ウッドで庭をリフォーム~八千代市~施工編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドフェンス, 一戸建て庭ウッドデッキ, 屋根付きウッドデッキ(サンテラスデッキ), 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2014年5月23日

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・・・・・・・イペの屋根付きウッドデッキの増設とウッドフェンスの見積もりを送付させていただいたのですが、数日後に・・・・・・

で、終了しました打ち合わせ編の続きで、千葉県八千代市の”ウッドで庭リフォーム”の施工編となります。

数日後にお電話いただいたお話は、
1)既設のウッドデッキも撤去して気に入ったイペ材で一体感のある大きなウッドデッキにしたい。!
2)実例写真集にあった、ちょっとデザインに凝ったウッドフェンスに変更したい!
3)フェンスの上部にフレームを付けて、タープを取り付けれるようにしたい!(現在オーニングがあるのだけれど、あまり役に立っていないそうです)

そして、送られてきましたファクス図面がコレ!

 

送られてきましたウッドデッキ平面

送られてきましたウッドデッキ平面

 

面積も大きくなった上、床は斜め張。
こいうう斜め張やヘリンボーン張りは商業施設や公共施設のテラスでは、以前よく施工したものですが・・・・・・・・・。
材料のロスも多く出る上、施工手間も直角に張るより掛かってしまうのですが、お客様は「このデザインでウッドデッキを作りたい。」

ウッドデッキを施工しない部分は、新たに植栽する庭全体の大改造に変更されたようです。・・・・・・ウッドデッキプランナーの私としましては、お客様のご要望・デザインに沿ってプランするのみです。

でも、この案で施工しますと庭のリフォームではなく完全にリノベーションですね。プランナーとしても楽しみになってきます!

このデザインでウッドデッキ&フェンスの完成図面を作成しまして、最終打ち合わせ、そして施工となりました。

 

上から見た斜め張デッキ1

上から見た斜め張デッキ1

 

斜め張ウッドデッキ

上から見た斜め張デッキ2

 

施工途中ですが、屋根が付く前にお客様の御好意で2階の部屋から写真を撮らせていただきました。

お客様がこだわった斜め張は、やっぱり一味違いますね~。

 

IMG_0692

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ウッドデッキ上で見ると、こんな感じです。板継ぎ部は、目地を交互にする千鳥張り(別名:りゃんこ張り)です。継ぎ目が揃う芋張りは設計も施工も簡単ですが、ここのところはテクノグリーンのこだわりです。
材料ロスを考慮しなければ設計は簡単なのですが、規格の寸法から板の割り付けを考えるのは、けっこうしんどい作業なんです。

 

お立ち台?

お立ち台?

 

ハイ、この台上で踊ります・・・・・そんな事はありません。丁度、腰かけられる高さに仕上げていますが何故ここに?

 

IMG_0707

下が門の所になっていて、他と同じ高さにすると通る時に頭がぶつかるので、一段高くしました。
そしてお客様が選ばれましたフェンスデザイン。テクノグリーン施工の横板フェンスでは最近これが一番多いような気がします。当初、単純な横ボーダーで考えていましたが、目隠し目的ではないのでこちらに変更。

屋根付ウッドデッキ画像

屋根もつきました

今回の屋根材は、スモークブラウンのポリカ波板。
初め、お客様は前面をすっきりさせたいとの理由で樋無しで施工しましたが、雨が前面フェンスに当たるので追加を。

 

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内側から屋根付き部分を見ますとこんな感じ。
物干し竿掛け金物もたくさん取り付け、念願の雨天時の物干しもこれでO・K。
タープ用フックも上部フレームに取り付け、これで夏場の暑さ対策もバッチリ!

