横浜市の鉄骨構造の駐車場上のウッドデッキ。前回はお客様へ一度お断りの電話をしましたところで終了しましたが、その理由から。
前回の最後の写真。
駐車場の土間コン下には、雨水管と上下水道管が埋設されていました。・・・・・厄介なことに、どこのお宅の駐車場でも大体、この管の類が埋設されているんですよね。
9m以上の鉄骨の梁で柱が2本。計算するといつもの基礎より大きなのを打設しなければ持ちません。その大きさですとこれらの管のいずれかに当たりアウト!
この理由でお客様には「申し訳ありませんが、当社ではご希望の形では施工は無理です。」とお断りさせていただきました。
お断り後数日して、お客様から「柱間隔が何メートルですと大丈夫ですか?」と連絡いただき、今回の条件内で施工可能な柱位置の簡単な図面を送りましたところ、その位置に印をつけて車を実際に出し入れをして確認されたようです。
「大丈夫です!その柱位置で施工をお願いします」
あとは上部のウッドデッキ・フェンス部分の詳細を何度かメールと電話でやりとりして・・・・・・途中雨にあたりながらも、ようやく完成!
道路側から見た斜め正面です。鉄骨の柱は真ん中ではないですが、道路側に3本、後方に3本の計6本建てています。6m以上、車の出入り口として開口しているので問題なく駐車可能です。・・・・・私でも?
もちろん、鉄骨は柱をはじめ大梁、小梁、その他部材全て溶融亜鉛メッキです。
錆び止め塗装だけで施工すると相当安くできるのですが、10年以上すると、せっかく上のイペ材ウッドデッキがメンテ不要でも、下の鉄骨構造が錆びてきて塗装のメンテナンスが必要になってきます。
実は13年くらい前にテクノグリーンが施工した鉄骨構造の2階建てウッドデッキで、現在そんな状況になっているのがあります。・・・・近いうちにこのブログで紹介させていただきます。
そんな訳で現在は鉄骨部分は溶融亜鉛メッキを標準としています。
今回の駐車場上ウッドデッキが外部からは出入りが出来ないように作っています。
ウッドデッキの見積金額がトータル予算内だったそうで、余った予算でベンチの追加注文をいただきました。
車の頭がぶつからないように内部高さを2m以上にしています。その高さまでには、室内からは3段の全面階段で。
4月にこのブログで紹介しました同じ駐車場上のウッドデッキを写真集でご覧になり同じデザインで!という事で同じフェンスと上部にはフレームを付けました。もちろん竿掛け金物も。
今回の工事は基礎の養生期間を含めると途中の雨での中断もあり、足掛け2週間の工事となりましたが無事引き渡しが完了。紹介もこれで完了。
鉄骨構造での基礎工事の重要性につきまして今回は書きましたが、オール木製の駐車場ウッドデッキでも同じことが言えます。
場合によっては2~3割コストが高くなりますが、それでも「基礎と下部構造部が大事」とご理解いただいてご注文いただきましたオール木製の駐車場上ウッドデッキの紹介は近いうちに!・・・・・次回は広い庭ウッドデッキの紹介です。