前回の予告とおり、練馬区マンションのルーフバルコニーのウッドデッキ&ウッドフェンスの紹介です。
資料請求いただき、採寸後すぐにご注文いただいていたんですが、施工スケジュールが詰まっていた為、この暑い時期の施工となってしまいました。夏のルーフバルコニーは本当に暑い・熱い。今週初めの他のルーフバルコニー施工でも、また熱中症に近い症状で一人がダウン。・・・・・・まだ、あと2ケ所のルーフバルコニーが残ってるんですが、早く涼しくなって欲しいもんですね!
施工前のルーフバルコニー
出幅が違うL字型したルーフバルコニーです。ここにウッドデッキと3面すべてにウッドフェンスを。
出幅が短い側
出幅が長い側
前面のフェンスには葭簀を掛けていましたが、あまり日除けとしては役に立っていませんでした。
お待たせしてしまったウッドデッキをいよいよ施工。
出幅短い側のウッドデッキとフェンス
室外機カバーも設置。もちろんオーダーメードのサイズにて製作しています。室外機は動かせなかったのでくり抜いて施工しています。こちらのウッドフェンスはすき間5mmで下部を仕上げ、上部は5cm幅のボーダーを5cmのすき間で。
室外機カバーとパイプ周りの処理
ルーフバルコニー上によくあるパイプ。これらをかわしながら、見えないようにウッドデッキ、フェンスを設置。
正面フェンス
部屋かrの正面フェンスは下の方だけの低いフェンスで、眺めを遮らないように設置。
右側フェンスと木製花壇
正面は低いフェンス。右側のフェンスは左側と同じデザインですが、ちょっと低めに取り付け。3面全て違う高さのウッドフェンスとなっています。
そして木製花壇。先月このブログで紹介させていただきました杉並区のルーフバルコニーでも施工しました木製花壇。
木製花壇といいましても、このくり抜いた部分に樹脂製プランターを入れるだけなんですが、ウッドデッキ上にプランターを置くよりもデザイン性が良いのと、ウッドデッキが水遣り後に濡れないという使い勝手の良さで、最近要望される方が増えています。
タープ用フックは床下へ
1か所床板の一部が開いているのが判りますか?それといくつかの金属。
これらは合計10ケ所ある、タープを掛けるフックを床下へ取り付けました”蓋”です。使わないときは蓋をしていて、タープを取り付けるときだけ蓋をパッカと開けてタープのロープを引っかけるという代物です。避難ハシゴの蓋カバーだと重量があるので、飛ばないのですが、この蓋の大きさだと、ちょっとした風でも飛んでしまうので蝶番を付けています。
タープは前面のフェンスに掛ける例が多いのですが、お客様は壁から床へとういうアイデアをお持ちでした。ただ床へ金物を取り付けると突起になり邪魔になるので、いっそ床下へと。・・・・・これも”あり”の発想ですね!
ところで壁側の金物は?と疑問を持たれると思いますが、これが初めから壁に埋め込んで取り付けられていたんです!!!!
