耐久性を重視してウッドデッキ~越谷市

0

投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2017年4月24日

タグ: , , , , , ,

埼玉県越谷市へお住まいのお客様から、お電話いただきました。
「これからお伺いしてよろしいでしょうか?」

1時間後にご夫婦で来社されましたが、エクステリア施工会社の展示場から当社へ向かわれたそうです。
2年前に新築の住宅を購入されたときから、庭へウッドデッキを作りたいと思い、いろいろと調べてその日は展示場めぐりの日だったようです。

お客様のご希望は耐久性が一番で、できれば天然の木材。
天然の木材は人工木より耐久性に劣ると思っていたそうで、当社のエントランス部分にある10年以上経っているイペのウッドデッキをご覧になってびっくり!
あんまり手入れをしていないので恥ずかしながら汚れていますが、腐っているどころか傷みもありません。

打ち合わせルームで、当社で扱っている他のハードウッド5種類のサンプルもご覧になった上で最終的には樹種は10年保証が付くイペに決定。
ハードウッドは一見すると同じように見えますが、並べてみてみると違いが判ります。特に切口の断面をみますとその木材の緻密性、滑らかさが一目瞭然です。
耐久性が高い理由の一つに、緻密性が高い木材は水を吸い込みにくいというのがあります。

使用樹種が決まった後は、お持ちいただいたご希望のウッドデッキの大きさを書いた図面で打ち合わせをしまして採寸の日を決定。

 

CIMG0753

この玄関前タイルから向こう側の掃出し窓前までをウッドデッキに。

CIMG0760

出幅は隣家の境界ブロックまで。

CIMG0757

こちらの奥側には1段のステップを。
ご来社いただいた時の図面と寸法もかわりなく、採寸調査は30分ほどで終了。

IMG_0246

出幅違いのウッドデッキが完成。掃出し窓前までは玄関タイルと同じ出幅にしています。

IMG_0249

フェンスは正面と出幅が大きい部分をコの字型に設置。

IMG_0248

目隠しの目的は無いので高さ80cmで狭幅の横ボーダーフェンス。これはご来社いただいた時に、施工例写真アルバムの中からお選びになりました。

IMG_0247

最後に奥の開口部に1段ステップを設置して施工完了。

アンケートでお客様から、

「大満足しています。ありがとうございました。」

今回のお客様のように、まだまだ人工木のほうが天然木より耐久性があると思っている方が多勢です。
イペのように人工木より耐久性が高い天然木材がある事をご存じないのは仕方ないのかもしれませんが・・・・・・・・

では次回もそのイペで施工したルーフバルコニーのウッドデッキを紹介します。

 

戸建ベランダのウッドデッキ、人工木か天然木か~狛江市

0

投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 戸建てベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2017年2月26日

タグ: , , , , , , ,

資料と見積書を送付させていただいていました東京都狛江市のお客様からメールでお問い合わせいただきました。

「お世話になっております。
見積書ありがとうございます。
主人は天然木ではなく、人工物の方がいいのでは?と言うのですが、私はすっかりイペ材のデッキに魅了されてしまいました。
なんとか採用したいと思ってます。
腐食、シロアリに対して10年保証とありますが、これまで保証対象になったその他の理由ってありますか?
ハードウッドなのでひび割れたりなんかはないのでしょうか?
痛む原因って何になるのでしょう?湿度とかですかね?

強度は人工物に比べても遜色ないと思うのですが、手入れはどのように行う必要がありますか?

このあたりがクリアになれば主人を説得できそうです。
もしかしたらホームページに記載されているのかもしれませんが、ご回答いただければ幸いです。」

当社からの回答は、

「当社ではイペ製のウッドデッキのみ10年保証しています。
その理由は、20年前の創業時から1200ケ所以上施工しましたイペのウッドデッキで、ただの1ヵ所も腐ったのはありません。

また送付しました資料の中にある腐朽試験結果で、質量減少率(腐ったパーセンテージ)が1%以下となっており、
同時に試験したブナが20%以上と比較しますと驚異的な数字となっています。

当社で人工木を扱わなくなったのは、 それに比較して腐朽試験の結果値が悪いのか大手メーカーは”2年しか材料保証していない”という理由からです。
天然木の経年劣化は湿度の影響もありますが、イペは多少の湿度では劣化することなく、他の木材と同様に紫外線による劣化の方が大きいです。

これにより表面が干割れしたり毛羽立ってきますが、この手入れ方法としては紙やすり(サンダー)掛けしてやりますと、新品に近い状態に戻ります。
日常の手入れ法は掃除機をかける、水拭きをする等で十分です。

