投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2013年5月14日
タグ: イペ, ウッドデッキ, 一戸建て, 人工木材, 神奈川県, 腐り, 藤沢市
前回の予告通り、神奈川県藤沢市での庭ウッドデッキの紹介です。
お客様は1年前に資料請求いただき、じっくりと使用する木材の選定と、計画を練りあげて、打ち合わせ依頼の連絡をいただきました。
特に使用する木材は周辺にウッドデッキを施工されているお宅が多く、いろいろと参考にされたようです。本当に、この藤沢市を含む湘南地域ではウッドデッキを施工されている方が多いですよね。私も湘南地域で打ち合わせに来る度にその多さに驚かされます。
今回もお客様宅への行き帰りの近隣だけで、10ヶ所以上のウッドデッキを目にすることが出来ました。
それもイペ、ウリン、セランガンバツ、レッドシーダー、防腐注入木材と多様な木材で作られていますが、人工木材は、あんまり見かけないのは、湘南地区にお住まいの方は本物志向が強いからなのかな?
このような環境にお住まいのお客様が使用木材に「イペ」を選ばれた理由は。
10年以上前に家を建てられた時に、一緒にウッドデッキを作ってもらったのが数年で腐ってきていました。そこで次のウッドデッキは本物の木で、耐久性がある木材で!ということでイペを選ばれました。
お客様はブラジル在住の経験があり、イペについては良く知ってはいたものの、日本でウッドデッキに使用されていたのは知らなかったそうです。ブラジル国内でもイペは有名で他のハードウッドとは一線を画していますもんね。
初めは庭一杯のウッドデッキだったそうですが、腐った部分を取り壊して今は半分くらいしか残ってないそうです。
実際は写真よりず~っと腐っていて、踏み抜きそうで上がるのが怖い。現在はほとんど使われていないそうです。テーブルはホームセンターからの購入品のようですが、腐る以上にガタガタになっています。
床板と根太のみの二層構造。昔は多くがこの構造で作られていたんですが、この構造ですと使用しているうちに歪みが発生しやすく腐る原因にもなります。・・・・・このウッドデッキのあちこちに、これが原因と思われる腐朽箇所が見られました。2層構造ですと材料も少なく手間も掛からないのでコストは安くなるんですが・・・・・腐っちゃお終いですもんね。
隣家との境界はこのすき間が大きいアルミフェンスとブロック。
車を置いてある駐車場の向こう側が道路ですが、丸見えになるので何とかしたい!
この大きな樹は切らない範囲で、できるだけ大きくそして「プライベート空間を作りたい」というのが、お客様の一番のご希望でした。
これらのご希望と他にウッドデッキでしたい事を、いろいろとお聞きしてプランニング。数回のやりとりの後に、盛りだくさんのウッドデッキの施工へと。・・・・・・・さて、どんなウッドデッキになったのかは次回で。