実はこのマンション、お客様がオーナーの賃貸マンションで、その最上階とその下がお住まいとなっているため、建設時にタープ用の金物を取り付けていたんです。夏、ルーフバルコニーへはタープが必需品となってきているこの頃ですが、先見の明がありますね。分譲マンションでもタープ用の金物を取り付けて販売すれば良いのにと思うのは私だけ?・・・・・・後で壁に穴を開けて取り付けれないんだから。
と、思っていたら、お客様が「最上階のベランダにもウッドデッキを」と。・・・・・・こちらは次回で。
前回の続きで練馬区の駐車場上のウッドデッキ施工完了編です。
通常は、2階建てウッドデッキでも梯子は無くても採寸できるのですが、今回持っていったのは、この樹木の幹周りの位置や枝の位置、高さを正確に測り、枝打ちなしで構造部分の梁を通すポイントを見つける為でした。
お客様のご希望のウッドデッキの形で、且つ樹木の枝1本切らないで施工できるピンポイントが見つかり、設計を。
出来上がりました駐車場上のウッドデッキの写真から。
正面から
お客様のご要望で、隣家に気を使いましてフェンス位置は30cmほど内側に取り付けています。
正面フェンスのアップ画像
板幅は50mmの狭い横板。隙間は20mmです。野暮ったくない上、目隠しとしても充分な効果を期待できます。幕板は標準の150mm2枚張りとしています。同じ30cm幅でも100mm3枚よりは、ず~っとスッキリとします。テクノグリーンのこだわりです。
ウッドデッキ内部から見た正面フェンス
これなら道路に面した正面からの人の目も気になりません。
隣家側のフェンス
外部と接する正面と隣家側の横板は外張り仕様です。
裏側と折り返しのフェンス
お気に入りの樹木がよく見えるように、樹木を囲う形になる鍵形部分のフェンスは横板を1枚づつ抜いて90mm隙間としています。また室内からフェンスが綺麗に見えるように内張りとしています。
掃き出し窓とウッドデッキ
掃出窓とウッドデッキの高さ位置はこんな風になっています。段差もほとんどありません。
柱基礎と柱受け金物
ちなみにこの写真は型枠を外す前の写真です。
テクノグリーンオリジナルのいつもの柱受け金物。当社では高さ2m以上のハイデッキではこの柱金物と100角柱を標準としています。・・・・・多少コスト高になりますが、安全・安心がハイデッキの場合、第一と考えています。
いつもは、駐車場上や2階建てウッドデッキを施工するときは、コンクリート舗装を掘削し下に基礎を打設して金物を取り付けるのですが、今回現調しているときに、丁度この柱の下を水道管が敷設されてるのが判りましたので床掘りはできず、このように土間コンの上にご了承を得て柱金物用の基礎を打設させていただきました。
今までいろいろな会社に問い合わせても、納得のできる「安心な構造と金額」のウッドデッキに出会えれなかったお客様に、ご満足いただけれる2階建てウッドデッキを提供する事ができました。
安心な構造の2階建て・駐車場上のウッドデッキをご検討の方は右のお問い合わせから、ご連絡ください。
投稿者:technogreen | カテゴリ:駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2013年3月24日
練馬区のお客様からこんなメールをいただきました。
「御社のブログを拝見して資料・サンプル請求いたしました。これまで数社に見積もりをお願いしていますが、予算や敷地内の樹木を伐採せずに施工することが困難などの理由で施工に至っておりません。御社のブログを拝見し施工技術等丁寧に解説されており予算が合えばぜひお願いしたいと思っております。図面・写真等必要であれば用意いたします。」
・・・・・・気ままに、思いのまま書いてるこのブログをこんなに風に読んでいただいているとは・・・・感謝です。
ということで、現場の写真と自作のウッドデッキの図面を送付いただいたのですが、駐車場上のウッドデッキでした。この図面からの概算見積もりが、ご予算内とのことでご主人在宅の日に訪問。
今回はちょっと樹木の高さ関係をチェックしなければならないので、梯子やレーザーレベルを工事用車両に積んで、職人と一緒に調査・採寸へ。
調査時の写真から。
駐車場に生えてる樹
この樹を切らないで、なんとか駐車場の上にウッドデッキを作りたい。奥様のお気に入りの樹木だそうです。私はウッッドデッキに使用する木材はそれなりに知っていますが、こういう観賞用の樹木に関してはサッパリだめ!
顔に似合わず同行した職人がポツリ「金木犀だな」・・・・・?本当かどうかは判りませんが・・・・。
2階掃き出し窓と樹
ウッドデッキの出入り口となる二階の掃き出し窓と樹木の位置関係は外側から見ると、このようになっています。
2階の室内から
掃き出し窓の半分まで樹木がせり出しています。
同じく室内から
そしてこの樹が室内からもよく見えるようなフェンスデザインにしたい!というのがお客様の御要望。
下での作業風景
これはテクノグリーンの作業風景ではありません。今回、家全体のリフォームをされていて、内装工事の最後の日にたまたまお伺いしたものですから、こんな写真が。ちなみに頭だけ写っているのはテクノグリーンの「施工の頭(カシラ)」です
このリフォームにあたり、最初から駐車場上の2階部分にウッドデッキを計画されていたのですが、上述のような次第でテクノグリーンへご注文いただきました。
打ち合わせしました仕様で、仕上がり図面で確認していただき、フェンスデザインの一部を変更しまして、施工へ。
施工完了編は次回で。