東京都東久留米市のお客様から「既存の駐車場上のウッドデッキが腐ってきました、建て直しをしたいので見積もりを」とサイズをご連絡いただきました。
概算見積もり後、ご予算に合うとの事で調査へ。
珍しい立板フェンスで高さも高いところで床から2m位あります。
床板は腐ってきてから、何枚かはご自分で張り替えてきたようですが・・・・・
柱は家を建てるのと同じ土台にホゾを刻んで柱を建ていますが、これが・・・・・・。
いつも書いていますように雨が掛からない「家」の柱なら問題ないのですが、ここに水が入り込み内部腐れを起こしていました。やっぱり家を建てた大工さんによる施工のようです。
こちらは梁と根太を仕口加工ですが、ほぼ完全に腐っていて今にも崩れ落ちそうです。お客様は建築関連のお仕事だそうで、その危険性に気づき足場用の単管パイプで支えていました。
これがなければ確実に崩壊していたと思われます。
腐ったウッドデッキを調査してると、必ず見られる継ぎ手部分の仕口加工での腐朽です。案の定、雨仕舞されていないウッドデッキでは絶対に使っちゃならない仕口が使われていました。
既存のウッドデッキと同じ大きさ、同じフェンスデザインをご希望でしたので、建て直しにあたり少々の追加アイテムを打ち合わせ。
隣家との境界にある自転車置き場に目隠しフェンスを、一緒に施工ご依頼を受けてこちらも採寸。自転車が置きにくくならないように、控えは無しで。
さてこの後、解体・撤去、基礎工事、ウッドデッキ本体工事、目隠しフェンス工事の工程ですが、梅雨の時期は思うままには進みません。完工しました写真は次回で。
前回の予告とおり、今回は東京都港区のマンションベランダウッドデッキの紹介です。
3月初めにFAXで資料請求と見積もりご依頼いただいていました。(FAXでお問い合わせの方はこちらからお問い合わせフォームをプリントアウトしてください。FAX番号は04-7171-2180)
引っ越し直後にご連絡いただき採寸へ。
中央部に柱がありますが、ごくごく普通のベランダ平面です。
掃出し窓サッシ枠下からベランダまでは、6cmくらいしかありませんが、お客様は室内高さの水平なウッドデッキをご希望。外側で5cm下がりですから結構な勾配です。
既に室外機が。
最近のマンションに多い標準で予め設置されているエアコンの室外機ですね。
そしてこれまた標準になってきましたホースカバーによる固定で、室外機が動かせませ~ん。
こうなると、室外機部分はくり抜き施工にするしかありません。
この柱の横にもう1台のエアコン室外機を設置予定との事で、こちらはウッドデッキ施工後に上に載せる事になりますので、くり抜き無しでドレンホース用のパイプだけを事前に設置しておけば・・・・。
と、調査担当者は完璧に打ち合わせも終了し、施工完了へのはずだったんですが・・・・・
終了時刻に「施工完了」の報告だけと思いきや、「室外機カバーは?」とお客様がおっしゃてんだけど?施工図面には書いてないよ!!!!!」と職人から電話。
————-調査担当者は打ち合わせ・室外機の採寸もし、見積もりもし、注文書もいただいてにも関わらず——–ハイ、私のところで図面に書くのがヌケ落ちていました。それからヌケ作と呼ばれる毎日です。。。。。。。
お客様からも
「事前打ち合わせ、注文の内容がきちんと通ってなかった事には、やや不満を持ちました。が、その後の対応には満足しています。ありがとうございました」
本当に申し訳ありませんでした。なんとかご希望の土曜日で製作・納入させていただきました。(残念ながら納入しました室外機カバーの写真はありませんが・・・・・・・)
私の失敗談のこのブログ投稿は、あんまりしたくなかったんだけど最近マンションウッドデッキのお問い合わせが多かったので紹介させていただきました。
と書きながらで申し訳ありませんが、テクノグリーンのマンション用ウッドデッキは9月中旬まで製作・施工とも注文予約でスケジュールは一杯になっていますので、それ以降でもO・Kの方は→お問い合わせください。
今回の紹介は茨城県日立市のお客様の戸建庭ウッドデッキです。
日立市は先月このブログでも案内しましたように、施工サービス地域に追加しました市町村のひとつですが、お客様からはその前に「日立市は施工地域に入っていないようですが、以前に施工されたお宅もあるようですので、是非お願いしたいと考えております。」
と、お問い合わせいただきました。
一度「ウッドデッキが腐った」という経験をされると、使用する木材から施工方法まで真剣に検討される方が多いですよね。
このお問い合わせをきっかけに、今までの柏の事務所から掛かる時間を、三郷の工場から掛かる時間を基に施工地域を見直しさせていただきました。・・・・・・当たり前の事なんですが、今まで気づかなかったアホな私。
これを機に今までもご要望がありました栃木県の県南を施工地域に入れるよう施工担当チームと鋭意検討中?です。・・・・・最近「カヤック」にはまって栃木方面へ度々出掛けてる職人の勧めもあって・・・・
工場内写真
写真右上の緑の物体が「カヤック」だそうです。しっかり工場の棚の一部を置き場にしています。
栃木県内の川下りで良く行くそうで、やたら栃木県内の道路事情に詳しくなり、「栃木県は近い!」という話から栃木県も施工地域へ。・・・・・・・ハイ、単純な連中ばかりです。
カヤックと栃木県の話はこのくらいで、本題の日立市のお客様の打ち合わせを。
常磐自動車道は相変わらず渋滞なし。距離はあっても時間は早い。着いてみると広々お庭。車の駐車も楽々と。
ここにウッドデッキがあったそうです
家を新築されたときに一緒に大工さんに作ってもらったウッドデッキが腐り、ご自分で解体されたそうです。
家に取り付けられた大引き
ウッドデッキ用の大引きが家壁に直接取り付けれている上、釘が使用されています。
錆びているので、これを無理やり外すと、壁が壊れそうな状態です。・・・・・・「釘は使ったらダメ!家と接合したらダメ!」とは、この理由からなんですが・・・・・・
お客様は、元と同じ大きさのウッドデッキ、ラチスフェンスをご希望でしたが、資料請求をいただいて、事前に送付していました写真集の中の「縦格子フェンス」を気に入られたそうで、それに変更。また今までは付いてなかった階段を追加。
使用する木材は腐らした経験のある今回のお客様の要望は、もちろん10年保証付きのイペで!
丁度、既存のウッドデッキを外した機会に外壁塗装をし直し、その後に新設ウッドデッキ施工とスケジュールを決めまして、この日の打ち合わせは終了。
完成後の写真を連続3枚で。
工場で1回、仮組をしていますし、フェンスは図面通りに製作して持っていってますので1日で施工完了。夕方5時前には工場へ帰り着きました。
いやはや、もっと早くから茨城県内の常磐道沿線を施工地域に入れておくべきだったんですね。
と、反省の弁で今回の紹介は終了。次回は、ここ最近お問い合わせが多いマンションベランダウッドデッキです。