 

ウッドデッキ上の立水栓画像

ウッドデッキ上の立水栓

ウッドデッキの外側に付けようか最後まで迷っていました木製立水栓はウッドデッキ上に。・・・・・こちらの方が使い勝手は格段に良いと思います。
水受けはオr-ブ色の陶器製。蛇口はホース専用も付いた二口タイプ。どちらも持参しましたカタログからお客様がお選びになりました。

 

隣家側フェンス

隣家側フェンス

隣家側の独立フェンス。こちらは前面フェンスより30cmくらい高くしています。こちらも上のフレームにはタープ用の金物を。

さぁ~、これで残りの空間へ造園屋さんに植樹していただくと”ウッデイガーデン”が完成します。楽しみですネ!

 

施工完了後、お客様から

「デッキのな斜め張のきれいな仕上がりや、おしゃれなフェンスにうっとりです。
希望の仕上がりに、ただ感激しております。図面を見て感激し、出来上がりを楽しみにしていました。

以前の庭よりも広く感じ、動線も良く、とても使い易くなりました。
朝カーテンを開けて、デッキを見るのが楽しみです。施工して頂いて本当に良かったです。職人さん方の技術にも感激しました。
契約まで何度も家まで、おいでいただきありがとうございました。」

——–こちらこそ素敵な庭へ蘇えさせる、お手伝いのご用命いただき、ありがとうございました。
昨年末にお電話いただいてから約4か月掛かりましたが、ご希望通りの庭を無事に引き渡せて一安心しています。——-

 

人工木では味わえない天然木材による”ウッディガーデン”に関するお問い合わせはこちらから。もちろん庭用ウッドデッキのみの方も。

ウッドで庭をリフォーム~八千代市~打ち合わせ編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 屋根付きウッドデッキ(サンテラスデッキ), 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2014年5月20日

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千葉県八千代市での庭リフォームの紹介です。もちろんウッドデッキ、ウッドフェンスから諸々を、ぜ~んぶイペを使って大改造させていただきました。

昨年末に、「電話ではやりたい事が全て伝えきれないので~」と。
確かにお伺いして、お庭を見せていただきながらご希望をお聞きしますと、電話じゃ無理なのがよ~く判りました。

それだけ色々とご希望が、たくさんあったのですが先ず初めに、

 

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1.こちらの和室前に屋根付きのウッドデッキを作り、雨の時も洗濯物を干せるようにしたい。・・・・・庭へ1度降りてからの作業は大変ですもんね。また外出時の急な雨には屋根付きは便利です。

2.金網フェンスを取り払いウッドフェンスにしたい。・・・・・・雰囲気は全く変わります。

隣家との目隠しフェンス

隣家との目隠しフェンス

 

3.数年前に設置した木製の目隠しフェンスですが、腐ってきて危ないので、取り外したい。・・・・・・確かに横板は柱に留めている部分が腐り何枚かは崩れてきていました。

 

既設のウッドデッキ

既設のウッドデッキ

 

4.リビング前にある家を建てた10年ほど前にハウスメーカーが施工したウッドデッキの階段部分が腐ってきているので取り外し、このウッドデッキと和室前に新設するウッドデッキと繋げて、リビングから洗濯干し作業が出来るようにしたい。

 

既設の外水栓

既設の外水栓

 

5.既設のウッドデッキ横にある外水栓も、もっと使いやすいようにしたい。・・・・・デッキの上に移動すれば使いやすくなります。ついでだから、ちょっとオシャレに!

と、打ち合わせをしながら、既設のウッドデッキをみていたらこのフェンスも腐っているじゃないですか!幕板も。

フェンス支柱

フェンス支柱

 

腐った束

腐った束

 

お客様は、よく使われる階段部分だけが腐ってきていると思っていたようですが、よくよく見ると床板を除くすべてに腐朽がみられこの束なんかは地面についている部分は完全に腐朽。ブラ下がっているだけ。何の役にも立っていません。
上の写真のフェンス支柱も大きくひび割れし、内部が腐ってきています。表面は大丈夫そうに見えるので素人の方はなかなか気が付きませんが、ゴムハンマーで叩くと「ボコボコ」と空洞化している音がします。

 

