投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドフェンス, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2014年6月7日
タグ: イペ, ウッドフェンス, 一戸建て, 千葉県, 流山市, 縁側デッキ
今回は、千葉県流山市の新築戸建の庭へ目隠しフェンスと庭ウッドデッキというよりは「縁側デッキ」施工例の紹介です。
新居へお引っ越し前に資料請求いただきまして、ご入居後直ぐでの打ち合わせとなりました。
資料と写真集で事前にご検討いただき、だいたいのプランニングをされたていたようです。
土地区画整理地域で、お伺いしました時には裏と隣の家の工事も始まっていました。
ご覧のように、裏側もお隣も近接して家が建つので、庭で寛ぐには。。。。。。。。という状況ですので、家が建つ前に目隠しフェンスで寛げる空間を作ってしまおう!ちょっと腰掛けれる縁側も!
この面に縁側ウッドデッキをご希望。
奥行きがあまりない事から、縁側の出幅サイズをいろいろと検討し決定。
目隠しフェンスも高さ2mがご希望。この高さで延長が13mもありますので、通常は控えを付けるのですが、なるべく植栽分を広く取りたいとの事で控えは無し。
昨今の突風を考えると、この仕様では倒れる可能性が大きいので基礎は鉄筋入りの連続基礎。
背の高さがある目隠しフェンスは、ウッドデッキと一体化して施工する場合はウッドデッキ自体が重しとなって倒れる事はないのですが、独立フェンスの場合は厄介です。
建てる土地の土質(今回は造成地で盛土)、目隠し板のすき間、延長、高さ、周辺の環境条件等を考慮して施工しなければ、転倒や支柱が折れる危険性があり神経を使います。
このような複合条件を考慮して設計するので、ハッキリ言って私にとってはウッドデッキより難しい~。あんまり悩みたくな~い。・・・・・といってもいられませんが。
そしてこの基礎をどう作るか、柱間隔をどうするかにより価格も全然違ってきます。
「目隠しフェンスはmあたりいくら?」と電話で聞かれるのですが簡単に答えられないのは、こんな理由からです。悪しからず。
それでは完成後の写真から、初めは縁側デッキ。
出幅は70cm。幕板も付けて木口は隠しています。
純和風の縁側は木口をオープンにして、施工するのは多分ここから腐るのをすこしでも防ぐ湿気がこもらないための施工だと思います。
ただイペ材を使用して水抜けを良くする施工方法をとってやれば、大丈夫。実際、18年前にこの方法で施工したウッドデッキが健在です。
縁側デッキは、単に腰掛けてまったりとお茶するだけでなく、部屋同士が外で繋がっていますと、何かと便利です。
縁側デッキ完成後、基礎工事の養生がありましたので、しばらくしてからウッドフェンスの施工。その間にお客様はご自分で植栽をほぼ終了されていました。
良い感じですネ!これでお隣に家が建っても気にならなくなりそうです。
写真ではなかなか伝えきれないのですが、本物の木のフェンスと偽物(樹脂木やアルミ)フェンスとの質感の差。こうして植栽が近くにあると、より一層その差が判ります。
という私の感想で、「ウッドフェンスと縁側デッキ」の紹介は終了。
次回は、またマンション大規模修繕工事後のルーフバルコニー・ベランダウッドデッキ取り外し・再組立ての紹介です。マンションベランダへウッドデッキをご検討中の方、必見です!