1年ほど前にルーフバルコニー付の新築中マンションを購入されたお客様から、間取り図面を添付しまして資料の請求と見積もり依頼をいただきました。
「御社のホームページを拝見させていただきまして、施工実績と品質の確からしさに興味を持ち、ご連絡をさせていただきました。
さて、未だ先の話になりますが、この度ルーフバルコニー付きの新築マンションを契約し、数か月後に引渡しの予定です。
面積で約30平米を超えており、少々広めのルーフバルコニーのため、その広さを有効利用するにはと考えているところで御社のホームページにたどり着いた次第です。
ルーフバルコニー全面をウッドデッキにし、三方のフェンスの内側にウッドフェンス(目隠し用ではなく、猫が出ない様な隙間を開けたウッドフェンスをイメージしています)をと考えています。
マンションの図面を見る限り、ルーフバルコニーから窓枠までは、約500mmの段差がある様なので、張り出した梁の下あたり約300mmの高さにウッドデッキを敷ければと思います。
また、東側に7平米のバルコニーもありますので、こちらにもウッドデッキを敷きたいと思っています。」
いただきました図面からの見積書を資料と一緒に送付させていただき今年になりましてから、
「昨年お見積をいただいておりましたルーフバルコニーとベランダのウッドデッキ化ですが実際に住み始めてみると、ベランダは少量の洗濯干しにしか使わないため、ウッドデッキ不要と感じております。
一方、ルーフバルコニーは洗濯干し、布団干し、少しのガーデニングで活用しておりますが、照り返しで非常に暑いため長時間は出て居られない状況です。
特に、昨日と今日の様な真夏の暑さでは、飼っている猫も歩けないほどコンクリートが熱くなっておりましたので、本格的な夏前までにはウッドデッキ化をと思う次第です。
ついては、実際にルーフバルコニーを見ていただき施工に向けた詳細なお見積をお願いしたいと考えております。
当方、平日は対応出来ませんので土日でのお願いになりますが、ご都合はいかがでしょうか。」
このように実際住み始めてよく使用される側のバルコニーを見定めてから、調査ご依頼をいただく方もいらっしゃいます。
またルーフバルコニーのコンクリートの夏の熱さ理由でこの時期(ちなみにメールをいただいた時期はまだ5月でしたが、もう熱いです)に決心される方も多いです。
————-タイルや人工木もコンクリートに負けない熱さです———-
それで翌週の土曜日に現地調査へ。
横幅は11m弱、奥行き3mで約33㎡ある大きな長方形のルーフバルコニーです。
猫逃亡防止用のネットが張られていました。
また緑やベンチも置かれルーフバルコニーは使われているようです。
内開きの通用口の扉がありますので、この部分は開けれるようにくり抜き施工しますので扉の採寸も。
ウッドデッキの仕上げ高さは、このコンクリートの梁高さ約30cmに合わせます。
・・・・・この高さにしますとフェンスの基礎石もカバーし下のすき間から猫も脱走できなくなるのもさることながら部屋からの出入りが楽ちんとなる一石三鳥。
バルコニー側のウッドデッキを取りやめた予算でタープを取り付ける打ち合わせをして現地調査は完了。施工後の写真は以下で。
リビング前の窓を中心にして約1/3の面積にタープを掛けれるように柱とフレームを取り付けしました。
こちらは以前施工しましたお客様から送付いただいた写真ですが、このようにタープを張れば日陰を作れます。
扉前のくり抜き部分。下まで幕板を取り付けています。
コンクリート梁高さに仕上げたウッドデッキ。
元々置いてあった植栽の鉢や物置、ライトを置き直して施工完了。
お客様から施工後アンケートで、
「予定では2日間の施工期間でしたが、1日で終わり大変助かりました。」
といただきました。
平日はお休みを取らないと・・・・ということでしたので、工場で100%製作し現場作業は極力減らした上での施工とし土曜日1日で完成させました。
これでルーフバルコニーウッドデッキの紹介は終了。次回はパーゴラ付の庭ウッドデッキを。