そこで、もう一度ウッドデッキ下も覗き込み点検したところ理由が判明。
床板のみは単板(木材を薄くスライスした物)に防腐処理をした後に貼合わせた集成材?ところが他の構造部材や手すり・階段部材はサザンイエローパインの無垢材に薬剤注入処理した普通の防腐注入木材でした。
これって、内部まで防腐剤が入ってないので、ひび割れたところから水が入り込み内部から腐ってきちゃうんです。

 

最近、他でもこのメーカーの同じような状況で腐っていたのを、見たことがあるんで直ぐに判りました。
この薄い単板に樹脂処理して積層する方法は、耐久性があるのは判るんですが、どうして構造材やフェンス&支柱の部材に床材と同じく単板を張り合わせたものを使わないんでしょうかね?
床板は簡単に取り替えが出来るので、本当は構造部分に腐りにくい材料を使う方が良いと、私なんかは思っちゃいますが・・・・・・。

 

ともあれ、床板は腐っていないので再利用、腐った階段を取り外して新設ウッドデッキと繋げる案としました。
当社へお電話いただく前に数社のエクステリア工事会社へも相談していたそうですが、どこも提案してきた材料は木粉入りの人工木材。
「アレって、自分の感覚には合わない。やっぱり天然の木材がイイ!」
お持ちしましたいろんなサンプルの中でイペを非常に気に入っていただき、材料はイペ材で決定。・・・・・・直接イペ材をみて触ってしまうと、ほとんどのお客様はイペを選んでしまいます。

——当社打ち合わせルームにはイペ、ウリン、クマル、マサランドゥーバ、、セランガンバツ、イタウバのハードウッド6種と人工木材数種のサンプルを常備していますので、お確かめになりたい方はご連絡を——

 

と、いうことでイペの屋根付きウッドデッキの増設とウッドフェンスの見積もりを送付させていただいたのですが、数日後に・・・・・・・この続きは施工編で。

4年で腐ったウッドデッキを~笠間市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2014年4月29日

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今回の紹介は茨城県笠間市での4年で腐った庭ウッドデッキの取り替え工事です。

お客様から、「ホ--ムページでの施工地域に笠間市は入っていないのですが、常磐道のインターからは近いので施工は可能でしょうか?」
3年前に工場を三郷に移転したのですがが、これが三郷のスマートインターチェンジのすぐ傍。従って茨城県の常磐道近傍であれば、距離があっても短時間で行けるようになった。・・・・・・だったのですが、ホームページの施工可能地域はそのまま。(近々?に修正予定のつもりです)

メールで、写真と新築時のウッドデッキもしっかり記入された図面を送付いただきました。

その文面には
「4年で、ビルダーさんに作ってもらった防腐剤、キシラデコールを塗った2×4材のウッドデッキは所々スカスカになってきました。特に、コースレッドで止めてある部分が。
ペンキを塗り直しても、腐った部分をはめなおしても、今後何年も修正を繰り返し切りが無いと言われ、全くその通りだと感じています。」と。

図面からの概算見積もりで仮ご注文をいただき、打ち合わせ・調査へ。
工場からは近いのですが、会社の事務所からはプラス40分。・・・・・・でも常磐道は渋滞が殆どないので、スイスイです。

 

広い庭のエントランスデッキ

広い庭のエントランスデッキ

 

ひろ~い庭に広いウッドデッキ。
アプローチはスロープのウッドデッキ。玄関前はフロントデッキ。それがリビング前のウッドデッキと繋がり一体化しています。約40㎡。

あと2~3軒、建てれそうな広さの庭です。・・・・・・これは、テクノグリーンの現場監督ワンコの「ユンボ」がドッグランをしてきそうだな・・・・・

ステップの腐朽

ステップの腐朽

 

このステップ部分の腐朽は、使用木材の問題もさることながら、施工方法にも問題ありでした。

 

木口の腐れ

木口の腐れ

 

床板の継ぎ部分での木口から腐っているのが一番多く見られます。
塗装でのメンテナンスで腐朽対策は、はっきり言って至難の技といわれるのは、このような木口ですとか、裏側、はてさて構造部分の根太・大引き・束の類は一度完全にバラさないと塗れないんですネ。

