東京都中央区に新築中のタワーマンションの高層階のお部屋を購入されたお客様からお問い合わせをいただきました。
メールで送付いただいた間取り図面から概算見積もり後にお電話をいただきました。
インテリアオプション販売会に参加して同じイペのウッドデッキの見積もりを出してもらったそうです。
当社のイペ製ウッドデッキの方が安かったのでお願いしたいとの事でしたが、既に内覧会は終了しているので、鍵引き渡し日にお部屋にお伺いする事に。
販売会でのウッドデッキは、その仕組み上どうしても高くなってしまいます。(当社も昔、下請けをした事があるのですが中間マージンとか、バックマージンとかいろいろと諸経費が上乗せされます)
それ以上に問題なのが、お客様との打ち合わせ無しで施工するしか方法はなくお客様の御希望に合わせての施工が出来ない!
ウッドデッキは商品をただ置くだけではないので、その現場ごと、お客様ごとに細かい打ち合わせをして初めて満足していただけるものを提供できるんですが・・・・・
鍵引渡し後になりましたので夕方になってしまい、ちょっと暗いかな?向こう側には金属の得体の知らないアングルが床に取り付けられていますので、一応採寸しておきます。
エアコンは1台、標準で設置されていましたが幸い上へ持ち上げれそうなのでオンデッキとします。
一番打ち合わせが必要なのが、ウッドデッキ高さ。どの高さに仕上げるかを、サッジ高さと室内高さを測りながらお客様と打ち合わせをして決めていきます。
インテリアオプション販売会のウッドデッキでは、この打ち合わせができないので結局は施工業者のお仕着せ、つまりレディメードとなりオーダーメードのウッドデッキほど満足を得ることがきません。
価格もさることながら、こっちの方が大事かも。けっして安いお買い物ではないので。
それではオーダーメードのウッドデッキを。
イペ製ですので、いつものすき間無し施工。
販売会のイペのウッドデッキはすき間あるタイプです。当社でもこのタイプでよければ、すき間無しに加工する手間が省けるのでもっと安くなります。
上階からの排水パイプ廻り加工。
例のアングルは、お客様が販売会社に確認したら右の壁にある給湯器を修理する際に必要な物?だとか??・・・・・・・千か所近くベランダで施工してきましたが初めて!
仕方がないので、上にでるようにウッドデッキに切り込みを入れて施工。
室内から見たウッドデッキ。お客様のご希望でフローリングと同じ高さにしています。
施工後しばらくしましてメールをいただきました。
「快適で良い仕事をしていただいと思ってます。」
オーダーメードのベランダウッドデッキの紹介はこれで終了。次回はルーフバルコニーウッドデッキです。
投稿者:technogreen | カテゴリ:一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2018年5月14日
東京練馬区へお住まいのお客様からお電話をいただきました。
「庭へ3.5m×2mで一部隅切りしたウッドデッキとその2面へフェンスを考えています。」
このサイズでの概算見積もりと一緒に資料・サンプルを送付後に、「サンプルのイペ材が気に入りました!」と、現地調査のご依頼をいただいてお伺い。
隣家側に通路分だけを残してあとはウッドデッキへ。
採寸後いろいろとお話しを伺ってみると、写真右上に写っているガラス温室があり、この前を通るためにウッドデッキの隅切りを考えていたようですが。。。。。
「ウッドデッキ上に、この温室を載せても大丈夫でしょうか?」
ウッドデッキ上に重量物を載せるのはそう難しくありません。
その形状とおおよその重量が判れば荷重の掛かる位置だけ床下の構造部分を補強して施工すると大丈夫です。そこで温室のサイズも計測。
温室を載せる為、その分奥行きを広げて作る事に決定。
隣家側の通路幅を確保して奥行きは2.4mのウッドデッキとなりました。
これで上に温室を置いてもスペースは充分。ちなみにこの温室はお客様のご趣味の欄の栽培用との事です。
これで1段低い庭に降りないで、室内からそのまま出られてお世話出来ますね。
出来上がったばかりのウッドデッキの広さを確認されているお客様。
たまにしか使わない通路ですから。このくらいあれば充分ですね。
手摺フェンスは高さ1m、板幅5cm、すき間5cmの仕様となっています。このデザインは圧迫感が全くないフェンスとなります。そんな訳で目隠しには不向きです。
手前の金物はタープ用のフックです。
こちらはウッドデッキの入口。
遊びに来られるお孫さんの遊び場になれば!とお話されていましたが、今後は玄関を通らずまっすぐこのウッドデッキに来るかも?
それでは温室を上に載せたウッドデッキの紹介は終了。次回は新築マンションのベランダウッドデッキを。
昨年の暮れに12年前に東京都稲城市の新築マンションご入居時に施工させていただきましたお客様から、間もなく大規模修繕工事が始まるとの事で取り外し・一時保管・再設置サービスのご注文をいただきました。
先月は他のマンションへお住まいの方数人から、インテリアオプション販売会社から購入されたようでアフターがなくお困りになって同サービスの依頼の電話をいただいています。
しかしながら、当社では自社施工したウッドデッキのみ、本サービスの提供をさせていただいていますので、申し訳ないのですがお断りしているのが現状です。
その際電話でも説明させていただいていますが、その理由のひとつにはどのようなウッドデッキかも数量も判りませんので見積もりをしにお伺いしなければなりません。
二つ目はお伺いしてチェックしますと表面は大丈夫そうに見えていても裏側が腐っているケースがままあり、最終的には廃棄という事になってしまいます。
当社で施工したイペ製のウッドデッキであれば、腐っていないので再設置可能ですしわざわざ見積もりにお伺いしなくても図面が残っていますので㎡数も判り直ぐに見積もりができます。
三つ目は、保管スペースにも限りがありますので自社ウッドデッキ以外を保管していますと、肝心の自社ウッドデッキのお客様から依頼を受けた時に保管できなくなる可能性がでてきます。
これらの理由を説明してお断りしているのですが・・・・・・・・
話は戻りまして、今回のお客様のウッドデッキは図面と前回施工の資料(使用した木材のサイズや重量、工法まで)からお電話いただいて1日以内に見積もりし、ご注文いただきまして取外しへ。
12年経っていますので表面の色はそれなりに退色しています。
お客様からはオプションの高圧洗浄+サンダー掛けもご注文いただいていましたので、保管中に高圧洗浄し約5か月後に再設置を。
大規模修繕工事完了のご連絡を受けての再設置後の写真です。
新品に戻るとまではいきませんが、色はこの程度までは元に戻ります。
これはイペ材の木肌が緻密ならではで、いろいろな木材を試してみましたが同じハードウッドでもここまで戻るのは少ないです。
昨年暮れから春にかけましてお預かりする件数が増え、倉庫も満杯近くになってきましたが今月から来月に再設置が続々と始まる予定ですので、その時にはまた紹介させていただきます。
次回は庭のウッドデッキを。