前回紹介させていただきました江戸川区のお客様の戸建て2階ベランダウッドデッキの続きで、今回は1階のテラス部分へのウッドデッキです。


1階の掃き出し窓から出た部分がテラスとなっていてその前が1段下がった庭となる形状でした。

テラスの半分は下が土で、防腐注入木材でウッドデッキを施工されていましたが腐ってきていますのでこれを交換します。

残り半分は、下地がコンクリートでタイルパネルが敷かれていましたが、これも撤去し一連となるウッドデッキに作り替えがお客様の計画でした。

既存のウッドデッキとタイルには、このように大きな段差があります。
またタイル側は下地から窓枠までの高さが小さいので、ウッドデッキの下部構造は全く違う工法で設計することに。


ウッドデッキの施工完了。

フェンスがなかった部分には新たにウッドフェンスも付けて。そして庭へ降りる階段も。
幕板部分へは、お客様支給のマリンライトを取り付け。夜下の庭へ降りるときに足元を照らすようになっています。

こちらへは追加でご注文いただきました、イペ製のミニテーブルとスツール。元あった金属製のサイズに合わせて製作。

最後は物干し用の柱。ただ単に柱を建てるだけだとイマイチのデザインなので、アーチ状に造っています。
またお客様のご希望で竿掛け金物は高さを変えて裏表にダブルで取り付けています。・・・・・かなり実用的な物干し場になりました。
これで戸建て1階テラスウッドデッキの紹介は終了。次回はマンション大規模修繕時サービスを。
投稿者:technogreen | カテゴリ:戸建てベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2020年3月28日
東京都江戸川区の戸建て住宅へお住いのお客様から資料請求と見積もりご依頼をいただきました。
「ルーフバルコニー、1Fテラス概算費用の見積もりをお願いします。
詳細はPDFファイル参照ねがいます。」
添付いただきました図面からバルコニーウッドデッキと1Fの庭ウッドデッキの見積書を作成し、写真集・サンプルと共に送付。
届きました頃に、だいたい予算内なのでと調査依頼を受けお伺い。

こちらの家は築十数年経っていて、このバルコニーの再防水工事の時期がきていたようで、お客様から事前に防水工事も依頼されていました。
当社はウッドデッキの専門施工会社ですので、当社の職人はもちろん防水工事はできません。
以前にも同じご要望を受けて、防水工事を頼んでいるいつもの防水工事会社の担当者も一緒に調査へ同行し打ち合わせをさせていただきました。
先に防水工事をするわけですが、工事スケジュールを建てたり段取りするには、知り合いの工事会社のほうがやりやすので助かっています。

掃き出し窓枠の両袖が飛び出している、ちょっと変わったサッシでした。
ウッドデッキの設計にあたり結構重要なポイントになりますので詳細に採寸を。

壁の仕上がりも単純でなく凹凸もあちこちにあります。

最後はシンクの排水管。この径や位置もしっかりと採寸し設計図面に落としこんで工場で製作します。
工場で製作していく理由のひとつには、現場での施工時間を短くすることにあります。
マンションのベランダと同じく戸建てのバルコニーも施工時に室内に入る必要があり、出来るだけお客様の時間ストレスを小さくしたいというのが理由です。
今回のバルコニーの広さは戸建てとしては大きいほうで20㎡弱ありましたが、これを1日で終わらせる施工計画としました。
既存の防水層の清掃・ケレンで1日、FRP防水工事で1日の施工寛容の報告を工事会社から受けて、1日の養生期間を設けていよいよウッドデッキ施工へ。

ウッドデッキが予定通り1日で完了しました。

シンクの排水管廻りも設計通りばっちりと仕上がりました。仕上がり高さはバルコニーにある物置の扉が開く高さに設定しています。

壁の凹凸に対してもぴったりと仕上がりました。

掃き出し窓前はこんな感じの仕上がりです。これで段差が解消されバルコニーの使い勝手が良くなりました。
と、バルコニーのウッドデッキの紹介はこれで終了し、次回は続いてこちらのお客様の1階のテラス部分のウッドデッキを。
昨年、東京世田谷区にある中古マンションを購入されたお客様から資料請求いただきました。
資料到着後お客様からメールで、
「資料届きました。イペはかなり高級感がありますね。
早速ですが、今週末にでも採寸等をお願いしたいのですが、ご都合如何でしょうか?
先日ざっくりした寸法はお伝えしていますが、実際は両端に出っ張りなどもあったりするので、金額的には上がると想定しております。
このマンションが建ったときの資料が出て来ましたので、添付させて頂きます。
古いマンションになるので、できることできないこともあるかと思いますので、現場での確認お願い致します。」
イペはウッドデッキ材の王様と称されるように、見た目・手触り感は同じハードウッドと比較しても断然違う高級感があります。・・・価格も王様ですが。

室内からベランダを1枚。まだ引っ越しはされていません。

窓土台のコンクリート。古いマンションですのでこの高さは20cmくらいありますが、この高さにウッドデッキを仕上げます。

こんな感じに斜めの柱があったり、

両端部には曲線の出っ張りが付いていたりと複雑な形状のベランダでした。
現地調査後、一時施工を保留にされていたのですが半年後に、
「昨年ウッドデッキの作成を一度依頼させて頂いた、世田谷区の○○と申します。
その際はウッドデッキ作成を断念してしまったのですが、やはりバルコニーに設置したく、再度ご連絡させて頂きました。
前回依頼させて頂いたときはバルコニー全面をお願いしていたのですが、今回は少しサイズを小さくしたいと思っております。」
前回の調査寸法から、あまり使用しないベランダ部分は施工しない部分施工の寸法で再見積もりでご予算内に納まり施工へ。

完成したウッドデッキを室内から。


両端部の複雑形状の出っ張り部分を施工しないことで、ずいぶんと価格も下がりました。

ベランダウッドデッキの全景。
施工完了後すぐにお客様からメールが、
「今施工が終わって職人さん達が帰られました。
出来上がったウッドデッキに感激しています。これならもっと早くに施工してもらえれば良かったとつくづく思っています。ありがとうございました。」
・・・職人からの施工完了報告の電話より早くにいただきました。
これでマンションベランダウッドデッキの紹介は終了。次回は戸建てバルコニーのウッドデッキを。