カーポートを外してウッドデッキを~習志野市~打ち合わせ編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:腐朽ウッドデッキの取り換え工事, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2013年4月13日

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前回(社員ワンコの紹介)で書きましたように、前回の投稿は今回、紹介させていただく為の序章でした。

昨年末に敷地図面、色々な角度から撮られました駐車場の写真をお持ちになり、ご夫婦で来社いただきました。

その時、ワンコ社員が飛び跳ね、飛びつき、顔を舐め廻すとういう荒業にも耐え忍んで相手をしていただきました。・・・・ちなみに、この行動は喜んだ時に出るので悪気は決してありませんが。

そんなお迎えの儀式も終わり、写真を拝見させていただきますと駐車場には立派な木製のパーゴラ風(屋根はついていない)がありました。

お話を聞きますと、3年前に分譲住宅を購入されたのですが、始めからこのカーポートは付いていたそうです。基礎も頑丈で梁も柱も太くて、これはこれで気に入っていたそうですが、腐朽が心配なのと庭が狭いので屋外空間をもっと確保したいので、駐車場上ウッドデッキを計画中との事でした。

翌週、当社が現地調査を行ったときの現地写真。

道路から見た木製カーポート画像

道路から見た木製カーポート

大型の車が余裕で入れれる大きな木製カーポートです。

正面から見たカーポート画像

カーポートを正面から

間口も広いですね。4mくらいあります。

カーポートの柱基礎画像

カーポートの柱基礎

厚さも充分にある鋼材で柱受けも製作されています。当然土間コンの下へ基礎が打設されているのでしょう。また腐朽対策もされた金物との留め方になっています。見事です。

頑丈な構造の木製カーポート画像

頑丈な構造の木製カーポート

この梁成もすごいですネ!40cmくらいあるんじゃないかな?家も無垢材がふんだんに使われていましたが、それと同じ断面の杉無垢材でこのカーポートも作られていました。

ただ残念な事には、使用木材が杉で防腐剤の注入もされていなく、塗装だけという事でした。お客様は毎年、上に登って塗装をしていたそうですが、不安になって当社へ来られました。

このまま腐朽の問題がなければ、柱も梁もそのまま使えるくらい構造上の強度はあったのですが・・・・・。

解体時に撮った写真です。

内部腐朽ヶ所画像

内部腐朽ヶ所

表面だけを毎年塗装しても、このように割れ部分か水が滲み込み、内部から腐ってきます。この現象は防腐剤を注入した木材でも断面が大きい場合には起こります。このように腐り始めている箇所が数ヶ所見つかりました。これらは表面からは全くみえなかったのですが・・・・。

ホゾ部分の腐朽画像

ホゾ部分の腐朽

解体時にいつも見られるホゾ部分の腐朽。いつも家を建ててる大工さんは、どうしてもこの仕口加工をしてしまうんですよね。

解体も終了し、いよいよ施工開始です。この続きは次回で紹介させていただきます。

駐車場上のウッドデッキが強風で~豊島区~施工編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキとテーブル&ベンチ, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2013年2月4日

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前回投稿の東京都豊島区駐車場上ウッドデッキの続きで施工編を紹介します。

前回投稿から、ちょっと間がありましたが、サボっていたわけではありません。施工完了後、お客様から「ウッドデッキは大満足の出来で、まさにグッドデッキ!で感激しています!同じ木材のイペ製ベンチを追加でお願いします」との事で、ベンチを製作し納入が終わりましたので、本日の紹介となってしまいました。

それでは新しくなった駐車場上ウッドデッキ。・・・・といっても古いウッドデッキは風で飛ばされ、なくなっていたので当時の写真と比べようがないですが。

新設のウッドデッキ正面から

新設のウッドデッキ正面から

写真じゃ、よくわからないかも知れませんが、前面道路の人通りがけっこう多く、視線が気にならないようにと、横ボーダーフェンスのすき間は床板から一枚目のみ20mmとし、あとは10mmすき間で仕上げています。

横板フェンスは目隠しには最適な作りで、自由にすき間や板幅を変えたりすることにより、いろんなデザインに仕上げる事もできるので、駐車場上デッキや2階建てウッドデッキではよくお選びいただいています。

左斜め下から

左斜め下から

ウッドデッキ内部

ウッドデッキ内部

床板は以前と同じ横張り、一枚板で。そしてお客様のご希望で、イペ材のみ可能なすき間無し施工

すき間無しといっても、天然の木材でのドン付き施工ですので、100%の防水にはなりません。・・・あしからず。ただ見た目はすき間があるスノコ状と違い、断然美しいです。そういえば、最近ほとんどの方が、この隙間無し施工希望ですね!

