マンション1階テラスへウッドデッキ~中野区

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, マンション専用庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2014年5月15日

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前々回と同じ中野区ですが、今回は新築マンション1階テラスへのウッドデッキ紹介です。
前と違いますのは分譲マンションですので”専有庭”でもないし、庭部分ではなく”テラス”へのウッドデッキです。そういう訳で1階と言いながら、実質は2階以上で施工する”ベランダウッドデッキ”と同じという事になります。

お客様は昨年の秋、このマンションを購入された時点で資料請求と概算の見積もりご依頼。

この資料を時間をかけてご覧いただき、他のベランダウッドデッキと比較検討していただきますと、「あらら、全然違いますワ!別物ですワ!」と気付かれます。
※何が違うんだって?それを今回のブログで書いてると紙面枠(そんな制限があるのかどうか知らんけど)をはみ出すほどの量ですので、お問い合わせいただいた方には郵送させていただいています。サンプルも一緒に。
そして内覧会の日時が決まりましたら、当社へ同行採寸のご依頼。・・・・・・新築マンションでのウッドデッキは、ほとんどこのパターンです。

それでは、今回も内覧会時に同行させていただき採寸しましたときの写真から。

専用庭から見たテラス

専用庭から見たテラス

高くなったところには、タイル張りの専用庭。

 

テラスへ降りる階段

テラスへ降りる階段

 

階段4段分、庭が高くなっています。今までにも何か所か似た状況で施工をした事を思い出しました。・・・・・元の地形によっては、こういう建て方になっちゃうんでしょうね?

ウッドデッキの施工日は鍵引き渡し日から、引っ越し日までの間に設定。工場でほぼ現場に合うようにオーダー製作していきますので、現場施工は半日で終了。
それではウッドデッキ施工後の写真から。

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上の庭から見ますとこんな感じの仕上がりです。

 

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階段との取り合いはこういう風に仕上がっています。ちなみに階段の手すり壁や腰壁との間は、排水と溝掃除をできるように5cmほど開けています。

 

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掃出し窓前の仕上げ。今回は高さが充分にありましたのでサッシの下で納める事が出来ました。
1階のテラスは2階以上と比べるとベランダ構造の違いか、このようにサッシ迄の高さが充分にある場合が多いような気がします。

 

IMG_0684

 

室内から見るとこんな感じの仕上がりです。
今回も色見本としては最適な感じで、いろいろな色模様のいたが並んでいます。

まぁ~、この辺は好みが分かれるところですが、イペはこのくらいいろんな色が混ざります。
同じ色、同じ木目が好きな方は人工木材かと。・・・・・・イヤ、人工木材には木目がなかったですネ。

お客様からは、
「ウッドデッキ施工、ありがとうございました。イメージに近い施工で満足しています。」

お客様は、送付させていただきました写真集とイペ材サンプルをご覧になり、この自然な色・木目を気に入っていただいてのご注文でした。

 

次回は千葉県八千代市での腐ったウッドデッキを撤去しまして、庭全体を”ウッド”でリノベーションしました施工例を2回にわたって紹介します。お楽しみに。

 

4年で腐ったウッドデッキを~笠間市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2014年4月29日

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今回の紹介は茨城県笠間市での4年で腐った庭ウッドデッキの取り替え工事です。

お客様から、「ホ--ムページでの施工地域に笠間市は入っていないのですが、常磐道のインターからは近いので施工は可能でしょうか?」
3年前に工場を三郷に移転したのですがが、これが三郷のスマートインターチェンジのすぐ傍。従って茨城県の常磐道近傍であれば、距離があっても短時間で行けるようになった。・・・・・・だったのですが、ホームページの施工可能地域はそのまま。(近々?に修正予定のつもりです)

メールで、写真と新築時のウッドデッキもしっかり記入された図面を送付いただきました。

その文面には
「4年で、ビルダーさんに作ってもらった防腐剤、キシラデコールを塗った2×4材のウッドデッキは所々スカスカになってきました。特に、コースレッドで止めてある部分が。
ペンキを塗り直しても、腐った部分をはめなおしても、今後何年も修正を繰り返し切りが無いと言われ、全くその通りだと感じています。」と。

図面からの概算見積もりで仮ご注文をいただき、打ち合わせ・調査へ。
工場からは近いのですが、会社の事務所からはプラス40分。・・・・・・でも常磐道は渋滞が殆どないので、スイスイです。

 

広い庭のエントランスデッキ

広い庭のエントランスデッキ

 

ひろ~い庭に広いウッドデッキ。
アプローチはスロープのウッドデッキ。玄関前はフロントデッキ。それがリビング前のウッドデッキと繋がり一体化しています。約40㎡。

あと2~3軒、建てれそうな広さの庭です。・・・・・・これは、テクノグリーンの現場監督ワンコの「ユンボ」がドッグランをしてきそうだな・・・・・

ステップの腐朽

ステップの腐朽

 

