました。
「店舗の入り口外側が30センチほどの長さのコンクリートが
あり、その先が1段下がるので、ウッドデッキで7, 80センチ
踊り場を作ろうと思っていますが、店舗施工業者では
ないところを検討しております。」
資料とイペ材のサンプルを送付しましたところ、耐久性の高さを納得していただいて工事中の店舗前写真の送付と共に見積もりご依頼いただきました。

いただいた店舗前の写真。内装工事の真っ最中です。
この内装工事も終了に近づき、開店前にウッドデッキの工事へ。

今回の工事は、下地や諸々の条件から庭のウッドデッキとマンション1階テラスのウッドデッキをミックスさせたような構造・組み方で設計。
事前に現場を採寸しておきましたので、9割がたの材料は工場で加工済みです。こういう公道に面している所は現場での早さが命。半日で施工完了。

仕上がったウッドデッキの幕板をみると、かなり勾配が付いていたのが判ります。

傾斜部分が水平になり、店舗前が広い踊り場になりました。これで安心してお店に出入りできます。

このエントランスの踊り場を作るのは、他の素材(コンクリートとかタイル)でもできますが、天然木にすると一味ちがいますよね。
こういう所に気を配られているパン屋さんのパンは一味違うかも?一度機会があったら買いに行こうかな~
次回は戸建の庭ウッドデッキの紹介です。
投稿者:technogreen | カテゴリ:その他, 最近の施工事例 | 投稿日:2017年1月13日
今回はちょっと変わった紹介。
東京都中央区にあります会社からのご注文。「事務所内へ設置するステージをイペで!」
会社事務所の1室へステージを設置するとの事でご注文いただきました。
ステージの大きさをmm単位で書きました図面をお送りいただきましたので、今回は採寸無しでの施工。
上手く納まるかなぁ~と思いましたが、結果は以下の写真で。

横幅、奥行きとも現場にピッタリ!

実はこれ、使用しない時は積んで置けれるように5分割となっています。
工場で全て製作し、今回は置いただけ。室内なので床はフラットですので高さ調整もしていません。

室内なので風雨に曝される訳もないので、イペの最大の特徴である耐久性の高さは今回生かせません。
それでも、わざわざ高価なイペで作った訳は、素材の持つ高級感だったようです。・・・・・・イペはウッドデッキのみならず、高級フローリング材として知られてますからね。
という事で、今回は変わりダネで室内ステージの紹介でした。・・・・・ちなみに用途は、お聞きしていないので私にも判りません。
次回は、いつものマンションベランダウッドデッキです。
今回の紹介は公共施設での木橋の施工です。
1年前、東京都内の某公共事業での木橋工事の見積もり依頼を受けていました。
1年経ち、元請の造園工事会社から、いよいよ木橋部の施工時期になったとの事で施工詳細を検討。
元の図面から木材ははイペで設計になっています。
一時期、他のハードウッドデを使う現場もありましたが、やはり耐久性の評価からか価格が一番高いイペですが公共事業では増えています。・・・・・・特に当社への依頼では。
公共施設では20年以上前からイペは使用され、これ以上実績年数が長く使用量も多いハードウッドはありません。
そんなイペの木橋の完成写真から。

ビオトープの景観というコンセプトの池に架かる橋ですので、人工木は?・・・・・・・無理か。



こちらは観察デッキ。
と、完成後の写真を紹介してきましたが、今回は施工途中の写真はこれから。

これが上の観察デッキの施工中。構造部は鋼材です。この前面には幕板を付けて鋼材を覆い隠す事をカバリーングと呼んでいます。

こちらは木橋の橋げた。溶融亜鉛(ドブ)メッキの鋼材です。
これの床部材が木材ですから一種のカバーリング。ですから木橋と呼んでいいのかどうかは別として公共事業では多く設計される手法です。
ちなみに、この鋼製の橋げた施工からテクノグリーンで行いました。
個人様の縦列駐車場上のウッドデッキで柱や梁に、このドブメッキ製を使用している理由は昔から公共事業の仕事を多くしてきて、その耐久性を実感できているからでもあります。
※この写真に写っているメンバーは、当社の職人ではありません。
このように、公共事業の現場では多くの職種の会社の職人が数十人と入り乱れて?作業をしているので、お互いの仕事の段取りや作業スペース確保、はては材料の搬入タイミングやらの調整がひと仕事です。
そういう理由から、今回の施工は現場作業をいかに短くするかが勝負となりますので、工場でほぼ製作し現場での作業はボルトとビス締めのみ。
鉄骨の取り付け半日、木材の取付けに半日と予定時間ぴったりで完了。
まぁその分、施工前に元請の担当者さんとは、いやになるくらい(相手さんが)打ち合わせをさせていただきましたが。
・・・・・・図面を見ながらの電話とメールだけですけど。
これで公共施設の木橋の紹介は終了。
次回は直接お客様のところで打ち合わせ・調査をしまして設計・施工しました庭のウッドデッキの紹介です。