えっ、何故イペだけが、すき間無し施工ができるんだ?ッて。

良い質問です!それは雨に濡れた時の、いわゆる湿潤時膨潤率がイペは極端に低いので、すき間を作って施工しなくても大丈夫なんです!・・・・これもテクノグリーンが、イペ材をお薦めする理由のひとつです。

同じく内側から見たウッドデッキ画像

同じく内側から

フェンス側面の横板は内張りです。

またフェンス支柱は以前あったのとは違い、腐りやすいホゾ加工無しで建てています。10年保証するために。

出し窓からは段差無く

掃き出し窓からは段差無く

一時的に室外機は取り外していただいて施工しました。これで完了しましたので、再設置をどうぞ。

ということで、ウッドデッキは引渡し。数日後に追加注文をいただきましたベンチを納入。

イペ製背なしベンチ

背なしベンチ

室外機の再設置は終了してました。

今回オーダーサイズで製作しました背なしベンチ。あまり邪魔にならないように、通常サイズより小さく作っています。横幅は120cmです。ふたり仲良く座るには丁度いいかも!

納入後まもなく、お客様から連絡いただきました。

「ウッドデッキとベンチ最高です。前のデッキが壊れたのは災難でしたが、より良い物になって毎日ニコニコです!」

今回の紹介はこれで終了。

このような今までの駐車場上のウッドデッキが腐ってきたので、取り替えたい!とか新しく駐車場の上にウッドデッキをご検討の方はこちらからお問い合わせください。

駐車場上のウッドデッキが強風で~豊島区~調査編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:腐朽ウッドデッキの取り換え工事, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2013年1月31日

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昨年末、駐車場上ウッドデッキの資料を送っていた豊島区のお客様から、「年明け早々に打ち合わせに来て欲しいんですけど」と、現況の駐車場上のウッドデッキ?の写真を添付されたメールをいただきました。

それがコレ!

送られてきた正面からの写真

送られてきた正面からの写真

下の鉄骨だけで上のウッド部分が、ありません。

送られてきた上からの写真

送られてきた上からの写真

部屋の中からの写真。かろうじて床板4枚くらいが残っています。

このウッドデッキは2階リビングの正面に位置しています。

送られてきた写真と概寸から、この鉄骨は再利用する前提での概算見積もりをお送りして、さっそく正月明けに採寸と調査へ。

これからの写真は当社が撮ったものです。

左斜め下から

左斜め下から

右斜め下から

右斜め下から

ん~。どこから見ても、やっぱりウッドデッキはみつかりません。何処へいったのでしょう?

残った床板と室外機

残った床板と室外機

このように、室外機を載せて置くスペースを除き、すっかりウッドデッキはなくなっていました。

当たり前ですが、元は全部デッキになっていたし、周りはフェンスも付いていたそうです。おかげで解体の手間はほとんど掛かりません。

お客様からお話をお伺いすると、「6年ほど前にこの駐車場上ウッドデッキ付きの新築分譲住宅を購入され、ずぅ~っと気に入って使っていたんですが・・・・・・昨年9月の台風で・・・・・。」

どうも、フェンス部分が倒壊し、それに引きずられるようにウッドデッキの床も壊れて下へ落ちてしまったようです。

残存している木材と鉄骨の加工具合、お客様からのお話から「こんな形でフェンスの柱と土台が加工されていませんでしたか?」と簡単な絵を書いてお聞きすると、「その通りです!」

やはり想像していた通りの最悪の禁止手の仕口で施工していたようです。

このブログでも何度か紹介しています、ホゾ加工です。雨が掛かる場所では絶対に行なってはいけない土台へのホゾ穴を開けていたようです。そしてやはり施工したのは、家を建てた大工さんだったそうです。・・・・この施工では耐久性のあるハードウッドでも腐朽は早まります。これが防腐注入木材だったのでは尚更です。

こちらのウッドデッキは下部構造は鉄骨で上の木部だけの倒壊、下へ落下しても人的にも物損の被害が、なかったそうで不幸中の幸いでした。

テクノグリーンでもよく手がけていますが、オール木の駐車場上ウッドデッキ。そう柱から梁まで木材で施工するのですが、この柱を建てるにあたり駐車場の土間に土台を這わせて、ホゾ加工で柱を建てているウッドデッキも見かけますが・・・・これは怖い。

ついでにホゾ部が腐るのは内部からなので、見た目にはなかなか判りにくいという代物です。調査するには柱を外す?なんて訳にはいかないので、ゴムハンマーで叩いてみれば他のところと違う「ボゴッ」という空洞化した音がしますので、それで確認するのが一番です。私も調査の時はこの方法を採っています。

また話がそれてしまいました。元に戻して。

お客様は、壊れてから早々に建てた工務店に連絡を取ろうとしたそうですが、数年前に倒産。そこで近場のリフォーム店や外構工事店に見積もりを依頼したそうですが、なかなか見積もりが出なかったり、話がトンチンカンだったりで、信用できなくなって当社へご依頼いただいたようです。・・・・・特段、腐ったウッドデッキのやり直し専門ではないんですが、どうも、それらしく思われたようなのかな?

お客様はせっかく作り直すのだからと、今までのフェンスとは高さやデザインを少し変えてのご注文となりました。当然、木材は10年保証付きのイペで。

そして状況が状況なので、なんとか少しでも早めの施工ということで・・・・・施工編は次回へ続く。