このステップ部分の腐朽は、使用木材の問題もさることながら、施工方法にも問題ありでした。

 

木口の腐れ

木口の腐れ

 

床板の継ぎ部分での木口から腐っているのが一番多く見られます。
塗装でのメンテナンスで腐朽対策は、はっきり言って至難の技といわれるのは、このような木口ですとか、裏側、はてさて構造部分の根太・大引き・束の類は一度完全にバラさないと塗れないんですネ。

その上、こういう場所がまた渇きににくく腐りやすい。・・・・・・といって、塗装のたびにバラシ、再組立てを。(私しゃ、表面だけもしませんが)

お客様はバラシまではともかく、2回ほど塗っていたそうです。

「先日は資料サンプルを送っていただきありがとうございました。
 妻と内容を拝見し,貴社とその製品に間違いないとの直感を得ました。

我が家は平成21年9月に新築され,そのとき家と一緒に
ウッドデッキも地元のメーカーさんが作ってくれました。(現在はメーカーがあ
りません)
3年目くらいからキシラデコールの塗装が薄くなったので2回ほど自分で塗り
直しましたが,
また,次のシーズンにははげてきました。木材の反りやうきも始まりました。
4年目の昨年からは,ビスを打ってある場所の木材がぼろぼろし始め
場所によっては体重で沈むところもでてきました。危険ですよね。

親類のおじさんに相談したところ,穴が開いたところを2X4材でいくら直しても
4,5年で同じことになり,どんなに塗装や防腐剤を塗り直しても同じだ,という
アドバイスを聞いていたので,少し値が張っても専門業者さんにお願いした方が
賢いという考えに至りました。

そして,ウッドデッキのリフォームをネットで検索していたら,
御社にたどり着いたというわけです。」

いやぁ~、遠方よりたどり着いていただき、ありがとうございました。でもスイスイ常磐道でのドライブは快適で、あっという間でしたヨ。

それでは、取り替え工事後の写真から。

 

完成後の全体

完成後の全体

 

玄関前のウッドデッキは、ちょっと小さめにしてその代り1段のステップへ変更。その上に元からあったロートアイアン製のポストを取り付けて。

ちなみに今までのウッドデッキ廃材は、薪ストーブを使用してるのでその燃料として利用することに。産廃処理費の節約にもなり一石二鳥。

 

ウッドデッキスロープ

スロープ

 

今までと同じ場所にアプローチはスロープで。

 

リビング前のウッドデッキ画像

リビング前のウッドデッキ

 

 

R部分の拡大写真

R部分の拡大写真

 

 

リビング前のウッドデッキは設計段階では、この中央のR部分は無かったのですが、お客様のご要望にお応えしてその場で職人がチョイト作りました。

 

もう1か所のスロープ

もう1か所のスロープ

 

入口と反対方向にもう1か所のスロープを増設。こちらは薪を一輪車で運ぶためのスロープです。お話を伺って判ったんですが、一冬で使う薪の量って塑像以上で、手で運んでいたんでは間に合わないほどだそうです。・・・・・私は無理。

ところで写真左下へある三角形のデッキは?

 

西側の既存ウッドデッキ

西側の既存ウッドデッキ

 

このように建物を囲むように南側と西側にウッドデッキがあったのです!それを繋ぐように1段低くなった三角形のウッドデッキでした。
南側のウッドデッキの腐朽がひどく、今回リニュアール。西側はもう少し使えそうなので様子をみる事に。

新しくなった南側のウッドデッキはイペ製ですのでノーメンテナンスで10年保証しています。今年からはだいぶ楽になりますネ!

施工完了後にお客様から

「3日間(2日半)での施工は職人さんたちのおかげです。
大変ありがとうございました。ユンボ君もかわいかったです。」

やっぱり、ユンボはドッグランを楽しんできたんだナ!

解体もご注文いただいていたので、解体半日、施工2日の工程でした。初めはご自分で解体を考えていたようですが、40㎡を一人でするには・・・・・・・。
私は考えもしませんが、なんか今回の私コメントで”モノグサ”がばれてしまったようで——–

今回の紹介はこれで終了ですが、近いうちに同じ茨城県小美玉市のやはり腐ったウッドデッキの取り替え工事を紹介させていただきます。
・・・・・・茨城県は木材腐朽菌が多いのかな?

 

戸建バルコニーへのウッドデッキ高さは?~茅ヶ崎市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 戸建てベランダウッドデッキ | 投稿日:2013年12月22日

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今回の紹介は神奈川県茅ケ崎市の戸建2階”バルコニー”へのウッドデッキ施工です。

バルコニーもベランダもほとんど同じ意味で使われていますが、厳密に定義すれば屋根や庇があるのが「ベランダ」、無いのが「バルコー」です。
ほとんどのマンション販売会社が、上階が庇となっているベランダをバルコニーとカタログや間取り図面で表示しているので、バルコニーが一般的な呼称となってきているのかしらん?