その上、こういう場所がまた渇きににくく腐りやすい。・・・・・・といって、塗装のたびにバラシ、再組立てを。(私しゃ、表面だけもしませんが)

お客様はバラシまではともかく、2回ほど塗っていたそうです。

「先日は資料サンプルを送っていただきありがとうございました。
 妻と内容を拝見し,貴社とその製品に間違いないとの直感を得ました。

我が家は平成21年9月に新築され,そのとき家と一緒に
ウッドデッキも地元のメーカーさんが作ってくれました。(現在はメーカーがあ
りません)
3年目くらいからキシラデコールの塗装が薄くなったので2回ほど自分で塗り
直しましたが,
また,次のシーズンにははげてきました。木材の反りやうきも始まりました。
4年目の昨年からは,ビスを打ってある場所の木材がぼろぼろし始め
場所によっては体重で沈むところもでてきました。危険ですよね。

親類のおじさんに相談したところ,穴が開いたところを2X4材でいくら直しても
4,5年で同じことになり,どんなに塗装や防腐剤を塗り直しても同じだ,という
アドバイスを聞いていたので,少し値が張っても専門業者さんにお願いした方が
賢いという考えに至りました。

そして,ウッドデッキのリフォームをネットで検索していたら,
御社にたどり着いたというわけです。」

いやぁ~、遠方よりたどり着いていただき、ありがとうございました。でもスイスイ常磐道でのドライブは快適で、あっという間でしたヨ。

それでは、取り替え工事後の写真から。

 

完成後の全体

完成後の全体

 

玄関前のウッドデッキは、ちょっと小さめにしてその代り1段のステップへ変更。その上に元からあったロートアイアン製のポストを取り付けて。

ちなみに今までのウッドデッキ廃材は、薪ストーブを使用してるのでその燃料として利用することに。産廃処理費の節約にもなり一石二鳥。

 

ウッドデッキスロープ

スロープ

 

今までと同じ場所にアプローチはスロープで。

 

リビング前のウッドデッキ画像

リビング前のウッドデッキ

 

 

R部分の拡大写真

R部分の拡大写真

 

 

リビング前のウッドデッキは設計段階では、この中央のR部分は無かったのですが、お客様のご要望にお応えしてその場で職人がチョイト作りました。

 

もう1か所のスロープ

もう1か所のスロープ

 

入口と反対方向にもう1か所のスロープを増設。こちらは薪を一輪車で運ぶためのスロープです。お話を伺って判ったんですが、一冬で使う薪の量って塑像以上で、手で運んでいたんでは間に合わないほどだそうです。・・・・・私は無理。

ところで写真左下へある三角形のデッキは?

 

西側の既存ウッドデッキ

西側の既存ウッドデッキ

 

このように建物を囲むように南側と西側にウッドデッキがあったのです!それを繋ぐように1段低くなった三角形のウッドデッキでした。
南側のウッドデッキの腐朽がひどく、今回リニュアール。西側はもう少し使えそうなので様子をみる事に。

新しくなった南側のウッドデッキはイペ製ですのでノーメンテナンスで10年保証しています。今年からはだいぶ楽になりますネ!

施工完了後にお客様から

「3日間(2日半)での施工は職人さんたちのおかげです。
大変ありがとうございました。ユンボ君もかわいかったです。」

やっぱり、ユンボはドッグランを楽しんできたんだナ!

解体もご注文いただいていたので、解体半日、施工2日の工程でした。初めはご自分で解体を考えていたようですが、40㎡を一人でするには・・・・・・・。
私は考えもしませんが、なんか今回の私コメントで”モノグサ”がばれてしまったようで——–

今回の紹介はこれで終了ですが、近いうちに同じ茨城県小美玉市のやはり腐ったウッドデッキの取り替え工事を紹介させていただきます。
・・・・・・茨城県は木材腐朽菌が多いのかな?