ただ、これらの手入れも腐朽対策のものではありませんので、行わなくても10年保証をしています。」

———人工木の施工通販会社のW保証10年保証の内容は、たいてい商品そのものは”メーカーの2年保証”で、施工に問題があり壊れて怪我をした場合にその損害に対する工事会社が損保会社と契約している工事補償・生産物賠償責任保険のことなんです。つまり2年目以降で腐ったら保証はなし?
もちろん当社も施工会社ですから、この保険には入っていますが、”保証”と”補償”、まぎわらしいですよね。
ちなみに当社の10年保証は10年以内にイペのウッドデッキが腐ったら無償で交換させていただく”保証”です————

以上の回答でご納得いただきましたお客様から注文をいただきまして、新築中の家へ採寸へ。

CIMG0619

CIMG0615

 

ベランダはウレタン防水です。通常よりベランダの床が低くサッシから20cmほど下がっています。

 

CIMG0617

お客様のご希望は、サッシ下枠に合わせてのことでした。

で、家の引き渡しが終了しお引っ越し前に施工を。

IMG_0087

 

サッシ下ぴったりに施工完了。

 

IMG_0086

 

IMG_0094

今回も工場で製作したサイズがぴったりで、現場でのカットが全くなかったので製品の搬入も含めて3時間で完了。

紹介もこれで終了。次回は戸建庭のウッドデッキです。

 

大規模修繕工事時のサービスがあるので~大田区

0

投稿者:technogreen | カテゴリ:マンションベランダウッドデッキ, マンション大規模修繕時サービス, 最近の施工事例 | 投稿日:2017年2月19日

タグ: , , , , , , ,

大規模修繕工事が始まるマンションへお住まいのお客様からお問い合わせいただきました。

「これから大規模修繕工事が始まります。新築時に取り付けたベランダのウッドデッキがあるのですが、施工した会社では保証もなく一時預かりのサービスもありません。どちらにしても今のウッドデッキは腐っていますので、大規模修繕工事が終了したら今度は大規模修繕工事時に保管サービスがある御社のウッドデッキを考えています。」

——–新築時に販売会社のオプションで取り付けたウッドデッキやタイルは、たいてい大規模修繕時に一時保管するようなサービスは付いていません。
オプション契約時に十数年後の事はあまり考えていなく、そのときになってあわてるお客様も多いようです。というか、販売する側も売れさえすればよくて後の事はしらんぷりというのが現状です。———-

 

大規模修繕工事前に、ご自分で腐った今までのウッドデッキを処分されたお客様から「工事中ですが採寸できるようになりました。」と連絡をいただき採寸へ。

 

CIMG0508

排水溝が中央にあるタイプのベランダ。こういう場合は溝に向かって室内側からとフェンス側から勾配が付いています。
この両勾配のベランダには、高さ調整できない置き敷きのウッドタイルは上手く施工できません。高さ調整した根太を設置してからの床板施工ではじめてガタつきなし水平なウッドデッキとなります。

CIMG0512

サッシ枠の高さは低いですが、こちらの窓は掃出しではなく、またぎ窓になっているのでその高さに仕上げます。

CIMG0514

室外機のホースは、このように固定されており動かすのは難しいので室外機部分はくり抜き施工となります。

IMG_2120

こちらが、くり抜き施工の写真。

IMG_2123

こちらは室内から見た写真。窓枠の天端に高さを合わせています。跨ぎ窓の場合、一番多い仕上げ方。

IMG_2117

IMG_2118

ウッドデッキ側から見たときは、こんな感じです。

IMG_2122

出幅違い部分の仕上がりの写真で今回の紹介は終了・

施工完了後のお客様はアンケートで、当社のベランダウッドデッキをお選びになられた理由で、

「大規模修繕時に一時保管のサービスをやっており、その時の問題点にネットで説明しているのを読んで共感したのが大きな理由です。」と書かれていました。

また施工完了後の感想では、

「まだ4、5日しかたっていいないので。ちょっと高さに慣れていないしイペの材質の良さも判らないので”大変満足”には丸ができませんでしたが、迅速な測量や現場に即した判断、施工職人さんお工事などは、大変満足しております。ありがとうございました。」

大規模修繕になって初めて気づかれるお客様が多いのが実情です。
テクノグリーンではマンションのウッドデッキ施工を開始した20年近く前から、この問題に対処できるようにオーダーユニット製作し、取り外し・保管・再組立てが容易に出来るように設計してまいりました。詳しくは資料請求を。

先週、今週も十数年前に施工しましたルーフバルコニーウッドデッキの取り外し予定がありますが、これらの再組立てが終了しましたらまたこのブログで紹介をさせていただきます。

次回は戸建ベランダへのウッドデッキです。