これってもしかしたら、昔のマンションによく見られた北側斜線規制の関係で上階へいくほど幅が狭くなる階段状の構造の場合の名残りなのかもネ。・・・・この場合は屋根・庇がないから純粋にバルコニーと呼べるから。
本当のところ、どうなんでしょうね?誰かご存じの方がいたしたら、教えてくださ~い。

何故、今回この事にこだわるかと云いますと昨今のゲリラ豪雨。
テクノグリーンのバルコニーデッキは室内と同じ高さに調整して施工できます。それがノンレールタイプのサッシですと、それこそフルフラットです。
ただそのノンレールタイプサッシは、どうみましても屋根無しの広いバルコニーにゲリラ豪雨時の水量を排水できる能力があるとは思われません。ノンレールサッシはあくまでも、屋根・庇がある前提での雨量に耐えうる構造と判断しました。

それでは調査時の写真から。いつものよう採寸・調査を終了して、最後に状況を撮影。・・・・・・・したはずだったんですが、写ってな~い。

さっそくカメラを量販店に持ち込んでみてもらうと、修理納期は1週間以上、その上保証期間も過ぎているので修理費用の見積もりは、それに数枚の100円コインをチャリンとしてやれば、横に陳列している格安のコンパクトデジカメが買える金額。
元々、格安のデジカメだったし~。といことで新品を購入。画素数は倍くらい、他の機能も各段に良くなっているらしいのですが、あまり必要とはしません。・・・・・それより壊れにくいカメラが欲しい~。

あっ、修理で思い出しましたが、先日マンションの人工木デッキでご相談をいただいて視てきたのが、これ。

割れた人工木材

割れた人工木材

新築マンション入居時に元々デッキがついていたそうです。6年経過しているそうですが、デッキ上でDIY中に誤ってハンマーを落としただけでこんな風に割れてしまったそうです。
木粉入りの樹脂デッキはこのように中空構造(全てではありませんが)なので、衝撃に弱く、割れやすいというか壊れやすい。テクノグリーでは人工木デッキの完成引き渡し時には必ず、お客様にはその事を伝えるようにしています。

今年は、木粉入り人工木材の「割れた・壊れた」相談が寄せられた年でした。

フェンス部材の割れた人工木

フェンス部材の割れた人工木

 

これは大手メーカーの人工木材。台風時の風圧で割れ、フェンスが半壊したようです。ただ、これは材料の問題もあるけど施工方法にも無理があるんじゃない?という感じがします。

1枚目の床板の材料は、昔のタイプのようで薄く強度もなさそうです。テクノグリーンでは、10社くらい一応、取扱えるメーカーの商品があるんですが、その中には無し。
そこで、いろいろなルートを使って探したのですが見つかりません。このサイズに合う代替え品もみつかりませんでした。
カメラは製造打ち切り後5年間は、部品を在庫している云々と書いてありましたが、人工木材のデッキはどうなんだろうね?
大手の人工木デッキメーカーは、「改良」の名の元にやたらとモデルチェンジをします。
幅や厚みが変わったフルモデルチェンジをされると、こういう取り替えのときに本当に困ってしまいます。廃盤になっても5年くらい在庫していてくれると良いんですが・・・・・これもテクノグリーンでは人工木を推奨しない理由のひとつなんですが。

カメラの壊れた話から、またまたそれてしまいました。本題に戻り調査時の写真は無しで、いきなり完成写真を。

ウッドデッキ完了

ウッドデッキ完了

せっかくのノンレールサッシでしたが、お客様とも一緒に検討し、室内への浸水を防ぐ事を第一に考えて3cmほど下げての施工となりました。

 

ウッドデッキ仕上げ高さ画像

ウッドデッキ仕上げ高さ

掃出し窓のシャッターを下ろした状態でこんな感じです。
レール部分が階段状になっている普通のタイプからしますと、ノンレールタイプのサッシは3cmくらいウッドデッキが下がっていても、ずう~っと使いやすい事に変わりはありません。

 

外側の腰壁

外側の腰壁

 

外側の腰壁との取り合いは、排水を考慮して開けています。最近のゲリラ豪雨は怖いですからね。

お客様は元々イペ材を良くご存じで、当社へお問い合わせいただいていたのですが、

「見積もり時に雨水対策等の提案をして頂いたり、施工職人の対応も良く、御社にお願いして良かったと思っています。」と。

屋根や庇があるマンションのベランダはフルフラットにしてもO・Kですが、戸建のバルコニーや屋上の場合は雨水対策に今回のような一工夫が必要かもしれません。

今回の紹介はいろいろと話がそれましたが、これで終了。そういえば、明日も都内でこの戸建バルコニーへのウッドデッキ施工予定です。近いうち(たぶん来年)に、機会がありましたら紹介させていただきます。