まるでガレージのような車庫場上ウッドデッキ~柏市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ガレージデッキ(車庫上ウッドデッキ), 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2013年11月25日

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今回の紹介は柏市の家の敷地が車庫(駐車場)から2m近く上がっている所へのウッドデッキです。

当然、駐車場の3面は擁壁に囲まれています。台地形状の宅地開発では、こういう立地条件になりますが、これって上をウッドデッキにするのには最適なんですよね。
では、どんな状況かは調査時の写真から。

駐車場と建物

駐車場と建物

 

このくらい擁壁の高さがあると、車がゆうゆう入る高さにウッドデッキを作っても、家の掃出し窓から出入りできるウッドデッキ高さに納まります。

庭から見た駐車場の上

庭から見た駐車場の上

駐車場の分だけ庭が狭くなっていますので、この駐車場の上をなんとか利用できないものか?と考えた結論が「駐車場上のウッドデッキ」
この面積分、土地が増えるようなもんですからネ!

駐車場側フェンスと家壁の画像

駐車場側フェンスと家壁

玄関側から庭へ廻るにはこの狭い通路しかありません。これじゃ庭の使い勝手が悪すぎ。これも今回お客様が駐車場の上をウッドデッキにしたい!と思った理由のひとつかも。

駐車場と隣家境界画像

駐車場と隣家境界

 

こちら側はお隣さんとの境界で、やはり階段部が擁壁となっています。
お客様は今回の工事を計画するにあたり、お隣さんへ了解を得るべくお話して、強度の問題が重要という事で当社から直接、隣家のご主人へ説明してほしいというご要望。

もちろんお客様自身もこういうハイデッキは、構造の特に「柱」とその「基礎」の造りが一番安心できる会社という基準でテクノグリーンを選ばれたというお話でしたので、その日は実際使用する部材のサンプルや特注の柱金物と図面をお持ちして説明させていただきました。

お隣さんにも、「これなら」とご納得いただき施工へ。

 

柱と基礎の画像

柱と基礎

 

これが柱と金物&基礎です。
駐車場の土間コンを斫って、その下に強固な基礎を改めて打設しています。柱はもちろん100角。90角と100角では10mmしか違わないだろう?とご質問を受けますが、強度は断面積に比例しますので100×100=10000と90×90=8100では約2割も違います。価格も2割違いますが、テクノグリーンでは「コスト」より「安全重視」の設計としています。・・・・今回のお客様も値段より安全をお選びいただきました。

木製ガレージ?

木製ガレージ?

両サイドには上から下まで横板を張って囲いましたので、まるで木製ガレージです。

 

逆側の斜め正面から

逆側の斜め正面から

 

庭から見たウッドデッキ

庭から見たウッドデッキ

 

庭の敷地から見ると、ご覧のように庭ウッドデッキと同じです。これで1階のリビングから段差なしで広々としたウッドデッキへ出られます。

部屋から見たウッドデッキ

部屋から見た車庫上ウッドデッキ

 

広~いウッドデッキ。私もこの写真を見てバーベキューを巣の二も充分な広さだなぁ~と思っていたら、お客様から「今度の休日に近所の方達と家族合わせて10人以上でバーベキューの予定をしているんですが大丈夫?」と。
「倍の人数でも大丈夫ですよ~!」

最後にお客様から。
「丁寧な対応の上、出来上がりもきれいで満足しています。雨が降ってもすぐ乾くので、それも良かったです。ありがとうございました」

バーベーキューをされたら、是非写真をと頼んでいたのですが、「すみません、泥酔して撮り忘れました」・・・・・いやいや楽しまれたようで、またべつの機会にでもお願いします。

これで、今回の紹介は終わりです。
値段より安全重視で車庫上や駐車場上へウッドデッキを作りたい方はこちらからお問い合わせを。

 

車庫上デッキの木部交換工事~中野区~施工編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ガレージデッキ(車庫上ウッドデッキ), 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2013年6月17日

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前回の続きで中野区の車庫上のウッドデッキ施工完了編です。
今までのウッドフェンスは前の持ち主がデザインされたものでしたが、今回取り替えにあたり、基本は同じでデザインを少々変更しました。

隣家側のボーダーフェンスは高さ1.8m、上部はすき間10mm下部は30mmと少し広めに。これで目隠しフェンスとしては完璧です。
道路側のフェンスは既存のは高さ1mしかありませんでしたので、転落防止の基準の1.1mで縦バーを横板にぶつけて留めているだけのものでしたが、このデザインはカントリー風の感じで、都会の雰囲気ではちょっと気になるので、縦格子フェンスへ。

標準では格子幅を60mmで設計することがおおいのですが、今回はお客様のご希望で50mmと少しスマートにデザインしました。

それでは、比較の為に以前の写真から。

既存の縦バーフェンス

内側から見た縦バーフェンス。ご覧のように横桟に表側からぶつけて留めただけです。これはこれで周辺の環境や建物によってはいいデザインなのですが、今回は縦の格子パネルフェンスへ変更へ。

ただこの格子パネルは普通に作ってしまうと水が抜けにくい構造となるので、フェンスデザインのなかではクロスフェンスと同様に腐朽の観点からは、ひと工夫が必要となります。

それでは施工完了後の写真から。

縦格子フェンス画像

縦格子フェンス

縦格子フェンスは道路と庭に面した側へ取り付け。フェンス支柱は鉄骨の車庫に溶接している既存の金具を使用。

隣家側フェンス

隣家側と一部道路から見られる方向は、高さ1.8mのボーダー目隠しフェンスへと変身。

上から見たウッドデッキとフェンス

上から撮ってみました。それぞれのフェンスの配置がお判りと思います。

家の出入り口から

家側から撮るとこんな感じ。

逆側から

ウッドデッキの先端から撮りますと、このようになっています。

そうそう今回は、床板間隔は5mm開けています。通常イペ材で車庫上に施工するときは、すき間無しにするのですが、下に鋼材で出来たしっかりとした屋根がある上、夏場にプール遊びをするので、流した水が周りから落ちないようにするため、すき間を開けました。

道路から見上げたフェンス

下の桟に水が溜まらない構造になっている縦格子フェンス。これを現場で施工すると、時間がとんでもなく掛かるので、テクノグリーンでは1枚づつ図面から起こし、工場でパネル製作して現場では取り付けるだけにしています。ハイ、私が一枚ごとの図面を書きました。私の仕事は今回これだけ。・・・・いや、ボーダーフェンスのすき間の感じを理解していただくために、お客様向けのデザイン画も描いて喜んでいただけました。

ということで、今回のレッドシーダーデッキの取替え工事を紹介しましたが、レッドシーダーのウッドデッキは全部が全部このように5~6年で腐ってしまう訳ではありません。環境や施工の仕方によっては10年でも大丈夫なのもありますが、イペと比べると耐久性は、かな~り落ちます。

数年前まで「耐久性は抜群」とバンバン販売していた大手のエクステリア資材メーカーは現在、ほとんど販売をやめているようですが、その代わりに今度は同じ謳い文句で人工木材のウッドデッキをバンバン販売しているみたいですが・・・。

で、次回もまた庭のウッドデッキですが、レッドシーダー製ウッドデッキ取替え工事の紹介となります。

車庫上デッキの木部交換工事~中野区~解体編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ガレージデッキ(車庫上ウッドデッキ), 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2013年6月12日

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さて今回は、中野区のお客様で鉄骨構造の車庫上デッキの「木部のみ」の交換工事です。

そういえば今年正月早々にも同じように、豊島区で鉄骨構造で上のウッドデッキ部分のみを交換した事を思い出しました。
今回も同じ状況で調査を依頼されました。お伺いしてみると。

車庫上デッキを下から

始めに下から見てみると、頑丈に組まれ、且つまだ新しい~。これじゃ交換する必要がないんじゃないかい?で、上に上がってみると・・・・・

木部は腐っていた画像

木部は腐っていました~

木材はレッドシダーの2×6材。なので厚みもしっかりと38mm。

鋼製角パイプの根太画像

鋼製角パイプの根太

根太も鋼製でタッピングビスで床板が取り付けられています。鋼製根太も腐食はしておらず木材のみが腐っています。

腐ってる木製フェンス支柱画像

腐ってる木製フェンス支柱

ウッドフェンスの支柱の数本が、このように根元から腐ってきていました。ちょっと強い力を加えてやるとポッキリと折れる状態。これには、お客様も気がついていないようでした。

お客様は築5年の、この住宅を買われたそうで、初めからこのデッキは付いていたそうです。それにしても5~6年でここまで腐るとは・・・・・やっぱりレッドシーダーはウッドデッキ材としては不向きですね。
レッドシーダーも他の用途に使うぶんには良いと思うんですが。私は個人的には好きな木なんですけど・・・・。

そういえば、昔といっても5~10年くらい前までは、「ウッドデッキに最適な木材レッドシーダー」と謳って大手のエクステリ材料メーカーやら、なんやらが揃って大々的に販売していたけど、今はどうなんだろう?
テクノグリーンでは昔からウッドデッキには適さないと判断して施工はしてこなかったけど・・・・・。

道路側から見上げて

打ち合わせ・採寸も終えて帰りがけに道路からみた写真ですが、この位置から見るとフェンスなんか全然、大丈夫なんですがもったいないですよね。鉄骨の造りをみると鉄骨屋さんが全て施工したのかもしれませんね。鉄骨屋さんだと木材の知識もあんまりなくて、世間では耐久性がるあると言われていた時期だから使ってしまったのかもしれません。

今のハードウッド=全て腐朽に強い、みたいな風潮も同じようにならなければ良いと思うんですが。。。。。
なんでもかんでもハードウッドと名の付く木材は耐久性が有りますなんて輸入したり、販売している会社は最終的に「腐っても鯛」じゃなく、「腐っても無責任(責任はとらない)」ところばっかりだからナァ~。
テクノグリーンのような施工会社が責任を負う事になる仕組みになってるんだよネ!だからじっくりと吟味・検証して材料を選ばないと。

さて、話は戻りまして、お客様は既存のウッドデッキ施工範囲とフェンスも基本は同じようにと事で、数回のメールや電話のやりとりで、最終決定し施工へ。・・・・・・・施工完了後の写真は後編で。